【建設業経理士1級:財務諸表対策】暗記量の多い財務諸表の特徴・対策方法等まとめ

どうもみなさんこんにちは、Flybirdです。

皆さんご存じの通り、建設業経理検定1級は、「財務諸表」「財務分析」「原価計算」の3つの科目があり、3つの試験に合格して初めて、「建設業経理士1級」の資格が与えられます。

3科目の中でも、財務諸表は比較的難易度が高く、苦戦する方もいらっしゃるのではないでしょうか。

私は、第25回(2019年3月)の「1級:財務諸表」試験独学一発合格することが出来ました。

そんな私が、本記事にて、財務諸表の以下のポイントをまとめました。

  • 科目の特徴
  • 過去問の傾向
  • 設問別の対策方法
  • おすすめテキスト・電卓・予備校 など

財務諸表の合格を目指す方にとって必読の内容となっておりますので、是非ご覧ください。

目次

難易度:3科目の中で中間

財務諸表は原価計算よりも簡単ですが、財務分析よりは難しく、ちょうど中間の難易度です。ただ、合格率が低い年もあります。

財務諸表を難しくさせる要因は、以下の2つにあると考えられます。

暗記量が多い(=試験範囲が広い)

財務諸表の場合、沢山の勘定項目を理解する必要があります。数にすると100個程度はありますので、単純に暗記量が多いです。

そして、「JV会計」や、「ヘッジ会計」等の複雑な仕訳処理が問われる年もあり、その場合は生半可な知識だけでは太刀打ちできません。

難問が出題される

「財務諸表」では難易度の高い問題が出題されます。例えば、第1~5問中「第3問」は「〇×問題」に関して、私がメインに使っていた「スッキリシリーズ」テキストには記載されていない範囲から出題されることがよくあります。

「公式テキスト」には記載されているのかもしれませんが、普段の学習に用いている人は少ないと思われます。

また、「第5問」は精算表を完成させる問題が決まって出題されますが、純利益法人税等調整額の欄にも配点がされています。1つでも仕訳処理を間違えると、この「純利益」や「法人税等調整額」も数字が合わなくなります。

つまり、1つ計算を間違えると、連鎖的に他の欄も間違えてしまうという出題形式になってあります。(センター試験の数学のような感じ。)

正直な話、合格には多少の運も絡むのでは?と思っています。

過去問の出題傾向

出題範囲

以下の表にて、直近5回分の設問別の出題範囲をまとめてみました。

受験回第30回
(2022年3月)
第31回
(2022年9月)
第32回
(2023年3月)
第33回
(2023年9月)
第34回
(2024年3月)
第1問
(20点)
退職給付会計費用概念工事進行基準偶発債務長期前払費用と
繰延資産の
類似点・相違点
第2問
(14点)
費用および
費用配分
資産概念負債棚卸資産
固定資産
費用および
費用配分
第3問
(16点)
会計処理会計処理会計処理会計処理会計処理
第4問
(14点)
リース取引ヘッジ会計JV会計株主資本等
変動計算書
連結財務諸表
第5問
(36点)
精算表精算表精算表精算表精算表

出題形式

  1. 第1問:記述式
  2. 第2問:多肢選択式
  3. 第3問:2択選択式
  4. 第4問:特に決まりなし
  5. 第5問:精算表の作成

設業経理士試験の出題形式は基本的に固定されているので、見たことのない問題が本番出題されて焦ることはないように思います。(財務諸表に限らず、他の科目も同様です。)

本番の設問別の得点目標

私の主観になりますが、各設問の難易度比較は以下になります。

 第1問 = 第3問 > 第2問 = 第4問 = 第5問 

設問別の難易度や配点から考慮して、以下のように得点するのが理想です。

設問配点目標点得点割合
第1問20420%
第2問1410約70%
第3問1610約60%
第4問1414100%
第5問3636100%
合計10074※合格点70点

各設問別の対策方法

出題形式が固定されていることもあり、設問別に対策をするのが効果的のように思います。本記事では、設問ごとの勉強・対策方法をまとめてみました。

第1問

財務分析や原価計算と同じく、第1問は記述問題となっております。他の科目同様、第1問は捨ててよいです。

なぜなら、記述問題を対策しようとするとコスパが悪いからです。

財務諸表の第1問では文言の定義を聞く問題が多く出題されます。高得点を取るためには「暗記」よりも「仕訳処理」を重視すべきである以上、暗記に多くの時間を割く必要はないように思います。

ちなみに、私が受験した第25回試験(2019年3月)は「偶発債務とは何か」という全く学習したことのない問題が出題されました。第1問では、部分点すらもらえていない可能性が高いですが、第2~5問で70点以上取れていたため、無事合格出来てました。捨てる勇気」も必要かもしれません。

ただ、対策は不要とはいっても、書けば何かしら部分点がもらえる可能性は高いので、本番では全く白紙というのは避け、分かる範囲でいいのでとにかく何か書いてみましょう。

第2問

多肢選択式という出題形式ではありますが、日本語のニュアンス的に考えると、それらしき選択肢を絞った上で回答できるので、難易度はそこまで高いわけではありません。ただ、何問かは難易度の高い問題が出題されるため、満点を取るのは難しいです。

約70%(14点中10点)くらいを目安に得点したいですね。

第3問

第3問の会計処理では、細かい知識が問われます。難易度は高く、得点しづらい分野です。

ただ、第3問は、「A」か「B」の2択問題のため、内容が全く分からなくて半分程度は得点できます。
明らかにNGな会計処理問題は難易度が低いことを考慮し、約60%(16点中10点)を目安にしましょう。

なお、2択問題のため、第3問用の特段の学習は不要です。

第4問

合格するためには、是非第4問は満点を狙いましょう!

出題傾向として、「JV会計」「連結財務諸表」「株主資本等変動計算書」「減価償却」「リース取引」などの問題が5年~10年の周期で繰り返し出題されています。過去問の出題範囲からある程度ヤマを張れるので、出題問題を予想して対策しましょう。

2024年9月の第35回試験は、「リース取引」「減価償却」の出題可能性が高いです!

第5問

配点が高い第5問も、是非とも満点を取りたいです。

上述の通り、第5問はミスが連鎖する出題形式になっているので、とにかく計算ミスには注意してください。

仕訳自体は毎年同じ形式で出題されることが多いため、過去問で解き方まで正確に理解しておきましょう。

配点の高い第5問で満点を取れるかどうかが、合格できるかどうかの一番のポイントです。

おすすめの財務諸表の勉強法

①テキストなどで知識を「インプット」

上述の通り、他科目と比較すると、財務諸表は暗記項目が多いので、インプットが大変です。

この点、記述式や会計原則で高得点を目指そうとすると、細かいところまで暗記する必要が生じてしまいます。

「コスパ良く」合格するには、まず各勘定科目の暗記+仕訳処理の暗記から始めましょう。

②ひたすら過去問を解いて「アウトプット」(=傾向を確認)

財務諸表に限らず、建設業経理検定は、出題形式がほぼ変わらないため、とにかく過去問を解く学習が効果的です。

過去問を繰り返し解いて、本番の試験形式に慣れておきましょう。

補足:おすすめのテキスト・予備校・電卓

以下、補足として、おすすめのテキスト・予備校・電卓を紹介しておきます。

おすすめテキスト

「基本テキスト」「問題集」「過去問集」のおすすめ計3冊をそれぞれ掲載しておきます。

スッキリわかる建設業経理士1級 財務諸表 第3版(TAC)

試験に必要な知識が身に付く「基本テキスト」は、このテキストがおススメす。
定番ではありますが、内容が分かりやすいです。

スッキリとける問題集 建設業経理士1級 財務諸表 第4版(TAC)

問題集が必要であれば、ほぼこのテキスト1択になります。

よくわかる簿記シリーズ 合格するための過去問題集 建設業経理士1級 財務諸表 第5版(TAC)

過去問集を購入したい場合は、ほぼこのテキスト1択になります。

その他、テキストに関するレビュー記事は↓

おすすめ予備校

予備校は、Net-schoolがおススメです。

標準コース:税込45,500円(※Net-school初受講・教材未購入の場合)
直前対策コース:税込25,600円(教材未購入の場合)

その他予備校講座の比較は、↓記事をご参照ください。

おすすめ電卓

CASIOJS-20WKAがおススメです。(個人的には、カラーは「ゴールド」が好きです。)

その他の電卓については、↓記事をご参照ください。

まとめ:第4問、第5問で満点を取れるように、勉強を始めましょう。

はい、いかがでしたでしょうか。

設問別にみて、配点が高くて難易度の低い「第5問」満点を狙うと、合格がぐっと近まります。
また、過去問の傾向から出題は読みやすく、比較的難易度の低い第4問も、点数の稼ぎどころです。

本番で設問ごとに点数を取っていくかをイメージしつつ、日頃の学習に取り組みましょう。

※他2科目(財務分析・原価計算)対策に関する記事は↓から!

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