どうもみなさんこんにちは、Flybirdです。
宅建試験に向けて独学で勉強を始める場合、「テキスト選び」が非常に大事になります。自分のお気に入りのテキストで学習できれば、学習効率も上がりますね。
しかし、宅建の市販のテキストの種類は膨大にあります。いざテキストを選ぼうとしても、どのテキストを選べば良いか、分からなくなってしまいがちです。
私は、2021年度の宅建試験に独学で臨みましたが、当初はテキスト選びに苦労した経験があります。自分に合ったテキストを選んで学習した結果、宅建試験に1発合格することが出来ました。(合格体験記はこちら)
そんな私が本記事で、おすすめの宅建テキスト8冊と、各テキストの特徴について解説します。テキスト選びに悩む方の参考になれば幸いです。
おすすめの基本テキスト8冊を比較
数ある市販テキストうち、私がおすすめできるテキストは以下の8冊です。各テキストの特徴を比較してみました。
タイトル | ![]() トリセツ | ![]() わかって合格る | ![]() きほんの教科書 | ![]() 史上最強の テキスト | ![]() パーフェクト 宅建士 | ![]() みんなが 欲しかった! | ![]() 出る順 | ![]() らくらく宅建塾 |
オススメ度 | Aランク | Aランク | Aランク | Aランク | Bランク | Bランク | Bランク | Bランク |
カラー | フルカラー | フルカラー | フルカラー | フルカラー | 2色刷り | フルカラー | 2色刷り | 2色刷り |
分冊 | 可(4分冊) | 可(4分冊) | 可(4分冊) | 不可 | 不可 | 可(3分冊) | ※3分冊構成 | 不可 |
電子書籍 | あり | なし | なし | なし | なし | あり | あり | あり |
内容 | バランス型 | バランス型 | バランス型 | 文章型 | バランス型 | 図解型 | 文章型 | 文章型 |
ページ数 | 619p | 772p | 744p | 653p | 685p | 652p | 計1222p | 532p |
こんな方に おすすめ | 万人におすすめ! | バランスの良い テキストが欲しい! | カラー多めの テキストが欲しい! | 出題カバー率の 高いテキストが 欲しい! | 公式に近い テキストが欲しい! | イラストや図が 多めのテキスト が欲しい! | 情報量の多い テキストが 欲しい! | 語呂合わせで 暗記したい! |
詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
本記事に掲載していないテキストは、Cランクという扱いにさせて頂きます。
テキストの種類と選び方
宅建のテキストの種類はたくさんありますが、大きく以下の4種類に分けられます。
- 基本テキスト・参考書
- 問題集(一問一答集)
- 過去問題集
- 予想問題集
黄のアンダーラインの教材がインプット教材、オレンジのアンダーラインの教材がアウトプット教材です。
学習を始めるにあたり、まず必要となるのが「基本テキスト・参考書」なので、基本テキスト・参考書選びが一番重要です。はじめに「基本テキスト・参考書」の内容・レイアウトを見て、自分に合うかどうか判断しましょう。
各テキストを詳細に解説
各テキストのレイアウト、メリット・デメリット、ランク付けの理由について、以下詳しく見ていきましょう。
2023年版 宅建士 合格のトリセツ 基本テキスト(LEC)


amazon商品ページより
ぶっちぎりの《宅建約30年分》の過去問分析力!
高い合格実績が自慢の《資格の総合スクール LEC》
そのLECから、法律初学者・宅建初学者に向けて丁寧に企画編集し、完成したのが 『合格のトリセツ』 シリーズです。
解説はとことんやさしい文章をこころがけ、難解な知識は図解イラストでイメージしやすい構成にしました。
初学者にありがちなつまずきの原因を取りはらい、学習内容・デザインともにこだわり抜いたテキストだから、スピーディに合格レベルへ到達!!
2023年度も《合格のLEC》が合格のGOALまで導きます。
■購入者特典
【1】 無料講義動画を多数提供
【2】 スマホ対応一問一答
【3】 学習応援キャラふせんセット
【4】 インターネット情報提供サービス
■本書の魅力
【1】 《豊富な図解とイラスト》
見慣れない用語もやさしく解説。
【2】 《分冊セパレートタイプ》
持ち運びに便利! いつでもどこでも学習可能。
【3】 《法律に強いLEC》
難しい法律用語や民法も抜群に読みやすい。
【4】 《インデックスシール付録》
スイスイ検索! 自分仕様のテキストにチェンジ。
【5】 《過去問もしっかり掲載》
読んだらすぐアウトプットが合格の鉄則。
■ シリーズ3冊で学べば効果絶大◎
『基本テキスト』『厳選分野別過去問題集』
『頻出一問一答式過去問題集』はシリーズで提携。
問題集→テキストにリンクつき。
■インターネット情報提供サービス
最新《法改正情報・宅建NEWS(統計情報)》を無料配信。《LECのMyページ》 を登録して、今すぐ《最新の情報》 を手に入れましょう。
大手予備校のLECから出版されている「トリセツ」シリーズの基本テキストです。
私は、本テキストを使って、2021年度宅建試験に合格できました。
フルカラー印刷で、ビジュアル的にも見やすいです。また、ペンギンなどのキャラクターが登場し、例えば「詐欺」や「錯誤」について、具体的事例(「この土地は値上がりするから〜」)を用いながら説明してくれます。具体例を用いた説明のおかげで、初学者にとっても分かりやすい内容になっています。
基本テキスト自体は分厚いですが、4冊に分冊可能なので、持ち運びもしやすいです。また「Amazon Kindle」や「楽天Kobo」などの電子書籍版が出版されており、携帯性は抜群です。
デメリットを挙げるとすれば、比較的コンパクトなテキストである分、情報量がやや少ない点です。本番では、本テキストに記載されていない問題が出題される場合があります。
もっとも、本番では初見の問題が出題されることはよくあり、満点を取ることはできなくても合格することは可能です。本テキストに掲載されている事項を理解できれば、合格に必要な知識は十分に身に付きます。足りないと思った情報は、テキストへ書き込みをすればOKです。テキストの使い方次第でカバーできるので、大きなデメリットではありません。
この基本テキストを選んだ場合、必要に応じて、同シリーズの「問題集(過去問題集)」、「一問一答集」と「予想問題集」を購入しましょう。



2023年度版 わかって合格(うか)る宅建士 基本テキスト (TAC)


「わかって」「合格る」=《わかうか》は宅建士試験に立ち向かうみなさんの、最強の味方です!
amazon商品ページより
日々勉強を続け、迎えた宅建士試験当日。
会場では、多くの方が絶対に合格を得ようとぎりぎりまで本を開いています。
そんな張り詰めた空気の中で行われる試験で、みなさんが最後に唯一頼れるものはなんでしょうか?
それは、「しっかりとした理解に裏付けされ、頭に刻み込まれた知識」です。
宅建士試験ではさまざまな角度から問題が出されるため、丸暗記した知識では、本番であまり役立たないことも多いと思います。
ですが、理解をともなった知識は違います。そうした知識は、会場の緊張感に負けず、受験者の方を悩ます問題に負けず、「合格点まで着々と正解を重ねていくための力」となります。
本書『わかって合格る宅建士 基本テキスト』には、TACが長い間積み上げてきた
合格のために必要なことのすべてが盛り込まれています。
必要不可欠な知識を厳選し、
「なぜそうなるのか?」「どうしてこういう結論に達するのか?」
をはじめての方にもわかりやすく、丁寧に記載しました。
ただ暗記した、過去問を解いただけでは歯が立たない問題にも、
真の理解をもとにした知識があれば、
自信をもって立ち向かうことができます。
本書とともに2023年度の宅建士試験に臨まれたみなさんが、
合格を勝ち取られることを心からお祈りします!
【本書の特長】
◆大切なところがぱっと見てわかるオールカラー
暗記に便利な赤シート対応です。
◆過去12年間の本試験出題箇所にはアンダーラインと出題年度表示
どこが出たかが一目瞭然のため、
学習初期から直前期まで絶大な力を発揮します。
◆全体像がすばやく把握できる『基本テーマ32』&各分野の『傾向と対策』
効果的に学び、合格するためには、
まず試験でなにが問われるかを知ることが大切です。
◆著者の『ひとこと』
理解を深めるヒントが満載ですので、
はじめての方でも「なるほど!」と納得して読み進められます。
◆“わかって合格る”ための豊富なコーナー
重要ポイントをまとめた『試験に出る! POINT整理』、
試験で頻出の問題を事例として使って学ぶ『出題される具体例』などで、
いっそうの理解を手助けします。
◆どこでも手軽に学習
持ち運びに便利な4分冊形式です。
大手予備校のTACから出版されている基本テキストです。
本テキストもフルカラー印刷で、ビジュアル的に見やすいです。「同時履行の抗弁権」や「登記の移転」などの重要ワードには赤字の下線には赤字を引き、重要項目には「重要マーク」、その他図を用いた内容説明・キャクターのコメントなど、メリハリをつけて内容を説明しています。シンプルなレイアウトで、誰にとっても分かりやすい内容です。
また、このテキストも4冊に分冊可能で、持ち運びしやすいです。
デメリットとしては、内容を丁寧に説明し、ボリュームも700p程度あるため、初学者の場合通読に一苦労します。もっとも、丁寧に内容を説明していることの裏返しとも言えます。テキストを読み終えた頃には実力がかなりついているので、根気強く読むことをオススメします。
このテキストに掲載されている事項を理解できれば、合格に必要な知識は十分に身に付きます。
この基本テキストを選んだ場合、必要に応じて、同シリーズの「一問一答集」、「過去問題集(分野別)」、「過去問題集(年度別)」と「予想問題集」を購入しましょう。




2023年版 ユーキャンの宅建士 きほんの教科書(ユーキャン)


≪一発合格に導く基本テキスト≫
30年分の試験分析から最短合格に必要な知識をググっと凝縮!イメージが湧く導入で学びをサポートします。
amazon商品ページ
見やすいフルカラーにいつでもどこでも学習できる便利な4分冊!さらに豪華付録【でるとこ論点帖100】で試験直前まで重要論点を確認できます。これで難化傾向の試験も怖くない!
-おもな特長-
◆イメージが湧くから主体的に学べる!
わかりやすい本文解説と豊富な具体例で、難しい法律の内容がイメージで理解できます。
また、各レッスンのイントロダクションや、たくさんのイラスト・図解が学習をサポートします。
◆独学でも安心の補足コンテンツが満載!
経験豊かな執筆陣による誌上講義のようなアドバイスが満載なので、独学のモヤモヤをすっきり解決してくれます。
◆学習優先度を表示
論点別の優先度がわかるので、得点に直結する学習が可能です。
◆姉妹書との完全リンクで問題演習もバッチリ!
『きほんの問題集』へのリンクつきなので、スムーズに問題演習に移ることができます。
◆持ち運びに便利な4分冊
問題集と対応した分冊型なので、科目ごとに持ち運べて便利です!
様々な資格講座を提供しているユーキャンも、宅建用のテキストを出版しています。
本テキストの場合、各単元の前にIntroductionがあり、あらかじめ各項目ごとの学習ポイントを確認した上で内容の説明に入ります。初学者のためになるテキスト構成になっています。
重要箇所には、赤字または黄色マークが引かれているので、重要ポイントが分かります。また、赤字部分は赤字シートで隠すことができ、赤シートを用いた学習が可能です。暗記が苦手な方にはおすすめできます。
デメリットとして、全体的にカラーが豊富で赤字部分も濃いため、人によっては目がチカチカして使いづらく感じる点です。
好みが分かれる一冊ですが、カラーに富んでいて、特に初学者用のためのテキストという特徴を評価し、私としては評価を高めにしています。
この基本テキストを選んだ場合、必要に応じて、同シリーズの「問題集」、「過去問題集」、「一問一答集」を購入しましょう。



2023年版 史上最強の宅建士テキスト(オフィス海)


高いカバー率で最短・最速で合格へ!
amzon商品ページより
「出るところを確実に覚えたい」
「対策本を丸暗記したけど、解けない問題がある」
そんな声に応える工夫が満載!
■試験に出る問題の97.3%をカバー!(過去3回平均)
宅建士試験のカバー率を実測した唯一のテキストです。過去問を徹底的に分析し、高いカバー率を実現。
正解するために必要な知識を効率的に抽出してあります。
■覚えやすく工夫された紙面
出題される知識を赤い下線と太字で強調してあるので、紙面の「どこ」を覚えればよいのかが一目でわかります。
また、カラー図解+イラストを使った解説でわかりやすいのはもちろん、視覚的にも記憶に残りやすくなっています。
■親切な側注で、用語の意味を調べる手間は不要!
初出の専門用語・法律用語を側注でそのつど解説しているので、意味を確認しながら学習を進めることができます。
■テキストを読んだ後は、過去問で実力アップ!
テーマ別に一問一答形式で過去問題を掲載してあります。
また、実力チェックに最適な良問をまとめた別冊「過去問SELECT50」付き。
著者名の「オフィス海」さんは聞き慣れないかもしれませんが、様々な資格対策本で有名な「史上最強」シリーズを出版している方です。
このテキストもフルカラー印刷です。重要箇所には赤字下線や黄色マーク等の記載があります。頻出ポイントには「出る!」マークが付けられています。また、コメント部分は緑字、出る!マークは赤字で記載されるなど、フルカラーテキストという特徴を最大限に活かしたレイアウトになっています。フルカラー印刷ですが、各色が濃くないので目がチカチカすることはないです。ビジュアルだけだと本テキストが1番見やすいです。
また、本テキストは、試験の出題カバー率も高いようです。(テキスト表紙によると、出題カバー率97.3%とのこと。)本テキストの内容を理解できていれば、合格できることになります。
デメリットとして、分冊となっておらず、持ち運びがしにくいことです。この点は、改善してほしいところですね。その他、特に気になるデメリットはありません。本テキストが合わない人はいないのではないでしょうか。悩んだら、本テキストを選んでおけば問題ないです。
この基本テキストを選んだ場合、必要に応じて、同シリーズの「問題集」を購入しましょう。

2023年 パーフェクト宅建士 基本書(住宅新報出版)


やさしいだけじゃない、合格に直結するホンモノの力が身に付く。
amazon商品ページより
不動産業界会員数10万社!「(公社)全国宅地建物取引業協会連合会」推薦の宅建学習書です。
【本書の特徴】
●「読みやすさ」にトコトンこだわった内容で、ストレスなく、初学者でもスーッと読めてグングン理解度がアップする生講義スタイル(「ですます」調)、本書に沿って読み進めれば、内容が自然にスーッと頭に入ってきます!
●『ウォームアップ』コラムを設置
権利関係の民法など制度趣旨をはじめに理解しておけば、その後の知識のインプットもスムーズです。
●宅建本試験の傾向を徹底的に分析した『データ』
テーマ単位で「直近12年間の出題実績+その章の実戦的な攻略法」は効率的な学習に役立ちます。
●アウトプット学習につながる基礎力養成
重要かつ今年度ねらわれやすいテーマに加え、過去に出題されたポイントもできるかぎり網羅し、詳細に解説しました。
・重要知識がビジュアルでわかる!
コンパクトに見やすくまとめた「図表」を豊富に収載。また試験で狙われやすい
テーマは『重要度』4段階でアイコン表示し、記憶に直結させます。
★シリーズ「過去問12年間」「分野別過去問題集」とのリンク学習がおすすめ。
住宅新報が出版しているテキストです。
テキストの帯の記載の通り、全宅連が推薦していることもあり、本テキストはほぼ「公式テキスト」という扱いになります。ですので、試験には本テキストの内容から出題される、と思っていただいてOKです。公式テキストを用いて学習したい方には、このテキストがベストです。
「全宅連」とは…各都道府県の宅建協会の全国組織のことを指します。(正式名称は、「公益社団法人全国宅地建物取引業協会連合会」)
必要に応じ図表を挿入することで内容を説明しており、また重要ポイントには赤字マークやメモが付されており、メリハリと付けた学習が可能です。シンプルなレイアウトで、誰にとっても分かりやすい内容です。
デメリットとしては、赤白2色刷りで、フルカラー印刷のテキストではない点です。(フルカラー印刷ではないのでBランク扱いとさせて頂きました。)もっとも、フルカラーでないからといっても見ずらいわけではなく、むしろフルカラー印刷が合わない方にはおすすめできます。
この基本テキストを選んだ場合、必要に応じて、同シリーズの「一問一答集」、「過去問題集(分野別)」、「過去問題集(年度別)」と「予想問題集」を購入しましょう。




みんなが欲しかった!宅建の教科書 2023年度(TAC)


本書は、宅建士受験用テキストの歴史を変える、「パッと見てわかるフルカラーテキスト」です。
魔法のようによくわかる教科書で、宅建士試験合格を目指しましょう!【本書の特長】
・シンプルで読みやすい「本文」
論点をやさしい言葉でわかりやすくまとめ、文字量をできる限り少なくしました。
「法律用語」はかみ砕いた表現を用いたり、補足説明をつけたりすることで、初学者でも理解しやすい解説を実現しています。・はじめに各セクションの全体像をチェック
各単元(セクション)のはじめに、その単元で学習する内容を視覚的にまとめたページを設けました。
はじめに論点の全体像をつかむことによって、学習効果がグンと高まります。・「板書」で理解を確実なものに
フルカラーの図解やイラストを用いて、重要ポイントや分かりにくいポイントを徹底的に整理しました。
苦手な論点は「本文」とセットで学習しましょう。・「ひとこと」で合格に近づく
本文を理解するためのヒントや用語の意味、応用知識など補足情報を「ひとこと」に掲載。
プラスアルファの知識で、一段と理解が深まります。・その場で問題演習できる「例題」
本文を読んで基本的な知識を身に付けたら、すぐに問題演習ができるように「例題」を豊富に設けました。
重要論点・頻出論点・ひっかけ等、受験生の実力アップに役立つ問題を厳選しています。・写真を見て学ぶ「巻頭企画」
最初は理解しにくい「用途地域」と「補助的地域地区」について、現地の写真を見てイメージを膨らませることができます。・本文は、抜き取り可能な3分冊構成
宅建士のテキストは分厚くて重たいですよね。
本書は、「宅建業法」「権利関係」「法令上の制限、税・その他」の3分冊に取り外し可能。持ち運びや日々の学習に大変便利です。・いつでもどこでも問題演習ができる、スマホ学習対応
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本書に掲載されている「例題」に加えて、「一問一答 基本問題100問」がスマホで確認できます。
移動時間やスキマ時間を使って、何度でも問題演習を繰り返しましょう。
この「みんなが欲しかった!」シリーズは有名ですね。著者の「滝澤ななみ」さんは、日商簿記用テキストの「すっきりシリーズ」を出版されており、そちらも有名です。
この本の特徴としては、フルカラーで、図表・イラストをたくさん用いられていることです。ビジュアル的に読みやすく、文章を読むのに抵抗のある方でも難なく読み進めることができます。
また、分冊も出来て、電子書籍も出版されていることから、携帯性も抜群です。
注意点として、図表内の手書きフォント部分に好みが分かれます。個人的には、手書きフォントが読みづらく感じます。なのでTAC書籍ですと、上記で紹介した「わかって合格る」テキストの方がおすすめできます。(もっとも、気にならない人の方が多いと思います。)
手書きフォント部分が気にならない場合、使いやすいのでおすすめできるテキストです。
この基本テキストを選んだ場合、必要に応じて、同シリーズの「問題集」、「一問一答集」、「過去問題集(年度別)」と「予想問題集」を購入しましょう。




2023年版 出る順 宅建士 合格テキスト(LEC)




=本書の特長=
amazon商品ページより
宅建士受験者から支持され続けるロングセラー『出る順シリーズ』!
本書は、難易度の高い問題にも揺るがぬ力がつくよう、随一の知識量で、宅建士試験で問われる学習範囲を解説したテキストです。
試験挑戦がはじめての方から、リベンジ受験に挑む方にまで使いやすいよう、随所に工夫をこらしています。
○2023年の法改正フォロー!
2023年試験に対応できるよう、改正部分の知識もしっかり解説。
試験に向け、安心してお使いいただける内容に更新されています。
○学習の進め方がわかるポイント解説!
何を学ぶのか?が一目瞭然。冒頭部分の「学習内容のポイント」で、出題傾向に合わせた勉強方法のアドバイスをまとめています。
○試験頻出箇所がわかる、重要度ランク表記!
試験で問われやすい箇所がわかる、重要度ランク(A・B・C)を表示。
各単元の、過去10年間の出題データ(頻度)もあわせて掲載しています。
○その場で本試験に挑戦!理解定着を確認できる、関連過去問を収録!
より理解を深め、知識を定着させられるよう、説明内容に関連ある、過去に出題のあった本試験問題を掲載しています。
○より深い知識・法令知識をプラスアルファ!重要条文を記載。
本文に関係する、法律の重要条文を要所に掲載。
法律における記載と、本文の知識を照らし合わせることで、より深い理解に役立ちます。
○さらなる問題演習に使いやすい!同シリーズ問題集と提携しています。
宅建士学習のカナメとなる過去問演習がすぐできるよう、同シリーズの『ウォーク問過去問題集』の該当ページを本書に記載。
『ウォーク問過去問題集』と併用することで、すぐに復習・演習がしやすくなり、より効率的に学習出来ます。
LECが出版する、伝統ある「出る順」シリーズのテキストです。
本記事で紹介するテキストの中で、唯一「3分冊構成」になっています。3分冊構成で、合計して計1200p程あることから、情報量が一番多く、より多くの知識をインプットしたい方向けにおススメです。
本の情報量が多いといえど、内容は分かりやすいものになっております。
もっとも、本テキストは3分冊なので、全冊購入するとなると当然お金がかかります。また、全冊持ち運ぶ場合かなりの荷物になります。最近は試験範囲全体の内容を1冊にまとめたテキストが多いので、あえてこの情報量のテキストを購入する必要性は少なくなってきていると感じます。
費用や携帯性を踏まえてもなお、確実に合格に必要な知識をインプットしたい方にはおすすめできるテキストです。
なお、このテキストも電子書籍版(3冊分)が出版されています。
この基本テキストを選んだ場合、必要に応じて、同シリーズの「一問一答集」、「要点整理本」、「過去問題集(分野別・3冊分)」、「過去問題集(年度別)」と「予想問題集」を購入しましょう。







2023年版 らくらく宅建塾 (宅建学院)



■シリーズ中心となる基本テキスト
2023年版「らくらく宅建塾」のご紹介です!
2022年(令和4年)10月に実施された本試験問題も例題として登場します!*** わかりやすい × 覚えやすい ***
———-だから試験に強い! ———-■わかりやすい
カタい法律用語も日常の言葉で説明していますので、
まるで講義を受けているかのように学べます。
たとえば、
・「心裡留保(しんりりゅうほ)」→「じょうだん」、
・「善意有過失(ぜんいゆうかしつ)」→「うっかり」
→これならスラスラ頭に入ります!■覚えやすい
せっかく勉強したのに忘れてしまっては意味がありません。
だから覚えやすさにも工夫を凝らしています。
たとえば、
・記憶に残りやすい図表
・口ずさんで忘れないゴロ合せ
→これなら試験に強くなります。■最新年度にしっかり対応!
Amazon商品ページより
最新2022年(令和4年)10月に実施された本試験問題が例題で登場します!
2023年(令和5年)本試験へ万全の態勢でお届けします。
宅建学院が出版する伝統あるテキストです。
このテキストの特徴は、「語呂合わせ」が掲載されていることです。暗記が苦手で、語呂合わせで必要事項を学びたい方にはおすすめの一冊です。
また、テキストも500p程度で、分かりやすい記載が多いので、通読しやすいテキストになっています。
デメリットとしては、2色刷りで、フルカラーではないことです。また、語呂合わせを使った学習が好きではない方には不向きです。
とはいえ、伝統あるテキストで愛用者も多いので、暗記が苦手な方にはおすすめの一冊です。
この基本テキストを選んだ場合、必要に応じて、同シリーズの「要点整理本」、「過去問題集(分野別・3冊分)」、「予想問題集」を購入しましょう。





まとめ:結局は自分にあったテキストを選ぶのが一番大事。
はい、いかがでしたでしょうか。
私のおすすめテキストを8冊紹介しましたが、結局は自分が良いと思ったテキストを使うのがベストです。
昨今の事情もありなかなか難しいかもしれませんが、書店などに行ってみて実際に中身を確認した上で購入することをお勧めします。
その中で、以上の私のレビューが少しでも参考になりますと幸いです。
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