どうもみなさんこんにちは、Flybirdです。
初めて行政書士試験を受験する方は、まず行政書士試験の概要を知りたいのではないのでしょうか。
そこで、初めて受験する方向けに、本記事で、行政書士試験の
- 試験概要(試験日程・合格率・試験範囲・合格点 など)
- 行政書士試験の学習のポイント
- 行政書士試験の勉強方法
- 合格体験記
をまとめました。
行政書士試験を知る上で、参考になりますと幸いです。
試験の概要
試験日程・試験時間など
以下が試験概要になります。
- 試験日:毎年11月第2週の日曜日
- 試験時間:13:00~16:00 (計3時間)
- 試験場所:全47都道府県で実施
- 受験手数料:7000円
- 申込期間:7月下旬から8月下旬頃(※インターネット申込も可)
特筆すべきは、試験時間の長さです。3時間あります。
宅建等の他の資格試験の試験時間は、大体は2時間に設定されていますので、長丁場な試験といえます。
しかも、問題量も多いため、時間が余ることはありません。
3時間の長時間に耐えるだけの集中力が必要とされます。
受験者・合格率
行政書士試験の過去11年度分の受験者数・合格者数・合格率は、以下の通りとなっております。
年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
令和3年度 | 47,870人 | 5,353人 | 11.2% |
令和2年度 | 41,681人 | 4,470人 | 10.7% |
令和元年度 | 39,821人 | 4,571人 | 11.5% |
平成30年度 | 39,105人 | 4,968人 | 12.7% |
平成29年度 | 40,449人 | 6,360人 | 15.7% |
平成28年度 | 41,053人 | 4,084人 | 10.0% |
平成27年度 | 44,366人 | 5,820人 | 13.1% |
平成26年度 | 48,869人 | 4,043人 | 8.3% |
平成25年度 | 55,436人 | 5,597人 | 10.1% |
平成24年度 | 59,948人 | 5,508人 | 9.2% |
平成23年度 | 66,297人 | 5,337人 | 8.1% |
過去10年で一番受験者数が多かった年が平成23年度(2011年)で、受験者数が「66,297人」でした。一番受験者数が少なかった年が平成30年度(2018年)の「39,105人」です。一時期は、受験者はピーク時の約60%に落ち込みました。
令和3年度は、コロナの影響もあってか、受験者が増えていますが、それでもピーク時には達していません。
来年以降の傾向も読めませんが、少なくとも約40000人程度を推移するのではないでしょうか。
しかし、受験者数が減っている影響もあってか、合格率が徐々に上昇しています。(近年では、10%以下になった年はありません。)
以上により、昔に比べると若干合格しやすくなっている傾向が伺えます。
ただ、今だ約10人に1人しか合格できない試験ですので、国家試験の中では難易度の高い試験に分類されます。
試験範囲
試験範囲は、大まかに分けて法令科目と一般知識科目の2つに分けられます。
- 法令科目:法令基礎・憲法・行政法・民法・商法
- 一般知識:政治/経済/社会・情報通信/個人情報保護・文章理解
合格点
行政書士試験は、全300点中180点(全体の60%)が合格点となっています。
この「180点」は、毎年変わりません。いわば絶対基準となっております。試験の難易度により平均点が増減する場合も考えられますが、180点獲得すれば合格となります。
全体の300点が占める配点は以下の通りです。
- 法令科目が244点(合計46問)
- 一般知識が56点(合計14問)
なお、法令科目は5割(122点)以上、一般知識で4割相当(24点)以上得点しないと、足切りにかかってしまうので、注意が必要です。
出題形式
出題形式及び各配点は以下の通りです。
- 5肢選択式 … 5つの選択肢の中から正しいものを回答する形式(1問4点)
- 多肢選択式 … 複数の選択肢の中から正しいものを回答する形式 (1問8点:計4解答)
- 記述式 … 記述(40字)による形式 (1問20点)
この中で、多くの受験生が苦戦するのが「記述式」だと思います。
記述式でいかに点数を稼げるかが合格の分かれ道かもしれません。
得点配分
以下、300点の内訳を、試験範囲・出題形式・配点ごとに分類しました。
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学習のポイント
以上を踏まえた、行政試験の学習におけるポイントは次の3点です。
①本番の時間配分に注意する。
試験時間が3時間と長いものの、問題数が60問(※記述式含む)と多いため、うっかりしていると、時間切れとなってしまう恐れがあります。
試験が始まったら、どの問題から解いていくか、各問題にどのくらい時間をかけるか、本番の方針を決めておきましょう!
※私がおすすめする試験の回答順番&時間配分については↓の記事をご覧ください。

②足切りに注意する。
上述の通り、行政書士試験には、法令科目50%、一般知識約40%の足切りが存在します。
このうち、足切りにかかりやすいのは、「一般知識」です。
私は一般知識は最低限の学習で良いと考えていますが、足切りにかかってしまっては元も子もないので、得点策略は事前に練っておきましょう。
※一般知識の足切り対策に関する記事は↓

③記述式の対策を怠らない。
単なるマーク試験ではなく、3問分は記述式が出題されます。
3問合計の配点は60点で、全体の20%を占めています。
とすると、記述式を捨てるのは賢明ではありません。
日頃から記述式対策用の学習にも取り組んでおきましょう。
※私がおすすめする記述式の対策は↓の記事をご覧ください。

各科目の勉強方法
試験範囲も広いことから、科目別に対策を立てるのがおすすめです。
おすすめの科目別の勉強方法について、「法令科目」と「一般知識」に分けて、別記事にて紹介しております。こちらをご参照ください。
「法令科目」に関してはこちら↓

「一般知識」に関してはこちら↓

合格体験記
幸いにも、私は2020(令和2年度)年に行政書士試験に合格することが出来ました。
※合格体験記に関しましては、↓の記事で紹介しておりますので、今日を持っていただけた方は、こちらもご覧ください。

まとめ:行政書士試験の概要を知った上で試験対策を始めよう。
はい、いかがでしたでしょうか。
行政書士試験はそれなりに難易度が高く、ある程度の勉強時間が必要になる試験なります。
行政書士試験の特徴を踏まえた上で、試験に向けた勉強を始めましょう!
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