どうもみなさんこんにちは、Flybirdです。
行政書士試験の問題は、記述式も含め全部で60問あり、試験時間は3時間あります。他試験に比べてて問題量も多く、時間も長いです。
また、法令科目→基礎科目の順に設問が作成されている関係で、回答に一番時間を要する記述式の問題が「44問〜46問」に出題されます。なので、1問目から順番に丁寧に解いていくと、時間切れになってしまう可能性が高いです。今までせっかく勉強してきたにも関わらず、本番で時間切れになってしまうのは非常にもったいないですよね。
行政書士試験では、あらかじめ各設問ごとの時間配分と、回答する順番についてあらかじめ決めておくのが定石です。とはいっても、初めて受験する場合、どのような時間配分&回答順で解いていけば良いか、イメージしにくいですよね。
そんな私が、私が実施に本番でも使った、おすすめの時間配分・回答順を本記事にて紹介します。
おすすめの時間配分
おすすめの時間配分について、結論からお伝えします。
- 選択式(5肢選択式)…1問あたり2分30秒 合計2時間15分(2分30秒×54問)
- 選択式(多肢選択式)…1問あたり4分(※空欄1か所につき1分) 合計12分(4分×3問)
- 記述式 …1問あたり10分 合計30分(10分×3問)
大区分 | 小区分 | 問題番号 | 出題形式 | 問題数 | 配点 | 時間配分 |
---|---|---|---|---|---|---|
法令等 | 基礎法学 | 問題1.2 | 5肢択一式 | 2問 | 8点 | 5分(2分30秒×2問) |
憲法 | 問題3~7 | 5肢択一式 | 5問 | 20点 | 12分30秒(2分30秒×5問) | |
問題41 | 多肢選択式 | 1問 | 8点 | 4分 | ||
行政法 | 問題8~26 | 5肢択一式 | 19問 | 76点 | 47分30秒(2分30秒×19問) | |
問題42.43 | 多肢選択式 | 2問 | 16点 | 8分 | ||
問題44 | 記述式 | 1問 | 20点 | 10分 | ||
民法 | 問題27~35 | 5肢択一式 | 9問 | 36点 | 22分30秒(2分30秒×9問) | |
問題45.46 | 記述式 | 2問 | 40点 | 20分 | ||
商法・会社法 | 問題36~40 | 5肢択一式 | 5問 | 20点 | 12分30秒(2分30秒×5問) | |
基礎知識 | 問題47〜60 | 5肢択一式 | 14問 | 56点 | 35分(2分30秒×14問) | |
2時間57分 |
もちろん、必ずしも全ての問題を時間通りに解かなければならないわけではありません。
後述しますが、文章理解は回答に時間がかかり、商法・会社法を捨てている場合は、回答に時間がかかりません。あくまでも目安としてください。
おすすめの解く順番
私がおすすめする回答順番は以下の通りです。
基礎知識は後ろから解いていきますが、法令科目は前から順番に解いていく、という方法をお勧めしています。
以下、理由を説明していきます。
①足切りにかかりやすいのが「基礎知識」
行政書士試験の足切りの基準は以下の通りです。(合格点は180/300点 60%)
数字だけ見れば法令科目の方が足切り基準は厳しいです。もっとも、配点が大きい「法令科目」には勉強時間を費やす一方、配点が低く、ある程度の常識があれば解ける「基礎知識」に関しては勉強時間をあまり費やさない方がほとんですから、一般知識の方が足切りにかかる可能性が高いです。
なので、回答番号順通り、法令科目から先に解いて、基礎知識を回答する時間が足りなくなった場合は、足切りにかかる可能性が増えます。
なので、時間切れを防ぐ観点から、基礎知識の方から解いていきましょう。
②難易度は低いが回答に時間がかかる『文章理解』
基礎知識の中でも「文章理解」問題が最も難易度が低いといわれています。
「文章理解」問題は、確実に得点するようにしましょう。(できれば満点を目指しましょう。)
ただし、文章理解は得点が取りやすいものの、文章を丁寧に読む必要があるため、回答に時間がかかります。
残り時間が気にならない、試験が始まってすぐのタイミングで解くのが、一番効率的です。
③「法令科目」は、回答に時間のかからないものから。
法令科目に関しては、残り時間との兼ね合いから、解けた問題数が多い方が気持ち的に楽になります。
そこで、時間のかからない問題から解いていきましょう。
時間のかからない順に並べると、『5肢選択式<多肢選択式<記述式』になります。よって、この順番で解いていきましょう。
設問自体も、5肢選択式→多肢選択式→記述式の順になっています。設問順通りに解いていけばOKです。
本番の残り時間目安
以上の時間配分&解答順番で解いていくとすると、それぞれのフェーズでの残り時間の目安は以下の通りになります。
約8分経過(時刻:13時8分ごろ)
約35分経過(時刻:13時35分ごろ)
2時間15分経過(時刻:15時15分ごろ)
2時間30分経過(時刻:15時30分ごろ)
3時間経過(試験終了)
まとめ:本番は、残り時間を気にしつつ、あらかじめ決めた順番で回答しましょう。
はい、いかがでしたでしょうか。
もちろん、本記事で紹介した時間配分や回答順はあくまで私の個人的なおすすめです。
人によって好みは異なりますので、その場合は自己流で解いても問題ないと思います。
行政書士試験は年1回しか受験できない試験ですので、本番で試験時間が足りなくなるというのは避けたいです。
解答スピードにこだわって、試験本番は全力を出し切りましょう!
最後までご覧いただきましてありがとうございました。
同じ本番対策編として、↓にて理想目標得点に関する記事も作成しておりますので、よろしければ併せてご覧下さい。
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