本番の時間配分&解く順番のおすすめを合格者が解説します。【行政書士試験】

どうもみなさんこんにちは、Flybirdです。

行政書士試験の問題は、記述式も含め全部で60問あり、試験時間は3時間あります。他試験に比べてて問題量も多く、時間も長いです。

また、法令科目→一般科目の順に設問が作成されている関係で、回答に一番時間を要する記述式の問題が「44問〜46問」に出題されます。なので、1問目から順番に丁寧に解いていくと、時間切れになってしまう可能性が高いです。今までせっかく勉強してきたにも関わらず、本番で時間切れになってしまうのは非常にもったいないですよね。

Free-PhotosによるPixabayからの画像

行政書士試験では、あらかじめ各設問ごとの時間配分と、回答する順番についてあらかじめ決めておくのが定石です。とはいっても、初めて受験する場合、どのような時間配分&回答順で解いていけば良いか、イメージしにくいですよね。

私は、令和2年(2020年)度試験を受験するにあたり、あらかじめ決めておいておいた時間配分・回答順に解いていった結果、時間切れすることなく、無事合格することができました。

そんな私が、私が実施に本番でも使った、おすすめの時間配分・回答順を本記事にて紹介します。

目次

おすすめの時間配分

おすすめの時間配分について、結論からお伝えします。

  • 選択式(5肢選択式)…1問あたり2分30秒 合計2時間15分(2分30秒×54問)
  • 選択式(多肢選択式)…1問あたり4分(※空欄1か所につき1分) 合計12分(4分×3問)
  • 記述式       …1問あたり10分 合計30分(10分×3問)
スクロールできます
大区分小区分問題番号出題形式問題数配点時間配分
法令等基礎法学問題1.25肢択一式2問8点5分(2分30秒×2問)
憲法問題3~75肢択一式5問20点12分30秒(2分30秒×5問)
問題41多肢選択式1問8点4分
行政法問題8~265肢択一式19問76点47分30秒(2分30秒×19問)
問題42.43多肢選択式2問16点8分
問題44記述式1問20点10分
民法問題27~355肢択一式9問36点22分30秒(2分30秒×9問)
問題45.46記述式2問40点20分
商法・会社法問題36~405肢択一式5問20点12分30秒(2分30秒×5問)
一般知識問題47〜605肢択一式14問56点35分(2分30秒×14問)
2時間57分

以上のペースで回答できると、3分余る計算となります。3分あれば解答ミスなどを確認できます。

もちろん、必ずしも全ての問題を時間通りに解かなければならないわけではありません。
後述しますが、文章理解回答に時間がかかり商法・会社法を捨てている場合は、回答に時間がかかりません。あくまでも目安としてください。

おすすめの解く順番

私がおすすめする回答順番は以下の通りです。

回答順
一般知識(文章理解)  問題58~問題60
 
回答順
一般知識(その他)   問題47~問題57
回答順
法令科目(5肢選択式)  問題 1~問題40
回答順
法令科目(多肢選択式) 問題41~問題43
回答順
法令科目(記述式)   問題44~問題46

一般知識後ろから解いていきますが、法令科目前から順番に解いていく、という方法をお勧めしています。

以下、理由を説明していきます。

①足切りにかかりやすいのが「一般知識」

行政書士試験の足切りの基準は以下の通りです。(合格点は180/300点 60%

法令科目の足切りは50%(122/244点)
一般知識の足切りは約40%(24/56点)

数字だけ見れば法令科目の方が足切り基準は厳しいです。もっとも、配点が大きい「法令科目」には勉強時間を費やす一方、配点が低く、ある程度の常識があれば解ける「一般知識」に関しては勉強時間をあまり費やさない方がほとんですから、一般知識の方が足切りにかかる可能性が高いです。

なので、回答番号順通り、法令科目から先に解いて、一般知識を回答する時間が足りなくなった場合は、足切りにかかる可能性が増えます。

なので、時間切れを防ぐ観点から、一般知識の方から解いていきましょう。

②難易度は低いが回答に時間がかかる『文章理解』

一般知識の中でも「文章理解」問題が最も難易度が低いといわれています。(私もそう思います。)

「文章理解」問題は、確実に得点する必要があります。(できれば満点を取りたい。)

ただし、文章理解は得点が取りやすいものの、文章を丁寧に読む必要があるため、回答に時間がかかります。

残り時間が気にならない、試験が始まってすぐのタイミングで解くのが、一番効率的です。

③「法令科目」は、回答に時間のかからないものから。

法令科目に関しては、残り時間との兼ね合いから、解けた問題数が多い方が気持ち的に楽になります。

そこで、時間のかからない問題から解いていきましょう。

時間のかからない順に並べると、『5肢選択式<多肢選択式<記述式』になります。よって、この順番で解いていきましょう。

設問自体も、5肢選択式→多肢選択式→記述式の順になっています。設問順通りに解いていけばOKです。

※『記述式を最初に解け』と勧める方も多いと思いますが、私は記述式は一番最後に解くべきと考えます。
余った時間から逆算して、あらかじめ回答時間を決めた方が、気持ち的に余裕ができるからです。

本番の残り時間目安

以上の時間配分&解答順番で解いていくとすると、それぞれのフェーズでの残り時間の目安は以下の通りになります。

回答順
一般知識:文章理解(問題58~問題60)を解き終わる。 

8分経過(時刻:13時8分ごろ)

回答順
一般知識:その他(問題47~問題57)を解き終わる。

35分経過(時刻:13時35分ごろ)

回答順
法令科目:5肢選択式(問題1~問題40)を解き終える。

2時間15分経過(時刻:15時15分ごろ)

回答順
法令科目:多肢選択式(問題41~問題43)を解き終える。

2時間30分経過(時刻:15時30分ごろ)

STEP
法令科目:記述式(問題44〜問題46)を解き終える。

3時間経過(試験終了)

少なくとも、②一般知識を解き終わったタイミング、③5肢選択式を解き終わったタイミング、④多肢選択式を解き終わったタイミングで、残り時間を確認して、進捗度合いを確認するのがもっとも効率的だと思います。

まとめ:本番は、残り時間を気にしつつ、あらかじめ決めた順番で回答しましょう。

はい、いかがでしたでしょうか。

もちろん、本記事で紹介した時間配分や回答順はあくまで私の個人的なおすすめです。
人によって好みは異なりますので、その場合は自己流で解いても問題ないと思います。

行政書士試験は年1回しか受験できない試験ですので、本番で試験時間が足りなくなるというのは避けたいです。

解答スピードにこだわって、試験本番は全力を出し切りましょう!

最後までご覧いただきましてありがとうございました。

同じ本番対策編として、↓にて理想目標得点に関する記事も作成しておりますので、よろしければ併せてご覧下さい。

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