どうもみなさんこんにちは、Flybirdです。
管理業務主任者試験の合格には200~300時間、マンション管理士試験の合格には、その倍の400~600時間の勉強時間が必要と言われています。
この数字を見て「独学では難しそう…。」と感じた方は、予備校の講座を受講してみましょう。
もっとも、マンション管理士試験・管理業務主任者試験の講座を提供している予備校は、現在8校程あります。種類が多いため、どの予備校を選んだら良いのか迷っている方も多いのではないでしょうか。
私は、2022年度のマンション管理士試験に、予備校の講座を受講して無事合格することができました。
そんな私が、本記事にておすすめの予備校8校と特徴について、講座内容を詳細に比較検討して紹介します。予備校を選ぶ上で、本記事が少しでも参考になりますと幸いです。
全8校の講座内容の比較
2023年時点で、マンション管理士試験講座と管理業務主任者試験講座を提供している全8校は、以下の通りです。
- スタディング
- フォーサイト
- アガルート
- TAC
- LEC
- ユーキャン
- 資格の大栄
- 平柳塾
この8校が提供する講座について、値段・内容・受講生フォローなどの観点から比較してみました。
予備校 | ![]() スタディング | ![]() フォーサイト | ![]() アガルート | ![]() ユーキャン | ![]() LEC | ![]() TAC | 平柳塾 | ![]() 資格の大栄 |
ランク | Aランク | Aランク | Aランク | Bランク | Bランク | Aランク | Bランク | Bランク |
基本プラン | マンション管理士/管理業務主任者 合格コース [2023年度試験対応] | バリューセット 1or2 2023年度 試験対策 (マンション管理士+管理業務主任者) | マンション管理士/管理業務主任者試験 ダブル合格カリキュラム | マンション管理士・管理業務主任者講座 | マンション管理士・ 管理業務主任者 W合格コース | W合格本科生S | マンション管理士・管理業務主任者合格基礎講座+ マンション管理士学習会 | ※非公開 |
料金 (税込) | 39,600円 | 57,800円 or70,800円 | 118,800円 | 67,000円 | 133,100円 | 143,000円 | 115,500円 | ※非公開 |
一般教育訓練 給付制度 | なし | あり | なし | あり | あり | あり | なし | ※非公開 |
通学コース | なし | なし | なし | なし | あり 2校(渋谷・梅田) | あり ライブ教室:4校 ビデオブース:19校 | あり 1校(渋谷) | ※非公開 |
基礎講座 | マン管:75講座(約27時間) 管業:54講座(約22時間) | 計13時間 | 共通:35時間 マン管:4時間 管業:3時間 | テキスト5冊 (※補足で講義動画あり) | 共通:70時間 | 共通:56時間 | 全28回 (計90時間) | ※非公開 |
確認テスト | 「スマート問題集」 (基本講座後に受講) | eラーニングで実施(「ManaBun」) | なし | なし | なし | なし | なし | ※非公開 |
過去問講座 | 講義なし マン管:22回分 管業:8回分 | 講義なし マン管:5冊 管業:4冊 | 講義あり マン管:10年分(8時間) 管業:10年分(8時間) | 講義なし テキスト5冊分 | 講義あり 全8回(20時間) | 講義あり マン管:3回分(7時間30分) 管業:3回分(7時間30分) | 講義なし 14年分 | ※非公開 |
テキスト | web版(フルカラー) | 冊子(フルカラー) | 冊子(カラー) | 冊子(2色刷り) | 市販テキスト (2色刷り) | 市販テキスト (2色刷り) | 独自テキスト | ※非公開 |
模擬試験 | なし | 1回 ※「バリューセット2」のみ | 2回 | 1回 | 3回 | マン管:3回 管業:2回 | 1回 | ※非公開 |
質問対応 | なし | メール質問5〜15回分 | Facebookにて無制限 | 1日3回まで | 校舎対応・質問メール | 校舎対応・質問メール | 不明 | ※非公開 |
その他特典 | ・短期合格セミナー(各1回) ・マンション管理士 難問解法講座 (5回/合計約2時間30分) ・参照条文集(PDF) | ・再現問題 ・資格マンガ ・合格カード ・合格体験記 | ・学習導入 オリエンテーション ・総まとめ講座(約10時間) ・ホームルーム | ・徹底攻略ガイド ・添削課題 ・スケジュール管理 | ・総まとめ講座(約20時間) ・Web講座フォロー ・自習室利用可 | ・総まとめ講座(約10時間) ・Web講座フォロー ・自習室利用可 | マンション管理士 学習会 | ※非公開 |
合格実績 | 不明 | 2022年度 マン管:31% 管業:67.6% | 2022年度 マン管:44.86% 管業:70.05% | 不明 | 不明 | 2022年度 マン管:42名 管業:98名 | 全国最高齢 合格者輩出 など | ※非公開 |
ランク | Aランク | Aランク | Aランク | Bランク | Bランク | Aランク | Bランク | Bランク |
こんな方に おすすめ | 料金の安い講座を選びたい! | フルカラーテキストを 使いたい! | 合格実績を 重視したい! | 机上学習を メインにしたい! | 講義時間の長い 通学コースを選びたい! | 実績ある 通学コースを選びたい! | 授業形式の コースを選びたい! | |
詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
以下、各予備校の講座内容を紹介します。
スタディング
昨今、受講者を急激に増やしており、累計1,4000人を突破したのが、「スタディング」です。
スタディングの最大の特徴は、スキマ時間にスマホやタブレット等を用いて、効率的に勉強できることです。基礎講座だけでなく、問題演習や過去問演習なども含めて、全ての学習内容をスマホ等で完結できるように作成されています。

コースは3つ用意されており、各コースよって料金が若干異なります。
コース名 | 価格(税込) |
---|---|
マンション管理士/管理業務主任者試験合格コース[2023年度試験対応] | 39,600円 |
マンション管理士合格コース[2023年度試験対応] | 31,900円 |
管理業務主任者合格コース[2023年度試験対応] | 31,900円 |
各コースの主な講座内容(教材)は、5つです。
- 「基本講座(ビデオ講義、WEBテキスト)」
- 「スマート問題集」
- 「セレクト過去問集」
- (「マンション管理士難問解法講座」※マンション管理士合格コースの場合)
- 「参照条文集」
全ての講座は、通信講座専用に収録され、大画面の前に立ってスライドを画面に映しながら講義を進める形態です。講義では、すべて画面に映し出したスライドに基づいて解説してくれますので、ビジュアル的に非常にわかりやすいです。

画面だけ見ておけば講義を受講することができますので、スムーズに学習を進められるようになっています。音声スピードは「0.5倍速・0.75倍速・通常速・1.25倍速・1.5倍速・1.75倍速・2倍速・2.5倍速・3倍速」の9段階から選ぶことができ、理解度に応じて講義スピードを変更しながら講義を試聴することができます。また、講義の音声データはダウンロードできるので、電波の悪い地下鉄などでも不便なく学習できます。
講師は「竹原健」先生です。実績のあるカリスマ講師です。
竹原 健 プロフィール
1963年東京都港区生まれ。早稲田大学社会科学部卒業。マンション管理士、管理業務主任者、宅建士、行政書士など数多くの国家資格や検定試験について、20年以上にわたりその教材作成や講義を務める。
長年の受験指導で培った合格のノウハウを初学者にもわかりやすく伝える講義は好評を博している。
「スタディング マンション管理士/管理業務主任者 講座」のほか、「スタディング 宅建士講座」の不動産系資格、さらに「スタディング 行政書士講座」「スタディング 賃貸不動産経営管理士講座」を担当している。
特定行政書士、マンション管理士、管理業務主任者(有資格)、宅地建物取引士(有資格)、一級知的財産管理技能士(特許専門業務)、一級知的財産管理技能士(コンテンツ専門業務)、一級知的財産管理技能士(ブランド専門業務)
https://studying.jp/mankan/message.html
講座で用いるWEBテキストは、適宜確認することができるので、復習等に活用できます。

基本講座で必要事項を学習した後は、スマート問題集やセレクト問題集にて学習事項をアウトプットする流れになります。
「スマート問題集」は、基本講座で学んだ内容を確実に覚えるためのオンライン問題集です。出題された問題に対し、「〇」か「×」のいずれかをクリック(タップ)すると、即座に正解か不正解かが判定され、解説が表示されるシステムになっています。通勤時間などのスキマ時間で問題演習を行いながら、重要なポイントを確実に覚えることができます。

「セレクト過去問集」は、よく出題される問題をテーマ別に厳選した過去問題集です。わかりやすい、ていねいな解説が特徴です。何度も問題を解き、解説を読むことで、試験問題へのアプローチ方法・解法をマスターすることができます。

「マンション管理士 難問解法講座」は、マンション管理士講座を選択した場合に付属されているコースです。マンション管理士試験の試験範囲の中でも、特に「区分所有法」と「マンション標準管理規約」は難問が多く出題されることから、対策として設けられた講座です。
本講座では、出題の意図を読み解き、総合的な知識が必要とされる「難問」に対応する技術を解説します。

その他、区分所有法と標準管理規約のオンライン条文集(PDF)も付属しており、条文やコメントなど、学習時に必要な法令等を集約しています。

以上、料金が安いにも関わらず豊富な講座を提供しており、スタディングの講座・テキストのみで試験に合格することも十分可能です。
デメリットを挙げるとすれば、質問制対応制度がなく、疑問点を解消しにくいことです。もっとも、受講生のフォローという点については、他の受験生の勉強時間などを確認することができる「勉強仲間機能」や、自分の学習時間や進捗状況を確認できる「学習レポート機能」などが充実しています。モチベーションを維持するためにもってこいの機能になっています。
フォーサイト
フォーサイトは、累計受講者数38万人を突破するなど、近年知名度が上がっている通信予備校です。
フォーサイトの主に5つのコースで構成されています。
コース名 | 価格(税込) |
---|---|
バリューセット1 2023年度試験対策(マンション管理士+管理業務主任者) | 57,800円 |
バリューセット2 2023年度試験対策(マンション管理士+管理業務主任者+科目別答練講座) | 70,800円 |
マンション管理士スピード合格講座 2023年度試験対策 | 43,800円 |
管理業務主任者スピード合格講座 2023年度試験対策 | 43,800円 |
科目別答練講座 2023年度試験対策 | 21,800円 |
- 科目別答練講座以外の講座が一般教育訓練給付制度の対象となっており、条件を満たすと受講料が20%OFFになります。
- 「バリューセット2」には全額返金保証制度の適用があり、条件を満たせば受講料が全額返金されます。
主な講座内容は、以下の5つです。
- 「基本講座(ビデオ講義、テキスト)」
- 「過去問集(再現問題集・模試1回分含む)」
- 「直前対策講座」
- 「eラーニング ManaBun」
- 「補足資料・副教材」
各講座内容に必要な教材も別途郵送されます。

カリキュラムの体系として、「ビデオ講座とテキスト」で知識をインプットしながら、「過去問題集」を使ってアウトプットすることで知識を定着させ、「模擬試験」や「直前対策講座」で実力を確認して弱点を克服するという流れになっています。
講義のサンプルは、YouTubeより無料で試聴できます。
講義動画の中では、画面にテキストを表示した上で、重要箇所については講師がテキスト上にアンダーラインを入れたり丸で囲んだりしつつ講義を進めてくれます。後述のフルカラーテキストを元に講義がなされるため、非常に分かりやすいです。
フォーサイトの基本講座は約13時間で、他の予備校と比較しても短いです。各事項を詳細に説明するというより、重点事項に絞って説明するという形式です。短い時間にまとまっているので、サクサク学習を進めることができます。
講師は「窪田 義幸」先生です。講義では、声も綺麗で聞き取りやすく、非常に丁寧な説明をされていると思います。
窪田 義幸 プロフィール
【生年月日】1970年10月8日
https://www.foresight.jp/mankan/teacher/
【出身】愛知県
宅地建物取引士、マンション管理士、管理業務主任者、行政書士等の資格を保有。宅建などの資格も含め、フォーサイトでの指導歴は長く、2019年度よりマンション管理士・管理業務主任者試験の講師を担当する。
なお、講義動画は、等倍速のほか、1.5倍速での再生も可能です。音声ダウンロードも可能となっています。
講義動画では、フォーサイト独自の「フルカラーテキスト」を用います。

このフルカラーテキストは業界初です。フルカラーにすることで読みやすくなっており、また図表やイラストも多く挿入されており、内容の理解が進みます。文字を読むのが苦手な方には特にオススメできます。
その反面、色使いがゴチャゴチャしていて、逆に読みづらいと感じる方もいらっしゃるかもしれません。この辺りは好みになりますので、皆さん自身の目で確かめてみてください。
その他、フォーサイトでは特許取得のeラーニングシステム「ManaBun」を用いて学習できる点も特徴です。

Manabunにて、好きな時間・場所で、講義を受講したりテキストを閲覧できる他、理解度の定着ができる確認テストや一問一答集、単語カードの利用、そのほかお知らせ事項の確認、学習スケジュールの作成などの機能があります。
その他、フォーサイトは補足資料・副教材のボリュームが多く、学習を始める前に読む「学習マンガ」や、学習計画達成をサポートする「合格手帳」、その他「マークシート用シャープペンシル」なども郵送されます。
また、(アガルートには及ばないものの、)フォーサイトも合格実績が高いので、安心感があります。

フォーサイトでは、ManaBunを通じて質問することができます。ただし、各プランごとに質問回数に上限が設けられているのがデメリットです。
- 単科講座:5回
- バリューセット1:10回
- バリューセット2:15回
フルカラーテキストやManabunを使って学習したい方には、フォーサイトがオススメです。
アガルート
アガルートは、2015年1月に開校した比較的新しい資格予備校で、オンラインによる講義の配信を中心とした通信講座を提供しています。
以下の3つのコースが用意されています。
コース名 | 価格(税込) |
---|---|
マンション管理士合格カリキュラム | 87,780円 |
管理業務主任者合格カリキュラム | 87,780円 |
W合格カリキュラム | 118,800円 |
合格特典として、合格者全額返金制度や、合格祝い金2万円分もあります。

他の予備校と比較すると講座料金が高めに設定されていることもあり、非常におトクな制度のため、積極的に活用しましょう。
主な講座内容(教材)は、4つです。
- 「総合講義(ビデオ講義・テキスト)」
- 「過去問解説講座(ビデオ講義・テキスト)」
- 「総まとめ講座」
- 「直前模試(2回分)」


アガルートは、総合講義(インプット学習)と、過去問(10年分)演習講義(アウトプット学習)とを同時並行で進めるカリキュラムとなっています。
そして、直前期(8月・9月頃)になると、総合講義で一通り学んだ内容の要点を総復習する「総まとめ講座(約10時間)」で、これまでの講義内容をもう一度思い出して整理し、知識を確実なものにしていきます。 また、「模擬試験(2回分)」で仕上げを行い、本試験に向けて万全の態勢を整えるというカリキュラムになっています。
総合講義のサンプルは、YouTubeより無料で試聴できます。
講義動画の中で、画面にテキストを表示した上で、重要箇所については講師がテキスト上にアンダーラインを入れたりしつつ講義を進めます。講義動画は、パソコン、スマホ、タブレットいずれも視聴が可能で、8段階(0.5倍速~3.0倍速)に速度調節できるようになっています。 音声ダウンロードも可能です。
講師は「工藤美香」先生です。「不動産資格の女王」と呼ばれています。
不動産会社への入社をきっかけに、不動産関連資格の学習を開始。何事も諦めないをモットーに、不動産会社での実務やモデル業と学習を両立させ、4つの資格全てにストレートで合格。
学習の継続のしやすさに重きを置き、要点の分かりやすいコンパクトな講義、受講生目線に立った使いやすいテキストの制作に心血を注いでいる。
https://www.agaroot.jp/lecturer/mika_kudou/
工藤先生は女性ということもあり、声が高く、非常に聞きとりやすいです。難しい部分に関しては、具体定を織り交ぜつつ丁寧に解説してくださいますので、理解が捗ります。
各講座で使用するテキストは、アガルート独自のテキストを用いますが、テキストの質の高さには定評があります。
総合講義のテキストは、フルカラーになっています。

アガルートのテキストのような、見栄えの良さはないのかもしれませんが、効果的に図表やマークを挿入しつつ、シンプルかつ必要な学習内容が記載されており、非常に分かりやすいです。
過去問解説講座では、過去問集テキストを用います。

見開き右1pに問題・見開き左1pに解説が掲載されています。本番と同様の四肢選択式で問題を解き、回答後すぐに解説を確認しながら学習していきます。
過去問の中でも特に重要な問題については、「過去問解説講義」にて動画解説が付いており、問題の解き方やポイントを掴めます。
アガルートは、各講義の他、受講生フォロー体制が充実しています。
アガルートも質問制度を設けています。質問はFacebookにより行い、先生が質問に回答してくれる仕組みになっています。Facebookを使用するため、他の受講生の質問や、その回答の内容も見ることができます。他の質問を見て、自分の知識の理解にも役立てることができます。
なお、質問回数は無制限となっています。質問をたくさんしたい方は、アガルートを選んでおけば間違いありません。
その他、2022年度向け講座から、ホームルーム(毎月1回)が開始されます。毎月アンケートを実施することで、受講生に共通の悩みを把握し、それをテーマに工藤講師が配信する動画コンテンツです。 月1回のタイミングで配信されるため、勉強継続のモチベーション維持や、学習のペースメーカーになります。

さらに、合格率を公表している予備校の中で、アガルートが1番合格実績が良いです。合格者を多数輩出しているという実績があることから、安心感がありますね。

デメリットしては、他社と比べるとeラーニング機能などの問題演習機能が充実しておらず、問題演習量が少ないです。問題演習量の充実が、今後の課題です。また、通信講座の中では講座料金が高く、金銭的に余裕がない方には厳しいかもしれません。
もっとも、テキスト・講義の質、受講者フォロー体制、合格実績などは他の通信講座と比較すると優れているので、料金を気にせず試験に確実に合格したい方にはアガルートがおすすめです。
私は、アガルートの講座を利用して、2022年度マンション管理士試験と管理業務主任者試験に合格できました。
その際のレビュー記事を以下作成しておりますので、ご覧ください。

ユーキャン
数多くの資格試験を扱うユーキャンも、マンション管理士・管理業務主任者試験を取り扱っています。
主な教材は、4つです。
- メインテキスト
- テキスト対応過去問題集
- その他副教材(徹底攻略ガイドなど)
- 添削課題集

コース名 | 料金(税込) |
---|---|
マンション管理士・管理業務主任者講座 | 67,000円 |
ユーキャンの講座は、わずか7ヵ月でマンション管理士、管理業務主任者試験のダブル合格が狙えるカリキュラムとなっており、試験突破の重要箇所を徹底分析したテキストで、効率よく学習できます。
まずは、ユーキャン独自のメインテキストを用いて必要事項をインプットします。分野別に5冊用意されています。


赤白2色刷りなのがネックですが、図やイラストが多く用いられ、「補足」ポイントが記載されるなど、分かりやすいレイアウトで構成されています。試験に頻出される内容に絞って記載されていることから、コンパクトにまとまっています。
メインテキストで必要事項を学習したのち、テキスト対応過去問題集を解いてアウトプット学習をします。テキスト対応過去問周波、メインテキストの内容に連動しているユーキャン独自の過去問集です。過去3年間の試験全問題と、それ以前の過去問から特に重要な問題を厳選して収録されており、解法のテクニックやヒントも掲載されています。テキストで学習した知識を、対応する分野の過去問ですぐに確認できるため、自然に本試験レベルの力が備えられます。

副教材として「徹底攻略ガイド」も付属しています。各テキストに対応した「学習のポイント・攻略法」や、どの項目から出題があったか年度ごとにまとめた「出題傾向表」が掲載されています。攻略ポイントや頻出項目が明確になり、学習効率がアップします。

添削課題は、マンション管理士・管理業務主任者それぞれの試験用に合計で12回分用意されています。
- マンション管理士用(5回)
- 管理業務主任者用(5回)
- 模擬試験(修了課題)(2回)
提出した課題について、結果と講評が返却されるので、自分の苦手部分を確認できます。

その他、以下3つのサポート機能が付いています。
サポート名称 | サポート内容 |
---|---|
スケジュール管理 | ・受講者専用のスケジュールが、受講スタートと同時に届く。 ・学習スケジュールの自動作成機能もあり。 ・学習が遅れてしまっても、リカバリースケジュールが立てられる。 |
質問サービス | メールや郵便で学習上の疑問点を質問できる。(1日3回まで。) |
試験終了までの指導 | ・受講開始から管理業務主任者試験まで7ヵ月に満たない場合、 翌年の同試験が終わるまで全ての指導サービスが受けられる。 (添削指導・質問指導・情報提供など) |
ユーキャンには添削が計12回分あるため、添削を多く受けたい方には特にオススメです。講義がついているものの数が少ないので、音声学習には向いていないですが、テキストを中心に学習したい方であれば、デメリットは少ないです。
LEC
大手予備校のLECも、マンション管理士試験・管理業務主任者試験用の講座を提供しています。
主に3つのコースが用意されています。
コース名 | 提携校通学 | Web通信 |
---|---|---|
マンション管理士・管理業務主任者W合格コース | 133,100円 | 110,000円 |
マンション管理士 合格コース | 110,000円 | 88,000円 |
管理業務主任者 合格コース | 110,000円 | 88,000円 |
各コースのWeb通信は、一般教育訓練給付制度の対象となっており、条件を満たすと受講料が20%OFFになります。
大手予備校ということもあり、当然ながら「通学コース」が用意されています。学習ペースを保つために通学しながら学習を進めたい方に向いています。大手予備校のTACと比較すると、講座料金は低めに設定されていますので、通学コースで安価な料金プランを選びたい方におすすめです。
各コースの主な講座内容(教材)は、6つで構成されています。
- 「合格講座」
- 「過去問スタンダード演習講座」
- 「チャレンジ答練」
- 「実戦演習総まとめ講義」
- 「全国公開模試」
- 「試験直前重要ポイント整理講座」

LECの基本講座は約70時間で、他の予備校と比較して1番長いです。きめ細やかな講義を視聴して、インプットに時間をかけたい方にはおすすめできます。
講義のサンプルは、YouTubeより無料で試聴できます。様々な講師の講座を試聴できますが、LEC梅田駅前本校講師の「岡本和子」先生の講義を掲載します。
合格講座では、市販「出る順テキスト」をメインテキストとして使用します。テキストの該当部分をモニターに映し出し、必要に応じてマーク・加筆を行うなどして、内容を噛み砕いて説明して下さいます。

通信講座と比較すると、画質が悪く、一部見えづらいところもありますが、テキストをメインにした学習スタイルなので、あまり気にする必要はありません。
なお、講義動画と音声データは、ダウンロードが可能ですので、移動中や外出先などのテキストを広げらればい場所でも動画視聴が可能です。音声は早聞き機能(1.0~2.0倍速)があり、速度を自分好みに変えて試聴できます。
また、講義中に使用されたレジュメ・板書はPDFでマイページから確認でき、見たいときにいつでも見ることができます。動画だけでなく、レジュメや板書もダウンロード可能ですので、手元でストレスなく参照することができます。
その他の講座として、「チャレンジ答練」では、他の受講生も解答できる問題を中心に出題します。正解・不正解にかかわらず曖昧な知識は復習して正確にしてください。解説冊子の各肢に「2023年版出る順マンション管理士・管理業務主任者合格テキスト」の参考ページを掲載しています。合格テキストをお持ちの方ならばより復習が効率的に行えます。
「全国公開模擬試験第1回」では、各難易度を織り交ぜた問題を出題します。総合成績表の講評と個人成績表の復習必要度ランクにより復習すべき論点が明確になります。
「全国公開模擬試験第2回」では、本試験出題予想を踏まえた渾身の問題を出題します。本番シュミレーションと最終チェックで総仕上げしましょう。問題を解いた後は解説講義を視聴でき、マン管・管業両試験を知り尽くした講師のわかりやすい解説が確認可能です。

なお、LECでは合格実績が公表されていませんが、大手の予備校ということもあり、安心して良いと思います。通学コースのうち講座料金の安い講座を選択したい方はLECがオススメです。
TAC
各資格試験で有名な大手予備校のTACも、マンション管理士・管理業務主任者試験の講座を提供しています。
主な講座内容(教材)は、6つです。
- 「基本講義」
- 「基礎答練」
- 「過去問攻略講義」
- 「直前答練」
- 「総まとめ講義」
- 「全国公開模試」

コース名 | 対象者 | 受講形態 | 講座料金 (税込) |
---|---|---|---|
W合格本科生S | 確実にW合格を狙う方 | 通学・通信 | 143,000円 |
マンション管理士本科生S | 確実にマン管合格を狙う方 | 通学・通信 | 132,000円 |
管理業務主任者本科生S | 確実に管業合格を狙う方 | 通学・通信 | 126,500円 |
W合格攻略パック | 両試験の受験経験のある方 | 通学・通信 | 72,500円 |
マンション管理士攻略パック | マン管の受験経験のある方 | 通学・通信 | 50,000円 |
管理業務主任者攻略パック | 管業の受験経験のある方 | 通学・通信 | 45,000円 |
管理業務主任者速修本科生 | 宅建と管業W合格を狙う方 | 通学・通信 | 55,000円 |
マンション管理士 答練パック | マン管の直前期対策向け | 通学・通信 | 23,100円 |
管理業務主任者 答練パック | 管業の直前期対策向け | 通学・通信 | 17,600円 |
区分所有法難問対策講座 | 区分所有法が苦手な方 | 通信 | 8,800円 |
スタートアップ講座 | 全くの初学者向け | 通信 | 11,000円 |

TACの特徴は、通学校・ビデオブース校が多いことです。
- 通学講座:4校(渋谷校・新宿校・八重洲校・梅田校)
- ビデオブース校:19校(札幌校・仙台校・水道橋校・新宿校・池袋校・渋谷校・八重洲校・立川校・町田校・横浜校・大宮校・津田沼校・名古屋校・京都校・梅田校・なんば校・神戸校・広島校・福岡校)
東京・大阪だけでなく、地方都市でもビデオブース講座が用意されており、通学圏が広いです。地方都市に在住の方は、TACの講座がオススメです。
講義のサンプルは、YouTubeよりご試聴できます。
講師は、「小澤 良輔」先生です。ハキハキと喋られるので、非常に聴きやすいですね。
また、基本講義では「総合テキスト」、その他講義ではTACオリジナルのテキストを用います。

合格に必要な知識を理解しやすい順序に整理し、コンパクトにまとめ、図表を使いながら分かりやすく解説していきます。必ず押さえるべき重要事項はゴシック(太文字)で表記し、右上に各単元の重要度を明示いるため、メリハリをつけた学習が可能です。テキストは白赤2色刷りですが、講義を聴きながらマーカーや書き込みも可能なので、自分だけのテキストを作成できます。
また、TACの合格実績も高く、毎年数多くの合格者を輩出しています。

デメリットを挙げるなら、講座料金が高いことです。もっとも、教室を提供していることも考慮すると、相応の値段ともいえます。
平柳塾
マンション管理士・管理業務主任者界隈で権威のある「平柳将人」先生が代表取締役社長の「平柳塾」も、マンション管理士・管理業務主任者試験を開催しています。
平柳先生は、資格予備校大手の「LEC東京リーガルマインド」にてマンション管理士・管理業務主任者試験対策講座の立ち上げを依頼され、業界最大手に育て上げるなどの実績をお持ちです。
講座内容 | 料金(通学) | 料金(ビデオ収録版) |
---|---|---|
合格Wパック (インプット講座+アウトプット講座) | 115,500円 | 104,500円 |
マンション管理士・管理業務主任者 合格基礎講座 (インプット講座) | 66,000円 | |
マンション管理士学習会(アウトプット講座) | 69,300円 | 69,300円 |
マンション管理士過去問14年分WEB演習 | 6,500円 | |
管理業務主任者過去問14年分WEB演習 | 6,500円 | |
区分所有法・マンション標準管理規約 逐条解析講座 | 44,000円 | |
建築・設備得点アップ講座(全6回) | 33,000円 | |
マンション管理士直前講座(区分法・規約・民法) | 16,500円 | |
マンション管理士直前講座(その他法令・会計・建築設備) | 16,500円 | |
マンション管理士前日ファイナル講座 | 9,900円 | |
管理業務主任者直前講座 | 27,500円 |
一番の目玉は、合格Wパックに含まれる「マンション管理士学習会(アウトプット講座)」です。講義内容はYouTubeにて視聴できます。
講義では「ソクラテスメソッド」を採用し、受講生に質問を投げかけつつ授業が進みます。まるで学校で授業を受けているような感覚で、緊張感があります。
ソクラテスメソッドで講義を受講したい方にはおすすめです。
講義では独自のテキストを用いており、分かりやすいとは言えませんが、市販のテキストを併用することでカバーできます。
資格スクール大栄
大栄スクールの公式サイトには、値段や講座内容の関する詳細の記載がありませんでした。
まずは、ホームページより講座内容を確認してみましょう。
まとめ
はい、いかがでしたでしょうか。
各予備校・講座には様々な特徴がありますので、気になった予備校や講座に関しては、ホームページ&資料を請求の上、早速申し込んでみましょう。
コメント