どうもみなさんこんにちは、Flybirdです。
マンション管理士試験の合格に必要な勉強時間は400〜600時間と言われています。難易度の高い試験ではありますが、独学で合格することは可能です。
独学で勉強する場合、まずは市販のテキストを購入することになります。ただ、マンション管理士試験のテキストの種類は多いので、どのテキストを選べばよいか悩んでいませんか?
また、一部のテキストは、マンション管理士試験と試験範囲が類似する管理業務主任者試験との2試験対策用(W合格用)として出版されています。マンション管理士試験対策用に、W合格用のテキストを選んでも良いのか分からない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私は、2022年度のマンション管理士試験(と管理業務主任者試験)に合格することができました。
そんなマンション管理士試験に精通する私が、本記事にておすすめのマンション管理士試験テキストを紹介します。テキスト選びに悩む方の参考になりますと幸いです。
おすすめの基本テキスト5冊
私がオススメする市販の基本テキストは、以下の5冊です。
テキスト | 速習テキスト | 総合テキスト | 出る順 | Wマスターテキスト | マンガはじめて |
出版社 | TAC | TAC | LEC | 早稲田経営出版 | 住宅新報 |
種類 | マンション管理士用 | W合格用 | W合格用 | W合格用 | W合格用 |
ページ数 | 748p | 計1104p 上:356p 中:336p 下:412p | 1159p | 672p | 510p |
シリーズ | 1冊 | 3冊 | 1冊 (3冊に分冊可) | 1冊 | 2冊 |
評価 | (5 / 5.0) | (4.5 / 5.0) | (4.5 / 5.0) | (4.5 / 5.0) | (4.5 / 5.0) |
こんな方に おすすめ | 1番オススメ | 詳細な説明が欲しい | 網羅性のある テキストが欲しい | 薄いテキストが欲しい | 漫画本が欲しい |
詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
テキストの種類は、基本テキスト・問題集・過去問題集・予想問題集などがあります。
内容に連動性があるので、問題集・過去問題集・予想問題集は、基本テキストと同じ種類のものに揃えるのがベターです。まずは、お気に入りの基本テキストを購入し、必要に応じて問題集などを追加で購入しましょう。
※「マンション管理士試験用テキスト」でも「W合格用テキスト」でもOK。
マンション管理士試験対策用のテキストの名称には、以下2つの名称のものがあります。
- マンション管理士試験用のテキスト
- マンション管理士試験と管理業務主任者試験のW合格用のテキスト
2つのうちどちらを購入すべき?か悩む方もいらっしゃると思いますが、基本的にはどちらでもOKです。なぜなら、マンション管理士試験と管理業務主任者試験の試験範囲はほぼ同じだからです。
管理業務主任者試験用テキストの紹介記事は↓
各基本テキストの紹介
おすすめのテキスト5冊の特徴・メリット・デメリットを解説します。
TAC:2024年度版 らくらくわかる! マンション管理士 速習テキスト
合格のポイントをしっかり押さえて、しかもわかりやすさ抜群!
独学でも難関資格を最速で突破できるように、広範な試験範囲を絞り込んでしっかり整理、コンパクトにまとめました。
法改正にもきちんと対応。
「合格に十分な知識量」と「読みやすさ」を兼ね備えた、初学者から再受験者までしっかりサポートする“最強”のテキストです!【本書の特長】
Amazon商品ページより
◆合格に必要な知識を厳選し、豊富な「具体例」や「図表」を使ってわかりやすく説明・整理、初学者の方でも安心して取り組めます。
◆章単位の「頻出度」および項目ごとに置かれた過去10年の「出題実績」の“W表示”で、どこが狙われるか素早くわかります。
◆2段組でメリハリあるレイアウト。絶対に押さえるべき「核」となる内容は本文に、補足事項は「側注」にピンポイントで記載。二段構えで理解する仕組みで、スムーズに知識をインプットできます。
◆章末の一問一答形式の『重要! 確認問題』が知識の定着をしっかりサポートします。
◆暗記事項を『POINT整理』に集約。知識の再確認や試験直前の総復習がスイスイできます!
◆区分所有法編での「重要判例」章は、ダメ押しの得点源となります!
◆「TAC情報会員」へのWeb登録で、法改正情報等を網羅したTACマンション管理士・管理業務主任者講座制作の「オリジナルレジュメ」を無料提供。独学者の学習をしっかりバックアップします!!
TACが出版する、マンション管理士試験に特化したテキストです。
ページ数は750p程度で、コンパクトテキストに分類されますが、マンション管理士試験に特化していることもあり、学習すべき内容が必要十分量にまとめられています。
テキストは赤黒2色カラー刷りです。レイアウトの通り、頻出度や出題年度も掲載されているので、メリハリをつけた学習が可能です。イラストや図表が多く、初学者でも読みやすいです。各章の末尾には確認問題が掲載されており、問題を解くことで該当単元の理解度を確認できます。
講義音声を視聴したい方は、テキスト準拠DVDを購入しましょう。(2024年版は未刊行)
なお、2023年度より電子書籍版も出版されました。移動中の学習がメインの方は、電子書籍版での購入を検討しましょう。
フルカラーではない点が惜しいですが、マンション管理士試験の市販のテキストにフルカラーテキストはないので、デメリットとは言えません。特にこだわりがなければ、本テキストを購入しましょう。
本テキストを選んだ場合、必要に応じて、以下の「入門書」・「一問一答本」・「過去問題集」・「予想問題集」(2024年版は未刊行)を購入しましょう。
TAC:2024年度版 マンション管理士・管理業務主任者 総合テキスト 上・中・下
マンション管理士・管理業務主任者試験の合格に必要な知識を要領よくまとめた総合テキストです。
本書は、試験範囲に共通項目が多いマンション管理士・管理業務主任者両試験でよく狙われるポイントを中心に、必須知識を「TAC合格メソッド」に基づいて要領よく3冊にまとめた「総合テキスト」です。
このシリーズを「柱」として学習し、ぜひ本試験合格を勝ち取りましょう!【本書の特長】
Amazon商品ページより
◆学習する内容の重要度をマン管・管業それぞれの試験種ごとに「特A・A・B・C」のアイコンで表記!試験種ごとの重要度が一目瞭然です!
◆『先生からのコメント』で細かい知識もしっかり補足します。!
◆事例を駆使した『ケーススタディ』で、わかりづらい箇所を具体的に解説しました!
◆各節の重要ポイントを『整理』欄に集約しました。知識のピンポイント確認や、 試験直前の復習にも最適です!
◆最新の法改正にもきっちり対応しています!
◆「TAC情報会員」へのWeb登録で、法改正情報等を網羅したTACマンション管理士・管理業務主任者講座制作の「オリジナル法改正レジュメ」を無料提供。独学者の学習をしっかりバックアップします!
TACが出版する基本テキストです。
3冊で計1100p程度ということもあり、同じTAC出版の「マンション管理士 速習テキスト」と比較すると、本テキストの方が内容のボリュームが多いです。必要な知識を網羅的に理解したい方は、こちらのテキストを選びましょう。
テキスト赤黒2色カラー刷りです。説明については、イラストや図表の説明というよりも、文章による説明がメインです。各項目について文章に落とし込んで理解したい方には、本テキストが合うと思います。逆に、また、イラストや図表の説明が多いテキストが良い方には、本テキストはおすすめできません。
本テキストを選んだ場合、必要に応じて、以下の「入門書」・「要点整理本」(2024年版は未刊行)・「過去問題集」・「予想問題集」(2024年版は未刊行)を購入しましょう。
LEC:2024年版 出る順マンション管理士・管理業務主任者 合格テキスト
2024年度試験は『出る順』で合格を目指す!
Amazon商品ページより
<マン管><管業>ダブル受験に対応!
2024年度の「マンション管理士」と「管理業務主任者」の試験に対応したテキストです。
基本的な知識から応用的な論点までしっかり学べるので、もちろん各資格の専願受験生にも自信をもっておすすめします!
持ち運びに便利なセパレート3分冊!
3分冊セパレート方式の製本で
【1:法令編 上】
【2:法令編 下】
【3:管理実務・会計・設備系編】
の分野毎に取り外せるので持ち運びにも便利です!
【本書の特長】
●各章の導入で「学習のポイント」をナビゲート!
●「豊富な図表」でサクサク整理!
●「10年分の過去問」を各所アイコンで表記!
●科目毎の「確認問題」で知識定着度を確認!
●巻末の「索引」で重要用語を一発検索!
【購入者特典】
購入者様専用Webページからのご応募で「2024年度関連法規改正冊子」プレゼント!
法律のLECが自信を持って、法改正にしっかり対応!
2024年度試験で出題範囲に含まれると予想される最新の改正に対応しています。
※本書は、2023年12月1日時点で施行されている法令、ならびに2024年4月1日までに施行が予定されている法令を基準に作成しています。
\シリーズ併用で学習効果UP!/
同シリーズ『出る順マンション管理士』『出る順管理業務主任者』はシリーズでご利用いただくと、学習効果が高まります。
『分野別過去問題集』には解説各肢に本書参考ページを記載し、リンクしています。
LECが出版する基本テキストです。
ページ数は1159pで、市販のテキストの中では1番ボリュームがあります。試験範囲の網羅性という意味では申し分なく、本テキストの内容を全て理解することができれば、合格する可能性が高くなります。本テキスト自体は厚いですが、3冊に分冊することができるので、持ち運びには困りません。
テキスト赤黒2色カラー刷りです。イラストや図表を用いた説明も多く、レイアウト的にも読みやすいです。各単元ごとに確認問題が掲載されており、各単元ごとの理解度をアウトプット形式で確認できます。
また、本テキストは電子書籍版が出版されており、電子書籍を使いたい方にもこのテキストが候補になってきます。
デメリットとしては、分量が多い分、テキスト1周するのに時間がかかってしまうことです。1周するのに時間はかかりますが、1周し終えた頃には、かなり知識が身についているでしょう。
本テキストを選んだ場合、必要に応じて、以下の「過去問題集」・「予想問題集」(2024年版は未刊行)を購入しましょう。
早稲田経営出版:2024年度 マンション管理士 管理業務主任者 Wマスターテキスト
マン管・管業両試験にバッチリ対応、両試験の「同時制覇」を目指すなら、このテキストがベストです!
本書は、出題範囲の重なりが大きい「マンション管理士」・「管理業務主任者」の両試験をきっちり分析し、合格に必要な必須知識にポイントを絞り込んだ、学習効率の高いテキストです。
重要論点・キーワードをしっかり押さえたよくわかる解説で、両試験の同時合格の“ツボ”をすばやく「Wマスター」することができます。【本書の特長】
Amazon商品ページより
◆「です・ます」調のわかりやすい記述で内容がスーッと頭に入ります。
◆単元ごとに、マンション管理士・管理業務主任者それぞれの試験における「重要度」を「☆」マークで明示しました。学習の優先度の判断に役立ちます!
◆ 深い理解へのアプローチとして、各単元ごとのポイントを冒頭に明示しました。
◆マン管・管業両方の過去5年間の本試験で出題された箇所がひとめでわかるよう、欄外でそれぞれの「出題実績」として表示しました。
◆混乱しやすくイメージが難しい内容は、図表やイラストを駆使してわかりやすく整理しました。
◆各単元の最後には、一問一答式の「確認問題」を掲載。実戦的な問題を解くことで、テーマごとの最重要ポイントがチェックできます。
◆最新の法改正にもきっちり対応しています。
早稲田経営出版が出版する基本テキストです。
このテキストのページ数は672pで、本記事で紹介するテキストの中で1番少ないです。内容がコンパクトにまとまっているといえます。
テキスト青黒2色カラー刷りです。イラストや図表を用いた説明がメインで、レイアウト的にも読みやすいです。解説は「です・ます調」なので、丁寧に感じます。各単元ごとに確認問題が掲載されており、各単元ごとの理解度をアウトプット形式で確認できます。
ページ数が少ない分通読しやすく、テキストを何度も回して学習したい方には本テキストが向いています。
本テキストを選んだ場合、必要に応じて、以下の「過去問題集」・「予想問題集」(2024年版は未刊行)を購入しましょう。
住宅新報:2024年度版 マンガはじめてマンション管理士・管理業務主任者(マンガで楽しく!マン管・管業を学ぶ) + 2024年版 楽学マンション管理士・管理業務主任者要点整理
・マンガはじめて
マン管理・管理業務の試験範囲をサクっとマンガで理解!
はじめて受験される方!もう一度頑張る方!
イメージしながら読めるので効率的に理解が進みます。試験範囲の多くが重なるマンション管理士・管理業務主任者試験。 多岐にわたる試験範囲を、「管理に関する法令・実務」「管理組合の運営」「建物と設備の形質・構造」「マンション管理適正化法」の4つの分野に分けてわかりやすく解説。
マンガで項目の概要を掴んだら、テキストで理解を進められる“二段構え”の充実した構成で、あなたの勉強をサポートします。この1冊で試験範囲の全貌を頭に入れましょう
・要点整理
試験科目の多くが重なるマンション管理士試験と管理業務主任者試験は、効率よく学習すればダブル合格も狙えます。
Amazon商品ページ
過去10年分の出題傾向を徹底的に分析し、頻出テーマ、注意が必要な重要分野を理解の流れに沿って体系的にまとめました。
各項目ごと「見開き完結型」なので、苦手分野のチェックにも役立ちます。
こちら、住宅新報が出版している入門書+要点整理本になります。
まずは、マンガとなっている入門書にて、マンション管理士の試験内容を理解します。他のテキストと違って、まずはマンガでマンション管理士の試験内容について学ぶことができます。活字のテキストが苦手で、漫画形式で学習したい方は、まずはこちらのテキストを使ってみるのが良いでしょう。
また、マンガで基礎を学んだ後には、要点整理本にて、一つ一つの事柄を整理します。要点整理本は「1見開き・1論点」で整理されているため、各論点が整理しやすく、試験前の振り返りなどには適しています。
デメリットとしては、他社が出版している、「基本テキスト」の形式のものが出版されておらず、辞書的な使い方がしにくいことです。ただ、基本テキストがなくても困らない方は、デメリットにはなりません。
本テキストを選んだ場合、必要に応じて、以下の「過去問題集」・「予想問題集(※2024年度版は未刊行)」を購入しましょう。
まとめ:実際に書籍等に足を運んで、自分に合うテキストを選びましょう。
はい、いかがでしたでしょうか。
本記事でおすすめを紹介したものの、結局人によってテキストの合う合わないはあります。
このご時世ではありますが、出来るなら自ら書籍等に足を運んで、実際に手に取ってテキストを選んでみることをお勧めします。
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