どうもみなさんこんにちは、flybirdです。
合格率が20%を下回るなど、近年、管理業務主任者試験は難化傾向にあります。他の法律・不動産系の資格の学習経験がある方でも、しっかり管理業務主任者試験の対策を行わないと、合格するのは難しいでしょう。
とはいえ、これから管理業務主任者試験の勉強を始めようとする場合、まず何から手をつければよいのか、どのくらいの勉強時間が必要になるのか、イメージが湧かないのではないでしょうか?
私は、2021年度の管理業務主任者試験では不合格でしたが、2022年度の管理業務主任者試験には無事合格できました。
そんな私が本記事で、計2年間の勉強時間や勉強方法について、時系列に沿って紹介します。管理業務主任者試験に合格したい方にとって必見の内容となっておりますので、ぜひ最後までご覧ください。
総勉強時間:200時間
結論から言うと、私は合計200時間程度の勉強で合格できました。勉強時間の内訳は以下の通りです。
- 2021年度の管理業務主任者試験のための勉強時間:約100時間
- (2022年度のマンション管理士試験のための勉強時間:約200時間)
- 2022年度の管理業務主任者試験のための勉強時間:約100時間
私は2021年度と2022年度に計2回、管理業務主任者試験を受験しました。
1回目の2021年度の試験では、合格点に1点足らず不合格でした。(合格基準点35点に対し、自己採点では34点。)
2回目の2022年度には、マンション管理士試験とW受験をしました。マンション管理士試験と管理業務主任者試験は試験範囲が被る部分が多く、かつマンション管理士試験の方が難易度が高いです。そのため、2022年度はマンション管理士試験の勉強がメインでした。管理業務主任者試験に絞った勉強は、あまりしていません。
1年目(2021年度)の勉強の内容・経緯
まず、不合格だった1年目の勉強の中身や、経緯について紹介します。
11月1週目〜 勉強開始
試験の約1ヶ月前の、11月初旬ごろから勉強を開始しました。
1年目の2021年には、同じ不動産資格の「宅建」と「賃貸不動産経営管理士試験」を同時に受験しました。宅建が10月3週、賃貸不動産経営管理士が11月3週に実施されます。この2つの試験対策も行う必要があったので、勉強開始が遅くなってしまいました。
それでも、試験までの11月1週目から12月1週目までの約5週間で、週20時間、合計で100時間(5週分)の勉強時間を捻出しました。
勉強開始時期が遅くなり、勉強時間を十分に確保できなかったことが、不合格の一番の原因だと考えています。
独学で勉強。使ったテキストは1冊
1年目は、予備校の講座は受講せず、独学で勉強しました。
購入した基本テキストは「出る順テキスト」です。本テキストを用いて、試験に必要な知識をインプットしました。
本テキスト以外の、過去問題集や予想問題集などは購入しませんでした。
過去問・解答は公式HPにも掲載されておりますので、公式HPから問題をダウンロードして、印刷した上で過去問を解きました。正解不正解を確認しますが、特に解説までは確認しておりませんでした。
また、時間がなかったので、予想模試などは一切解いていません。
今振り返れば、試験本番に向けたアウトプットも不足していたように感じます。
2年目(2022年度)の勉強の内容・経緯
2021年度試験の不合格を受け、2022年度も引き続き管理業務主任者試験を受験することにしました。
9月2週目〜 勉強開始
1年目の反省を生かし、2022年は9月の2週目(試験の約2ヶ月半前)から勉強を始めました。本音を言えばもっと早くから始めたかったですが、2022年9月11日にFP2級を受験した関係で、FP2級の試験日の前から管理業務主任者試験の学習するのは難しかったです。
なお、同じ年に実施されるマンション管理士試験にも申し込みました。マンション管理士試験と管理業務主任者試験とのW合格を目指し、両試験の勉強を並行的に始めました。
予備校『アガルート』の講座を受講
時間がなかったこともあり、2年目は予備校を利用しました。法律系の資格に強く、合格実績の高い「アガルート」を選びました。
アガルートの講座は分かりやすく、学習内容を早く理解できました。アガルートなしでは、短期合格はできなかったと思います。
当然ですが、独学よりも予備校を講座した方が効率が良く、より少ない勉強時間で合格しやすくなります。もちろん費用はかかりますが、最短での合格を目指す方は、ぜひとも予備校講座を活用しましょう。
1週間の勉強時間:約15時間
私は社会人のため、平日昼間は勉強できませんでしたが、スキマ時間を利用して、平日は2時間、休日は3時間程度、勉強時間を捻出しました。1週間換算で、15時間程度は勉強していました。
他の受験生と比較して勉強時間を多く確保出来ない分、集中して勉強に取り組みました。
〜10月2週目:基本講座の視聴終了(=インプット期)
アガルートの講座に申し込んだ後、まずはひたすら基本講座を視聴しました。管理業主任者試験(とマンション管理士試験)の試験範囲は広いので、基本講座を視聴し終えるだけでも一苦労します。基本講座は倍速で視聴することも可能ですので、既に理解できている内容は倍速で視聴するなどして、約1ヶ月で基本講座を視聴しました。
基本講座を一度視聴しただけでは理解できない事項もありましたが、一通り内容を視聴した後に再度聴き直すこともできるので、とにかく先に進むことを意識しました。その結果として、1ヶ月という短期間で視聴を終えることができたのでしょう。
10月2週目〜:ひたすら過去問演習(=アウトプット期)
基本講座を視聴後には、ひたすら過去問を解きました。
アガルートのマンション管理士&管理業務主任者講座の場合、過去問題集で過去問10年分を演習できます。問題集は合計6冊用意されています。(マンション管理士試験用:3冊分・管理業務主任者試験用:3冊分)
問題集だけでも6冊分あるので、1周回すだけでも一苦労です。根気強く取り組み、3週間程度で10年分全ての問題を解き終えました。
2周目以降の過去問演習では、1周目で正確に解答できた問題はスルーして、間違えた問題と根拠が曖昧だった問題に絞って、繰り返し解きました。
11月2週目〜:模試(2回分)を解く
アガルートの管理業務主任者講座には、模試が2回分用意されています。試験直前期の11月2週目ごろ、本試験のシュミレーションのため、模試2回分を本試験の時間通り解きました。
1回目の模試では40点、2回目の模試では39点獲得できました。
ちなみに、勘が冴え渡ったこともあり、この年の本試験では、模試の点数より高い43点を獲得することができました。(合格点は36点)
12/4(日):試験本番
12月4日(日)、2回目の管理業務主任者試験を受験しました。1週間前に実施されたマンション管理士試験で高得点(自己採点で40点〜41点)を取れたこともあり、当日は自信を持って臨みました。
試験を受けた後に、某予備校の解答速報を元に自己採点を行った結果、42点or43点は取れていました。合格基準点の予想は35点付近だったこともあり、合格はほぼ確信できました。
1/20(金):合格発表日 →合格
試験から約1ヶ月半後の1/20日(金)が合格発表日でした。当日のAM9時ごろ、合格者の受験番号がHPに掲載されていたので、自分の受験番号を確認したところ、無事に合格できていました。
合格証書の送付は早く、合格発表日の翌日に簡易書留で届いていました。不合格を経験しての合格でしたので、素直に嬉しかったです。
なお、この年の合格基準点は36点(結果は43点)、合格率は18.9%と過去最低でした。難易度の高い年に合格できたので、自信になりました。
とにかく早めに勉強に取り掛かりましょう。
以上、私の合格までの経緯をお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。
私は200時間という比較的少ない勉強時間で合格できましたが、宅建や賃貸不動産経営管理士試験などの不動産資格の受験経験があったことや、アガルートの講座を利用したことが大きな理由です。
人によって必要な勉強時間は異なりますが、油断していると不合格になります。とにかく、早めに勉強に取り掛かりましょう。
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