どうもみなさんこんにちは、Flybirdです。
管理業務主任者試験の勉強を独学で始める場合、まずは自分にあった「テキスト」を選ぶことから始まります。とはいっても、管理業務主任者試験用のテキストの種類が多く、どのテキストを選べばよいか悩んでいませんか?
また、管理業務主任者試験と試験範囲が類似のマンション管理士試験との2試験対策用テキスト(W合格テキスト)も出版されています。W合格テキストを選んでよいのか悩む方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私は、2022年度の管理業務主任者試験に合格できましたが、テキスト選びに悩んだ経験があります。
そんな私が、本記事で、おすすめの管理業務主任者試験用のテキストを紹介します。テキスト選びに悩む方の参考になりますと幸いです。
おすすめの基本テキスト4選
本記事では、おすすめできるテキストを4つに絞って紹介します。
テキスト名 | ![]() 出る順 | ![]() 基本テキスト | ![]() 攻略テキスト | ![]() どこでも学ぶ |
編集社 | LEC | TAC | 管理業務主任者 試験研究会 | 日建学院 |
ページ数 | 833p | 792p | 540p | 776p |
こんな方に おすすめ | 情報量が多い テキストが欲しい! | 定番のテキストが 欲しい! | 語呂合わせ付きの テキストが欲しい! | 書き込みしやすい テキストが欲しい! |
詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
内容に連動性があるので、「問題集」・「過去問題集」・「予想問題集」は、基本テキストと同じ種類のものに揃えるのがベターです。
まずは、「基本テキスト」の内容を検討して購入し、必要に応じて問題集等を追加で購入しましょう。
※「マンション管理士との共通テキスト」を選ぶべき?
管理業務主任者と同じ「一般財団法人マンション管理業協会」が実施している試験として、他にマンション管理士試験があります。
この「マンション管理士試験」と「管理業務主任者試験」の試験範囲はほぼ同じなので、テキストの中には「管理業務主任者・マンション管理士」の2つをセットにして販売されているテキストも多いです。
(以下、「W合格用テキスト」といいます。)
ですので、W合格用テキストと管理業務主任者試験用テキストをどちらを選べばよいのかという点についてですが、これは、みなさんの受験プランによって変わります。
- マンション管理士試験と管理業務主任者試験を同一年度に受験する方:「W合格用テキスト」
- 管理業務主任者試験⇒マンション管理士試験の順番で受験する方のうち、
比較的時間に余裕があり、両試験の勉強を同時に進めたい方:「W合格用テキスト」 - 時間に余裕がなく、まずは管理業務主任者試験の合格を目指す方:「管理業務主任者試験用テキスト」
- 管理業務主任者試験のみの合格を目指す方:「管理業務主任者試験用テキスト」
以下、本記事では、「管理業務主任者試験用テキスト」を紹介します。
※「W合格用テキスト」で学習したい方は、↓の記事をご覧ください。

LEC:2023年版 出る順 管理業務主任者 速習テキスト


管理業務主任者試験の合格を目指す速習テキスト!
【本書の特長】
◎ 試験を知り尽くしたLEC専任講師が執筆!
全国向け通信講座の担当講師「亀田 信昭」が管理業務主任者の最短合格を目指す受験者に向けて、試験傾向と出題実績を分析し尽して執筆した速習テキストです!
◎ 無料講義動画つき
講義動画を見ながら学習することができます。講師による本書を使った講義で、より理解を深め、知識を定着させましょう。
◎ 「速習」こそ、わかりやすく
初めて学習する方もスムーズに読み進められるよう、わかりやすい文章で記述しました。日常生活で使わない用語は「言葉の意味」のアイコンを設け、解説しています。
◎ “法律のLEC”が自信をもって、法改正にしっかり対応!
2023年度試験で出題範囲に含まれると予想される最新の改正に対応しています。
◎ 重要ポイントが一目でわかる!\インプット/
試験の重要ポイントを「出るトコ整理」で集約・整理して、覚えやすいよう工夫しています。
◎ 知識はすぐに確認!\アウトプット/
「出るトコ整理」の後は、「出たトコ過去問」で過去の出題例を使って、すぐに理解度チェックができます。
◎ 豊富な図解やイラスト・写真で理解度アップ
法律関係を視覚的に理解しやすくするために図解やイラストを多用しています。また、建築・設備は耳慣れない用語が多いため、イラストや写真を豊富に盛り込んで説明しています。
◎ 試験の出題実績をもとに合格に必要な知識を掲載
出題実績に基づいて記載しています。各章の扉に出題年度と分野、重要度を記載して、メリハリをつけながら学習できるよう工夫しています。
◎ あわせて問題を解くなら「出る順シリーズ」で!
テキストには、出題実績のある年度と問題番号をアイコンで表示。同シリーズの「出る順管理業務主任者 分野別過去問題集」には、年度ごとの索引(本試験出題年度索引)があるので、すぐに過去の本試験問題を確認、解くことができます。分野別過去問もこの速習テキストに準拠して作成。相互にリンクしていますので効率的に学習できます。
LECが出版している、いわゆる「出る順」テキストです。
各項目には、過去問での出題履歴および出題年度が記載されています。重要な記載にはマークが付されて、必要に応じて「出るトコ整理」として要点がまとめられているため、メリハリをつけた学習ができます。
レイアウトは、緑と黒の「二色刷り」構成です。欲を言えばフルカラーにしてもらいたかったですが、他の出版社のテキストも二色刷りなので、特段デメリットではありません。今後はフルカラーテキストが出版されることに期待です。
また、このテキストの特徴として、ページ数が833pと、市販テキストのなかではボリュームの多い方に分類されます。もっとも、管理業務主任者試験の試験範囲は広いので、全範囲を網羅するとどうしても分量が多くなってしまうのは致し方ありません。
このテキスト一冊をやり込めば、合格に必要な知識を十分にインプットできます。
区分所有法・マンション管理規約等の条文や、「標準管理委託契約書」の条文例に対するコメントもそのまま引用されているので、他の条文集等を別途参照する必要がありません。
(私のような)元の条文やコメントに触れて、知識を定着させたい方には、よりおススメです。
管理業務主任者試験の試験範囲となっている条文やコメントだけでも、かなり数が多いです。そのため、暗記するのが大変なのですが、条文やコメント中の特に大事な部分に色が付けられているので、メリハリを付けながら暗記することが出来ます。
このテキストは、Amazon Kindleなどで電子書籍版が出版されています。
紙のテキストではなく、電子書籍版のテキストで勉強したい方はほぼ、このテキスト一択になります。
デメリットとしては、他の不動産系資格を受験したことがない方には、説明が若干難しく感じるかもしれません。もっとも、管理業務主任者試験には、宅建等の他の不動産系資格を受験された方が多く、内容が難しく感じた場合には、別途で入門書を購入すればよいだけなので、大きなデメリットではありません。
本テキストを選んだ方は、必要に応じて下記の「過去問題集」「予想問題集」を購入しましょう。


TAC:管理業務主任者 基本テキスト 2023年度版


管理業務主任者本試験で必ず出題される基本分野を中心に、必須知識を「TAC合格メソッド」に基づいてしっかり網羅した必須テキスト。
効率よく重要ポイントが身に付きます。最新の法改正もきっちり反映。
本書を柱とした学習で基礎力をしっかり習得し、ばっちり合格を勝ち取りましょう!【本書の特長】
◆学習効率に配慮した章立てで、重要事項をしっかり網羅!
◆項目ごとのきめ細かな「過去10年間の出題年度」表示で、ねらわれるポイントがよくわかります
◆ワンランク上の知識は、本文中の「プラスα」や欄外記述の「参考」等でばっちり補足!
◆各項目の重要事項を『Point整理』欄に集約。知識の横断的な確認や試験直前の総復習がスイスイできます!
◆「TAC情報会員」へのWeb登録で、最新の法改正情報等を網羅したTACマンション管理士・管理業務主任者講座制作の「オリジナルレジュメ」を無料提供。独学者の学習をしっかりバックアップします!!
予備校でお馴染みのTACも、管理業務主任者試験用のテキストを発行しています。このテキストも、赤と黒の「二色刷り」となっています。
総ページ数は792pと、管理業務主任者試験のテキストのボリュームとしては相当です。本テキストに合格に必要な知識が掲十分に掲載されています。
なお、このテキストは、長年売上TOP1を維持しています。なので、とにかく「王道」なテキストといえるので、とにかく「外さない」テキストを使いたい方にはおすすめです。
別冊にて「講義DVD」を購入できます。講義形式で学習したい方は、基本テキストと併せて購入しましょう。

デメリットとしては、テキスト中に過去問が掲載されていないので、各項目ごとに過去問を解いて理解を確認することができません。もっとも、過去問テキストを併せて購入し、基本テキストと一緒に学習すれば問題ないですが、この点は注意が必要です。
また、本テキストの説明は「です」「ます」調ではございません。好みが分かれるところだと思いますのでご注意ください。
本テキストを選んだ方は、必要に応じて下記の「一問一答集」「過去問題集」「予想問題集」を購入しましょう。



管理業務主任者試験研究会:2023年度版 ごうかく! 管理業務主任者 攻略テキスト


本書は、管理業務主任者試験での過去の出題実績を徹底分析し、よく出題される情報だけを集めた、合格に欠かせないテキストです。
難しい法律用語や専門知識も、「です・ます」調の「話しことば」で、わかりやすく解説。初学者の方でも読みやすく、スムーズに理解できます。
時間がない方でも無理なく無駄なく楽しく学習できるよう、イラストや図表、豊富なアイコンなど、随所に学習しやすい工夫を施しています。
【本書の特長】
◆過去問を徹底分析!
過去の頻出論点を徹底分析し、重要論点だけを厳選しました。
出題実績も併記しているので、「試験にどこが出るか」がよくわかります。
◆効率的に楽しく学習!
楽しいイラストやアイコン、豊富な図表やゴロ合わせなど、ラクラク暗記できる仕掛けが満載!スピード学習に最適なテキストです。
◆知識の確認も万全!
本文のポイント箇所に「過去問でCHECK」を掲載。実際の過去問で学習の成果をチェックできます。
◆最新の法改正にもきっちり対応しています。
「管理業務主任者研究会」が出版するテキストです。レイアウトは、赤と黒の「二色刷り」となっています。
このテキストの特徴として、解説が全て話し言葉(です・ます調)で記載されていることです。説明が話し言葉で丁寧なので、文章が読みやすいです。
また、このテキストには「語呂合わせ」が付いています。暗記が苦手で、語呂合わせを使って覚えたい方にはおススメです。
本テキストのページ数は540pであり、本記事で紹介するテキストの中では、一番コンパクトにまとまっています。とにかく薄くて通読しやすいテキストを使いたい方におススメです。
デメリットとしては、コンパクトな分、特に「設備」や「建築基準法」の単元に関しての内容が薄いことです。もっとも、そこまで重要な単元ではない(インプットを増やしても、本番で分からない問題が決まって何問か出題される分野)ので、致命的なデメリットではありません。また、足りないと思った場合は、適宜テキストに情報を付記すればよいだけですので、情報量の少なさは使い方でカバーできます。
また、語呂合わせでの暗記を好まない方にとっては、本テキストは合わないかもしれません。
本テキストを選んだ方は、必要に応じて下記の「問題集+過去問題集」「予想問題集」を購入しましょう。


日建学院:どこでも学ぶ管理業務主任者 基本テキスト 2021年度版


宅建のテキストで有名な日建学院ですが、管理業務主任者試験用のテキストも出版しております。このテキストも、赤と黒の「二色刷り」となっています。
特徴としては、マークや太字箇所が全体的に少ないことです。
自分なりに、テキストの中で重要だと感じた部分や、覚えづらい部分を加筆&マーク等しながら内容を理解したい方には、本テキストが使いやすいと思います。
このテキストは、分量的には776pほどあり、内容的にも、試験範囲をカバーできるだけの情報量が記載されています。このテキストだけで合格に必要な知識を身に付けることが出来ます。
テキスト中に過去問が付いていないのが気になる方もいらっしゃるかもしれません。(個人的にはそこまで気になりませんが。)
もし過去問が付いているテキストの方が良いなら、他のテキストの購入をおススメします。
マーク箇所が少ない分、人によっては、重要な部分が分かりづらいと感じる方もいるかもしれません。この点は、自分なりに重要事項をマークする等で補うことが可能です。
まとめ:自分に合ったテキストを使いましょう。
はい、いかがでしたでしょうか。
4つのテキストをおススメしましたが、もちろん人に合う、合わないはあります。
出来れば書店等に赴いて、実際にテキストの内容を確かめてみて、自分に合ったテキストを購入することをお勧めします。
その際に、少しでも本記事が参考になりますと幸いです。
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