どうもみなさんこんにちは、Flybirdです。
賃貸不動産経営管理士試験は、2021年より国家資格化したこともあり、受験者が増加傾向にある一方で、合格率は下がっています。数年前は1週間程度の学習で合格できる、などと言われていましたが、近年ではある程度の勉強時間が必要になる試験です。
そのため、これから学習を始める方にとっては、いつから勉強を始めれば間に合うのか、合格するために勉強時間はどどの程度必要なのか、気になりませんか?
私は、2021年度の賃貸不動産経営管理士試験に、独学で合格することが出来ました。
そこで、合格体験記として、私が合格までにかかった勉強時間・勉強スケジュールなどの合格までの勉強過程を、時系列に沿って本記事にて紹介します。
これから賃貸不動産経営管理士試験の勉強を始める方にとって、必見の内容となっておりますので、ぜひ最後までご覧ください。
結論:計50時間程度(約3週間)の勉強時間で合格できました。
最初に言ってしまうと、私は計50時間程度の学習時間で合格できました。
ただ、賃貸不動産経営管理士試験は楽勝、と言うつもりはありません。というのも、私が人より少ない勉強時間で合格できたのは、既に他の法律系試験に既に合格していたことが理由です。
賃貸不動産経営管理士試験と宅建・行政書士試験とでは、「民法」「借地借家法」などの試験範囲が被っています。そのため、民法・借地借家法に関しては、ほぼ(というより全く)勉強はしていません。
他の法律資格や不動産系資格に合格していた場合、必要勉強時間は少なくなります。
賃貸不動産経営管理士試験の受験者は、同じ不動産系の資格である宅建や管理業務主任者試験も併せて受験される方も多いのではないでしょうか。その場合、他の試験との兼ね合いも含めて効率よく学習すれば、私のように50時間程度の勉強で合格も可能だと思います。
全くゼロの知識から始める場合でも、100時間程度の勉強時間で合格できると考えています。
合格までの勉強スケジュール
以下、合格までの勉強時間・勉強内容について、時系列形式で紹介します。
10月4週目~:試験勉強開始、まずは基本テキストを読み進める
私が勉強を始めたのは10月第4週目からでした。
本当はもっと早い時期から学習を始めたかったですが、同じ年に受験した宅建の試験日が10/17(日)だったので、宅建試験の受験後に本格的に勉強を始めました。
勉強を始めるにあたって、まずは知識のインプットしようと思いました。そこで、賃貸不動産経営管理士試験用の基本テキストを購入して、テキストの内容をひたすら読み込んで、試験範囲の内容を一通り確認しました。
購入した基本テキスト
購入した基本テキストは、「賃貸不動産経営管理士 合格のトリセツ テキスト&一問一答」です。
私は様々な資格試験を受験していますが、「トリセツシリーズ」のテキストを愛用しています。賃貸不動産経営管理士試験でも「トリセツ」シリーズが出版されていたので、購入しました。
本テキストは、テキストと一問一答が1冊にまとまっていて、インプットとアウトプットを同時並行で進めることができる点がメリットです。
2021年10月4週〜5週:基本テキスト1周完了
賃貸不動産経営管理士試験と宅建の試験範囲は被っている部分が多いこともあり、民法などの範囲は飛ばして読み進めた結果、1週間でテキストを読み終えることができました。
私は社会人で昼間は勉強できないので、朝と夜に勉強しました。1日の勉強時間は、平日は約1時間程度、1日は約2時間程度でした。なので、テキスト1周するのに10時間程度しかかからなかった計算になります。
宅建の学習経験があれば、1週間程度でテキストを1周できます。
2021年10月5週~:過去問を解く
テキストの内容を一通り理解したので、次のステップとして、過去問を解きました。
※過去問対策は「賃貸不動産経営管理士試験ドットコム」で行いました。
過去問対策は、Webサイトでのみ行いました。使っていたサイトは「賃貸不動産経営管理士試験ドットコム」です。
https://chintaikanrishi-siken.com/
有名なサイトなので、実際に使ってみたことがある方も多いのではないでしょうか。取り扱っている資格は多く、賃貸不動産経営管理士試験の問題も掲載されていました。
本番同様、4肢形式で問題を解くことができます。各肢に、きちんと解説が掲載されていますので、間違えた場合は、その理由を確認できます。また、「分野別」または「年度別」に問題が掲載されており、自分の好きな順番で過去問を潰すことが出来ます。
言うまでもないかもしれませんが、とてもおすすめのWebサイトです。
Web上で過去問対策をしたので、過去問集は購入しませんでした。
解いたのは直近「6年分」
賃貸不動産経営管理士試験ドットコムは、2021年の時点で直近6年分の試験問題が掲載されていたため、過去問題は6年分解きました。
2019年以前は試験時間が90分、試験問題が40分だったこともあり、早ければ1年分の問題を1時間程度で回答できます。なので、1週間で6年分の問題を解いて解説も確認できました。
多く問題を解くよりも、直近に出題された問題については、再度出題されても確実に解けるようにしておきましょう。
(2021年11月1週~2週:管理業務主任者試験の勉強を始める。)
なお、私は2021年度に不動産資格3つ(宅建・賃貸不動産経営管理士試験・管理業務主任者試験)の同時合格を目指しておりました。
- 10月3週:宅建
- 11月3週:賃貸不動産経営管理士試験
- 12月2週:管理業務主任者試験
を受験するというスケジュールでした。
管理業務主任者試験の方が、賃貸不動産経営管理士試験より試験範囲が広いです。また、賃貸不動産経営管理士試験と管理業務主任者試験の間はわずか2週間しかありません。
そこで、賃貸不動産経営管理士試験の学習に一通りめどがついた時点で、管理業務主任者試験の勉強にも取り掛かりました。管理業務主任者試験の試験範囲は広いものの、賃貸不動産経営管理士試験とで試験範囲が被っている部分(民法・借地借家法・設備など)も多く、2週間でテキストを1周し終えることが出来ました。
管理業務主任者試験の勉強がメインでしたが、同時に賃貸不動産経営管理士試験対策にもなっていたように思います。
2021年11月3週(試験前1週間)〜試験本番まで:テキスト+過去問
試験1週間前になると、再び賃貸不動産経営管理士試験の勉強に切り替えました。
直前期であるこの時期は、ひたすらテキストの内容理解&過去問対策を繰り返していました。最終的には、30分程度でテキスト1周を回せるレベルには理解が定着していました。
2021年11月21日:試験日
いよいよ11/21(日)本番日を迎えました。
自己採点結果は…、 41/50点でした。
自分で思っていたより高得点でした。過去の合格基準点を見ても、41点あれば余裕で合格できたな、と当時は思っていました。
2022年1月7日 10:00~:運命の合格発表・・・。
1/7(金)10:00~、運命の合格発表日。結果を確認したところ…、無事に合格出来ていました。
ただ、この年のボーダーは40/50点だったようで、+1点と意外とギリギリの点数でした。合格基準点は合格発表日まで分からないので、自己採点結果のみで一喜一憂しない方がよいです。
※当日19時頃:合格証送付
私は東京在住なのですが、当日に合格証がレターパックにて送付されてきました。念のため合格証を掲載しておきますね。
まとめ:要領良く勉強すれば、50時間程度で合格可能!
はい、いかがでしたでしょうか。
確かに、賃貸不動産経営管理士試験の難易度は年々上がっていますが、それでも現状では宅建や管理業務主任者試験などと比較すると、簡単な部類に入ります。
他の不動産資格と併せて受験される方も多いと思いますので、本記事が参考になりますと幸いです。
コメント
コメント一覧 (1件)
サイト拝見しました。
自分も賃貸不動産経営管理士受験の予定なのですが、どの科目が得点源になりうるとflybird様は考えますでしょうか?