どうもみなさんこんにちは、Flybirdです。
2021年より、賃貸不動産経営管理士試験は国家試験になり、受験者数が増えています。また、国家資格になったことから、試験の難易度も上がると予想されます。
従来ですと、基本テキストにこだわる必要はなかったですが、今後はより基本テキスト選びが重要になってきます。ただ、そうはいっても勉強を始めたばかりの方にとっては、どのテキストを選べば良いか分からないですよね。
私は、ちょうど賃貸不動産経営管理士試験が国家試験になった令和3年度(2021年度)試験に、独学にて一発合格することが出来ました。
※合格体験記は↓の記事をご覧ください。

そんな私が、賃貸不動産経営管理士試験用のおすすめのテキストを計7冊紹介します。
テキストを選びに悩んでいる方にとって、本記事が少しでも参考になりますと幸いです。
前提:テキストの種類
まず、賃貸不動産経営管理士試験に限らず、一般的な市販のテキストの種類を一旦整理しておきます。
以下、大きく3つに区分できます。
- 基本テキスト:試験範囲を網羅的に文章や図などで説明したもの。
- 過去問題集:過去問をまとめたもの。年度別のものと分野別のものがある。
- 予想問題集:過去の傾向から、受験年度の問題を予想をしたもの。
オレンジのアンダーラインの教材が「インプット教材」で、黄のアンダーラインの教材が「アウトプット教材」です。
「基本テキスト・教科書」:購入必須!
言うまでもなく、「基本テキスト・教科書」といったインプット教材は購入必須でしょう。
試験に必要な知識をまずインプットすることから勉強は始まります。この「インプット教材選び」を最重要視してみて下さい。
「過去問題集」:必ずしも購入必須ではない。(※過去問対策は必須。)
賃貸不動産経営管理士試験の場合、過去問題集の購入は必須ではないと考えています。
なぜなら、最近ですとwebサイト上で過去問対策が出来るからです。(もちろん無料です。)
私の一番のおすすめのサイトは、「賃貸不動産経営管理士試験ドットコム」です。

webサイトが使える以上、無理に過去問題集は購入する必要はないように思います。
ただし、過去問は必ず解いてください!
どの範囲からどんな問題が出題されているかといった試験の傾向を把握する意味でも、過去問は必ず解きましょう。
「予想問題集」など:購入必須ではない。(時間に余裕があれば。)
その他の「予想問題集」や「一問一答集」の購入も必須ではないです。
先ほど記載の通り、アウトプットとしてはまず過去問を解くことから始めるべきだからです。
そのうえで、過去問を何年分か解き終えて、時間に余裕があり、自分の知識の定着を確認したい方は、「予想問題集」や「一問一答集」を購入しても良いと思います。
おすすめの基本テキスト
タイトル | ![]() 合格のトリセツ | ![]() 賃貸不動産経営 管理士の教科書 | ![]() 賃貸不動産経営 管理の知識と実務 | ![]() とことん学ぶ! 基本テキスト | ![]() 速習テキスト& 問題集 | ![]() スッキリうかる | ![]() 1回で合格! |
評価 | (4.5 / 5.0) | (5 / 5.0) | (4 / 5.0) | (4 / 5.0) | (4 / 5.0) | (4 / 5.0) | (3 / 5.0) |
編者 | LEC | TAC | 貸不動産経営 管理士協議会 | 日建学院 | ユーキャン | TAC | コンデックス 情報研究所 |
カラー | 2色刷り | フルカラー | 2色刷り | 2色刷り | 2色刷り | 2色刷り | 2色刷り |
p数 | 362p | 364p | 1066p | 444p | 524p | 320p | 511p |
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まずは「基本テキスト」を選んだ上で、必要に応じて、同じ出版社の「過去問題集」や「予想問題集」を買い揃えるのがオススメです。
そのため、以下「基本テキスト」に絞って紹介していきます。
LEC:2023年版 賃貸不動産経営管理士 合格のトリセツ テキスト&一問一答
LECは、様々な試験に対応した「トリセツシリーズ」を出版していますが、賃貸不動産経営管理士試験用のテキストも出版しています。
このテキストは電子書籍版も出版しています。(LECは電子書籍に対応している書籍が多いですね。)
電子書籍のテキストを使いたい方には、この本一択になるかと思います。


フルカラーではないものの、項目ごとに「重要ランク」が付されており、また随所に「講師からの一言」が付されています。また、「過去問出題の有無」も併せて記載されており、メリハリをつけた学習がしやすいです。
また、賃貸不動産経営管理士verのトリセツは、各項目に一問一答が付いているので、アウトプットも並行して行うことが出来ます。
内容に関してですが、2色刷りでフルカラーではないのが気になります。(他の「トリセツ」シリーズはフルカラーテキストなので、このテキストも早くフルカラーになって欲しいです。)
ただ、図やイラストが随所に掲載されているため、内容は分かりやすいです。
なお、ページ数は、一問一答部分含め362pです。どちらかというと、コンパクトなテキストに分類されます。
また、2022年版のテキストは、購入者特典として、無料講義動画も掲載されており、オススメ度がさらに上がりました。
デメリットはあるものの、使いやすいテキストです。
この基本テキストを選んだ場合、必要に応じて、同シリーズの「過去問題集」と「予想問題集」を購入しましょう。
TAC:2023年度版 みんなが欲しかった!賃貸不動産経営管理士の教科書
こちら、TACが出版しているテキストです。


このテキストの一番の特徴は、賃貸不動産経営管理士試験のテキストの中で唯一全ページフルカラー刷りになっていることです。
フルカラーなこともあり、図やイラストが圧倒的にわかりやすいです。内容もコンパクトにまとまっており、非常に読みやすいテキストです。
資格試験慣れしていない方には、一番使いやすいテキストになっていると思います。
テキストの分量は364pのため、量が少ないと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、賃貸不動産経営管理士試験自体の難易度から考えると、この程度の分量であれば全く問題ないですし、むしろコンパクトにまとまっていると思います。
ズバリ、一番おすすめのテキストです!
この基本テキストを選んだ場合、必要に応じて、同シリーズの「過去問題集」と「予想問題集」を購入しましょう。
令和4(2022)年度版 賃貸不動産管理の知識と実務
このテキストは、「一般財団法人 賃貸不動産経営管理士協議会」から出版されている、いわゆる公式テキストになります。
ですので、試験はこのテキストに記載されている内容からほぼ間違いなく出題されます。
ただ、本の分量が1066pと多く、正直なところ内容はそこまで分かりやすいとは言えないので、試験に合格するという観点からすればコスパは悪いように思います。
ただ、試験合格以降も実務で使えるテキストを使いたい、といった方や、できるだけ公式テキストを使いたい、と考えてらっしゃる方にはおすすめの本です。
また、本テキストは賃貸不動産経営管理士講習の指定教材となっておりますので、試験の一部(5問)免除講習を受けたい方は、このテキストを購入することになります。
この基本テキストを選んだ場合、必要に応じて、本テキストと内容がリンクしている「要点整理本」と「過去問題集」を購入しましょう。
日建学院:とことん学ぶ!賃貸不動産経営管理士 基本テキスト 2022年度版
こちら、日建学院さんが出版しているテキストになります。

フルカラーではないものの、項目ごとに「重要ランク」が付されており、また随所に「コメント」「重要ポイント」が記載されています。また、「過去問出題の有無」も併せて記載されており、メリハリをつけた学習がしやすいです。
他のテキストに比べるとイラストや図は少ないですが、文章での説明が丁寧なので、そこまで気になりません。
文量は444p程度で、多すぎも少なすぎもせず、必要十分な分量となっております。
図やイラストがたくさん掲載されているテキストより、文章がメインに掲載されているテキストを使いたい方にはおすすめできる1冊です。
この基本テキストを選んだ場合、必要に応じて、同シリーズの「要点整理本」と「過去問題集」と「予想問題集」を購入しましょう。
ユーキャン:2022年版 ユーキャンの賃貸不動産経営管理士 速習テキスト&問題集
様々な資格試験の講座を提供している「ユーキャン」も、賃貸不動産経営管理士試験用のテキストを発行しています。

ユーキャンのテキストの特徴は、「読了目安日」が記載されていることです。(本テキストの場合、35日)ペースメーカーが設定されており、学習スケジュールが立てやすいです。
内容に関しては、他の資格試験と同様に、表やイラストを用いて、分かりやすくまとめられています。
また、本テキストは、レッスン末に「○×問題」、章末に「実力チェック問題」が掲載されており、各項目ごとに理解度を確認できます。
また、巻末には「予想模擬試験」が掲載されており、本番さながらの感覚で問題を解くことができます。
合格に必要な内容を「1冊」に凝縮したテキストになっています。
デメリットとしては、「1冊」に凝縮した分、ボリュームが多くなってしまったことです。(524p)
また、一冊に凝縮したあまり、アウトプットの量が少なくなっています。結局、他の過去問集や予想問題集を買い足すことになってしまうことになってしまうかもしれません。
ただ、上で紹介した「賃貸不動産経営管理士試験ドットコム」などでも過去問対策はできますので、学習方法によってデメリットをカバーできます。
試験対策用テキストを1冊にまとめたい方には、一番のオススメのテキストです。
TAC:スッキリうかる 賃貸不動産経営管理士 テキスト&重要過去問 2022年度
TACはもう1冊、「スッキリわかる」シリーズの賃貸不動産経営管理士用テキストを出版しています。
著書の「中村喜久夫」さんは、全国の宅建協会の研修会の講師を担当されておられたりと、不動産業界に精通されている方です。

TACから出版されているテキストというだけあり、内容が分かりやすいのはもちろんのこと、とにかくコンパクトにまとまっています。
p数が320pにまとまっており、しかもテキストの紙質の関係で、p数以上に薄く感じます。賃貸不動産経営管理士のテキストの中では一番薄いので、持ち運びには最適です。
また、薄いテキストにも関わらず、一問一答(過去問出題例)や章末重要過去問(四肢択一)も掲載されており、アウトプット形式にて知識の定着の確認ができます。
とにかく薄いテキストを使いたい方には、オススメの一冊です。
デメリットとしては、コンパクトであるため、インプット量が少ないことです。ですが、内容をコンパクトにした反面、致し方ない部分ではあるので、そこまで気にする問題ではありません。
この基本テキストを選んだ場合、必要に応じて、同シリーズの「予想問題集」を購入しましょう。
コンデックス情報研究所:1回で合格!賃貸不動産経営管理士 テキスト&問題集 ’22年版 (2022年版)
コンデックス情報研究所も、賃貸不動産経営管理士試験用のテキストを出版しています。
このテキストは、内容が分かりにくいというわけではないですが、上で見てきたテキストと比較すると、特にこれといった特徴がないですね・・・。
このテキストならではのメリットがあるかと言われると、正直あげづらいです。。。
もちろん、テキストのレイアウトを好きな方もいると思うので、気に入った方は購入してみてください。
この基本テキストを選んだ場合、必要に応じて、同シリーズの「一問一答集」と「過去問題集」を購入しましょう。
まとめ:自分に合った参考書を選ぶのがベスト!
はい、いかがでしたでしょうか。
以上私のおすすめをお伝えしてきましたが、結局一番大事なのは、自分にあった参考書&テキストを使うことです。
出来ればテキストを購入する前に、書店に行って実際に内容を眺めてみて下さい。
その中で、私のレビューがいくらか参考になりますと幸いです。
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