【勉強時間は?】日商簿記2級に合格できるまでの合格体験記

どうもみなさんこんにちは、Flybirdです。

日商簿記試験を受験することで、簿記に関する基本的な知識を身につけることができます。また、簿記は社会人にとって必要なスキルの一つであり、取得することのメリットが大きい資格です。中でも、日商簿記2級は、「商業簿記・工業簿記」が試験範囲のため、企業会計に関する必要最低限の知識を身につけることが出来ます。

メリットの大きい日商簿記2級試験の合格に向けて、これから学習を始める方もたくさんいらっしゃるでしょう。

ただ、これから勉強を始める場合、どのような勉強をすれば良いか分からず、合格できるか不安に思う方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

私は、1度不合格を経験した後、2020年2月に、日商簿記2級合格することが出来ました。

そんな私が、本記事にて、日商簿記2級合格までにかかった勉強時間・受験回数などをお伝えします。また、不合格も経験しましたので、不合格となった理由・反省ポイントについてもお伝えします。

これから勉強を始める際の参考に少しでもなりますと幸いです。

目次

総勉強時間:130時間

結論から言うと、私が日商簿記2級合格までに要した勉強時間は約130時間程度になります。なお、私は一定程度の事前知識を有していたのですが、全く知識ゼロの状態から勉強を始めるとなれば、200~300時間程度はかかるのではないでしょうか。

もっとも、勉強時間はもう少し少なくても合格できた気がします。というのも、日商簿記2級試験の特性上、アウトプットを中心に学習するのが効果的です。アウトプットメインで学習していれば、勉強時間は100時間以下でも合格可能だったように思います。

これから日商簿記2級試験を受ける方は、アウトプット中心の学習をお勧めします。

合格するまでの経緯

以下、合格するまでの勉強内容・勉強時間について、時系列で紹介します。

勉強開始:2019年9月~

日商簿記2級の勉強自体を始めたのは、2019年9月頃です。

受験動機

日商簿記と同じ簿記系の資格として、建設業経理士という資格があります。メジャーな試験ではありませんが、建設業界では重宝される資格です。

建設業経理士試験とは、一言で言うと、「日商簿記の建設業界ver.の試験」です。簿記試験という意味では両者は共通していますが、試験で使用する勘定項目が若干異なっています。

例)(日商簿記)売上高  ⇒ (建設業経理士試験)工事完成高
  (日商簿記)未収入金 ⇒ (建設業経理士試験)完成工事未収入金

私は、建設業界で働いていた2019年9月に、建設業経理士1級試験合格することが出来ました。

建設業経理士1級と日商簿記2級とでは、試験範囲がほぼ一緒です。そこで、建設業経理士試験に向けて学習した際の知識が残っているうちに、同じ簿記系の資格の日商簿記2級も合格しておきたいと思い、受験を決意しました。

※余談になりますが、私は2019年9月頃、転職活動を始めておりました。当時は建設業界の会社に勤めていたのですが、他業界への転職を考えていたため、他業界でも活かせる日商簿記2級の勉強を始めようと思ったのがきっかけでした。

使用教材

私が使用した教材は、スッキリシリーズ(日商簿記・工業簿記)合格するための本試験問題集です。

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定番のテキストというだけあり、内容も分かりやすかったです。

勉強時間

私は社会人であり、平日の昼間は働いていますので、平日の朝と夜、または休日しか勉強時間が取れませんでした。

勉強時間は、平日は1時間休日は2時間程度でした。1週間に換算すると約10時間1か月に換算すると約40時間勉強していました。

当時は転職活動を並行して行なっており、なかなか勉強時間が確保できませんでした。

1回目受験:2019年11月(第153回試験)→不合格

日商簿記2級の勉強を初めて2ヶ月後の11月に、試験を受験しました。

結果は、残念ながら不合格となってしまいました。不合格となってしまった理由は、以下の2点と考えました。

  • 単に勉強時間が不足していた。
  • アウトプットが不足していた。

勉強時間不足

試験までの約2か月間の合計勉強時間は、約80時間程度でした。

同じ簿記系の資格ですと、建設業経理士1級の方が日商簿記2級より難しいと言われているので、正直なところ、「楽に合格できる」と思っていました。

しかし、2つの試験は別物で、本番での出題形式も全く異なります。建設業経理士の学習経験があったからといって、簡単に合格できる試験ではありませんでした。

アウトプット不足

私の場合、合格に必要な知識のインプットは出来ていましたが、アウトプットが不足しており、本番形式の問題に慣れことができていませんでした。

勉強方法は、勘定項目や原価計算方法の暗記がメインで、実際に問題を解く機会が少なかったです。

本試験では計算がメインになるので、普段から過去問を解くなどして、演習中心の学習を行っておくことが大事と感じました。

2回目受験:2020年2月(第154回試験)→合格

自己採点をしたところ、不合格になるのがなんとなく分かっていたので、11月の試験以降も勉強を継続していました。

次の試験の試験は2020年2月でしたが、この試験には合格することが出来ました。

1回目試験から2回目試験までの勉強時間

1回目の受験時から2回目の受験時までの、3か月の間の勉強時間は50時間程度です。

転職活動が本格化していた時期だったので、なかなか勉強時間が取れませんでした。

成績公開(第154回試験)

合格時の成績は以下の通りです。合格基準点は70点のところ、80点獲得できました。

設問1の出来が悪く、4/20点しか取れていませんでしたが、設問2~5まではほぼ満点を獲得できています。

念のため合格証も↓に掲載しておきます。

なお、第154回の試験の合格率は、30.7%です。簿記2級は難化傾向にあり、合格率が10%台の試験回もありますので、比較的簡単な試験回でした。合格率の高い回にあたると合格しやすいです。

何度も受け直してOKです。

商工会議所のサイトにて、直近の試験の合格率が掲載されています。

https://www.kentei.ne.jp/bookkeeping/candidate-data/data_class2

2018年以降に限ると、合格率は8.6%〜30.6%の間で推移しており、合格率の開きの大きい試験です。難易度の高低に関わらず、試験に合格できればOKなので、合格率の高い試験回で合格するのが理想といえます。

ただ、試験の難易度の予想は出来ないので、合格できるかどうかは、正直運も絡みます

合格率の低い試験回に受験して不合格だったとしても、再受験して、簡単な試験回の際に合格すればOKなので、不合格でも気にしないようにしましょう。

試験の特性上、合格には運も絡みます。不合格だった場合、何度でも受け直しましょう。

※2021年度より、ネットでの受講が可能になりました。

2020年度までは、2月・6月・11月の年3回しか受験できませんでしたが、2021年度より、CBT(ネット)試験が導入され、自分の好きなタイミングで受講することが出来ることになりました。

かなり受験しやすくなったと思うので、ペーパー試験に強いこだわりがなければ、CBT方式試験でも受験してみましょう。

まとめ:落ちても何回でも受けてみましょう。

私の合格体験記を記載してみましたが、いかがでしたでしょうか。

日商簿記2級は、アウトプットが大事な試験です。日頃からアウトプットを中心に勉強することを心がけましょう。また、試験回によって合格率に開きがあることから、一度不合格になった場合でも気にせず、何度も受け直しましょう。

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