【オススメは2校のみ】応用情報技術者試験のおすすめ予備校・通信講座8選【2024年】

どうもみなさんこんにちは、Flybirdです。

応用情報技術者試験の合格には、約500時間の勉強時間が必要といわれています。500時間と聞いて、「独学では難しそう…。」と感じた方は、予備校の講座を受講してみましょう。

ただ、応用情報技術者試験の講座を提供している予備校は多種多様で、どの予備校・講座を選んだら良いか迷っていませんか?

私は、通信講座を利用して2023年秋期の応用情報技術者試験に合格できましたが、当初は講座選びに悩んだ経験があります。

そんな私が、本記事で、おすすめの予備校・通信講座を厳選して紹介します。料金体系・講座内容・サポート体制などを詳細に比較検討しており、予備校選びに悩む方に必見の内容となるように作成しておりますので、ぜひご覧ください。

目次

8校の講座内容の比較

私が調べたところ、2024年時点で応用情報技術者試験の講座を提供している予備校・通信校は、以下の8校でした。

  1. スタディング
  2. 資格の大原
  3. iTEC
  4. TAC
  5. LEC
  6. 独習ゼミ
  7. 産業能率大学
  8. Udemy

以上の8校について、講座料金・講座内容・受講生フォローなどを比較し、ランク付けを行いました。

オススメ度AランクAランクBランクBランクBランクBランクBランクBランク
予備校


スタディング

資格の大原
iTEC
TAC

LEC
独習ゼミ産業能率大学総合研究所Udemy
コース名応用情報技術者 
・合格者コース
・初学者コース
応用情報技術者
基本情報復習つき合格コース
応用情報技術者
プレミアムコース
応用情報技術者試験
本科生/上級生
応用情報技術者試験
対策講座
応用情報技術者コース応用情報技術者試験対策現役講師が教える〜
各種講座
料金(税込)43,800円〜〜73,300円〜37,400円67,000円〜
153,000円
88,000円38,280円48,400円14,800円〜
基礎講座76講座
(約28時間)
基本講義40回分基本講義46回分全14回約20時間約36時間〜
確認テストスマート問題集
76回分
ミニテスト章末テスト・事前事後テスト実力テストなし確認テスト実力テストなし
過去問講座セレクト過去問題集:24回分ポケット過去問集出題パターン確認問題集問題集なし講義動画問題集過去問講義
模擬試験直前模試1回分直前模試2回分
公開模試1回分
公開模試1回公開模試1回なし1回分
(模擬テスト)
1回分
(模擬テスト)
なし
質問対応あり
※追加オプション
無制限ありありなしなしなしなし
その他特典・AI実力スコア機能
・AI問題復習
・AI検索
・学習レポート など
・質問制度
・成績表
など
・質問制度
など
・質問制度
・webフォロー制度
など
・eラーニング
など
添削制度
など
30日以内
講座料金返還制度
あり
特徴スマホ・タブレット学習に特化午後試験対策が充実ハイブリッド学習伝統的な
授業スタイル
オススメ度AランクAランクBランクBランクBランクBランクBランクBランク
詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る

各校ごとの特徴に一長一短があるので、あえて順位付けはしておりませんが、指標を設けるため、「Aランク」と「Bランク」に区分いたしました。

オススメは、Aランクをつけたスタディング資格の大原2校です。

「スタディング」・「資格の大原」のどちらを選ぶべきかは、人により異なります。以下の判断基準を元に決定するのがよいでしょう。

  • 料金の安い講座を選びたい ⇨ 「スタディング
  • 通学コースのある予備校を選びたい ⇨ 「資格の大原

各校の特徴を詳しく解説

以下、各予備校の講座の内容について、詳細に説明します。

スタディング

出典:スタディング
料金
高い
1
2
3
4
5
安い
講座内容・テキスト
悪い
1
2
3
4
5
良い
サポートの充実度
低い
1
2
3
4
5
高い
総合
悪い
1〜3
4〜6
7〜9
10〜12
13〜15
良い

「スタディング」は2016年に設立された、オンライン学習プラットフォームです。昨今、受講者を急激に増やしており、累計受験者は20万人を超えています。

スタディングの最大の特徴は、スキマ時間スマホやタブレット等を用いて、効率的に勉強できる点です。基礎講座だけでなく、問題演習や過去問演習なども含めて、全ての学習内容をスマホ等で学習することができるようになっています。 

料金体系・講座プラン

講座プランは、「合格者コース」と「初学者コース」の2つから選択できます。2つは「ITパスポートコース」が含まれるかが異なります。

コース名価格(税込)
応用情報技術者 合格コース【2024年秋期~2025年春期秋期試験対応】43,800円
応用情報技術者 初学者コース【2024年秋期~2025年春期秋期試験対応】49,500円

講座内容・テキスト

主な講座内容(教材)は、6つです。

  • 「ITパスポートコース」 ※応用情報技術者 初学者コースのみ
  • 「基本講座(ビデオ講義、WEBテキスト)」
  • 「スマート問題集」
  • 「セレクト過去問集」
  • 「午後試験解説講座」
  • 「直前対策模試(午前/午後)」

講義は、通信講座専用に収録され、大画面の前に立ってスライドを画面に映しながら講義を進める形態です。講義では、すべて画面に映し出したスライドに基づいて解説してくれますので、ビジュアル的に非常にわかりやすいです。

画面だけ見ておけば講義を受講することができますので、スムーズに学習を進められるようになっています。

講座で用いるWEBテキストは、スタディングのオリジナルテキストです。スライドへ投影される前提に作成されており、各学習事項がコンパクトにまとまっています。講義以外にも確認できるので、復習等に活用できます。

※冊子版のテキストは配布されないため、机上での学習がメインの方は、注意が必要です。

講師は「長谷部 愛(はせべ あい)」先生です。長谷部先生は、応用情報技術者試験に限らず中小企業診断士などの難関資格に合格されており、またネットワークエンジニアとしての実務経験をお持ちです。話し方もハキハキとしていて、聞きとりやすいです。

長谷部 愛:プロフィール

応用情報技術者、情報セキュリティアドミニストレータ、Cisco Certified Design Associate(CCDA)、中小企業診断士。

過去には大手通信会社にて、ネットワークエンジニアとして証券会社やホテルなどの大規模ネットワークの構築に従事。その後教育研修会社で人材育成システムの開発、運用に携わる。Javaベースのeラーニングシステム(LMS)の開発リーダーとして、新規事業を立ち上げ、12万人が使うシステムへと成長させた。エンジニアとしての豊かな業務経験を生かし、「実践で使える」「役に立つ」ことも重視しながら「スタディング」の講座開発を行っている。

講座開発では「未経験でもわかりやすい講座」をモットーに、合理的かつ簡潔明瞭な講座開発に取り組んでいる。

多くの受験生が難解と感じる専門分野の知識を、ビジュアルからわかりやすく理解できるようイラストや図を用いた講義を行い、効率的に合格点へ到達できるカリキュラムを展開!

受験生を合格に導くために、日々教材開発に奮闘している。

スタディング公式:https://studying.jp/oyojoho/message.html

基本講義の他にも、「スマート問題集」・「セレクト過去問集」・「午後試験解説講座」・「直前対策模試」を受講できます。

スマート問題集」は、基本講座で学んだ内容を確実に覚えるためのオンライン問題集です。出題された問題に対し、「〇」か「×」のいずれかをクリック(タップ)すると、即座に正解か不正解かが判定され、解説が表示されるシステムになっています。通勤時間などのスキマ時間で問題演習を行いながら、重要なポイントを確実に覚えることができます。

セレクト過去問集」は、よく出題される問題をテーマ別に厳選した過去問題集です。わかりやすい、ていねいな解説が特徴です。何度も問題を解き、解説を読むことで、試験問題へのアプローチ方法・解法をマスターすることができます。

これらの問題練習では、問題を解くたびにスタディングマイページ成績が記録されます。科目ごとの進捗や平均点なども一目でわかります。さらに、間違った問題「要復習」にチェックした問題だけ後でまとめて出題される「復習モード機能」もあるため、効率的に得点アップを行えます。

午後試験対策講座」では、午後の記述式問題の読み方・解き方・ポイントについて、過去問での出題履歴を挙げながら解説します。午前試験と午後試験とでは対策がことなりますが、本講座を受講することで、午後試験の対策もバッチリ行えます。

また、「直前対策模試(午前/午後)」が用意されており、本番と同形式で予行演習ができます。直前対策模試は、スマホやパソコンでも解けるほか、本試験と同様に紙ベースでも演習ができるよう、問題・解答用紙・解説のPDFファイルをご用意しています。験後には練習問題として何度も解くことができます。間違えた問題だけを復習できる機能も搭載されているので、復習にも便利です。

その他の便利な機能として、「AI問題復習」機能がついています。自分が解いた問題の成績・回数に合わせて、AIが次回復習日を設定し、その日復習するべき問題を自動で出題します。復習する問題やタイミングに悩むことなく、効率的に実力アップできます。さらに、手動で問題の条件を決められるカスタムモードも搭載。「前回間違えた問題」「この科目だけ」等の細かい条件も設定できます。

その他サポート制度

通信講座の場合はモチベーションの維持が難しいですが、スタディングでは、他の受験生の勉強時間などを確認することができる勉強仲間機能や、自分の学習時間や進捗状況を確認できる学習レポート機能などが充実しています。

また、通学の場合と異なり気軽に質問しにくいのもデメリットでしたが、2024年度より質問機能が追加されました。追加オプションで学習Q&Aチケットを購入すれば、講師に学習上の疑問点を質問できます。

総評(欠点含む)

冊子版テキストが用意されていない点がデメリットとして挙げられますが、そもそも移動中や外出先での学習がメインの方にはデメリットとはなりません。4万円〜5万円の価格帯でこれだけの充実サービスを使用できるのは画期的です。通学講座にこだわらないのであれば、まずスタディングの受講を検討しましょう。

メリット
デメリット
  • スマホ、タブレットでの学習に向いている。
  • 料金体系が安い。
  • 冊子版テキストがない。

私は、スタディングの応用情報技術者試験講座を利用して合格できました!よければ、以下のレビュー記事もご覧ください。

資格の大原

出典:資格の大原
料金
高い
1
2
3
4
5
安い
講座内容・テキスト
悪い
1
2
3
4
5
良い
サポートの充実度
低い
1
2
3
4
5
高い
総合
悪い
1〜3
4〜6
7〜9
10〜12
13〜15
良い

簿記系資格をメインに、様々な資格試験を取り扱うのが「資格の大原」です。

料金体系・講座プラン

資格の大原では、学習プランが4つ設定されています。

コース名価格(税込)
応用情報技術者 基本情報復習つき 合格コース (Web通信・映像通学)73,300円
応用情報技術者 総合 本コース(Web通信・映像通学)47,800円
応用情報技術者 模擬試験パック(Web通信)20,000円
応用情報技術者 公開模試(会場受験・自宅受験)6,200円

資格の大原は「映像通学コース」を設置しているほか、「公開模試」も実施しています。

自宅でのWeb通信では挫折しそうな方は、「映像通学コース」を申し込みましょう。

講座内容・テキスト

主な講義内容は、以下の5つです。

  • 「午前対策基本講義(16回)」
  • 「午前対策応用講義(2回)」
  • 「午後対策講義(22回)」
  • 「直前模試(午前2回・午後2回:計4回)」
  • 「公開模試(1回)」

講義では、講師が黒板に書く時間や、受講生が黒板の内容をノートに書き写す時間を短縮するため、プレゼンテーションソフトで作成したスライドを黒板に直接投影する講義を展開しています。直接投影することで、無駄な時間を大幅に短縮し、効率的な学習を実現することに成功しました。

応用情報技術者試験含む情報処理技術者試験では、コンピュータ内部の処理など目にすることが少ないためにイメージしづらいテーマもあります。そこで、資格の大原ではプレゼンテーションソフトのアニメーションを利用した分かりやすい講義スタイルを実施しています。

応用情報技術者試験の午後試験は記述式のため、多くの受験生が苦手としています。この点、資格の大原は午後試験対策が充実しています。

午後試験対策講義が22回分用意されており、講義の中で合格答案を作成するための解法・テクニックを詳細に解説しています。直前模試にも解説が付属しており、実際の試験の解いた後に疑問点を解消できるような仕組みになっています。

テキストは、資格の大原のオリジナルテキストを使用します。テキストの種類は、大きく以下の5つです。

  • テキスト
  • 演習ドリル
  • ミニテスト
  • ポケット過去問題集
  • 直前模試

様々な資格試験を取り扱う資格の大原の独自のノウハウが掲載されており、内容の分かりやすさには定評があります。

その他サポート制度

資格の大原は質問制度が充実しています。質問方法は「Zoom」・「電話」・「メール」の3種類から選ぶことができます。質問回数に制限はなく、追加料金不要で何度も質問できます。Zoomを用いた場合、講師とマンツーマンで画面を共有しながら、疑問点をピンポイントに質問できます。

その他、以下のフォロー制度が用意されています。

フォローサポート内容
振替視聴制度
(映像通学生)
無料で受講校以外の校舎でも映像視聴が可能。
Web講義フォロー
(通学生)
ご受講の同一コースの講義を、オンライン上でも受講できる。
いつでも何度でも視聴可能。
自習室・教室解放
(通学生・通信生)
受講生が集中して学習に臨めるよう、一部の教室を自習室として無料で開放。
自習室情報はパソコンや携帯で随時確認できる。
採点・成績表
(通学生・通信生)
模擬試験は採点後に成績表を返却。
理解度チェック・弱点の補強などに活かせる。
途中入学・随時入学対応
(通学生・通信生)
途中入学・随時入学に対応。
教室通学は途中入学も可能。

総評(欠点含む)

午前対策基本講義が「基本情報技術者試験」と共通で、応用情報技術者試験に特化した午前試験用の講座が用意されていない点が若干気になります。ただ、応用情報技術者試験と基本情報技術者試験とで共通する試験範囲も多いので、特に気にはなりません。

料金は若干高めに設定されていますが、通学コース・午後試験対策・計3回分の模試など、料金に相応しい充実した講座内容が魅力です。

メリット
デメリット
  • 充実の午後試験対策
  • 模試を計3回分受講できる。
  • 料金が若干高い。
  • 応用情報技術者試験用の基礎講座がない。

iTEC

出典:iTEC
料金
高い
1
2
3
4
5
安い
講座内容・テキスト
悪い
1
2
3
4
5
良い
サポートの充実度
低い
1
2
3
4
5
高い
総合
悪い
1〜3
4〜6
7〜9
10〜12
13〜15
良い

iTECは、情報処理技術者試験の各試験の対策講座を提供しています。

料金体系・講座プラン

応用情報技術者試験のコースは、大きく4つ用意されています。

コース名特徴価格(税込)
応用情報技術者 プレミアムコース初めて情報処理技術試験を学習する方37,400円
応用情報技術者 スタンダードコース基礎から応用まで学習したい方30,800円
応用情報技術者 プラクティス(模試付)問題演習をしたい方25,190円
応用情報技術者 プラクティス(模試なし)問題演習をしたい方18,700円

講座内容・テキスト

6段階に設定されている学習STEPを踏んでいくことで、合格に必要な知識が身に付けることができます。

教材は、主に冊子版テキスト・WEBテキスト(PDF)・WEBテストの3つを並行的にすることでハイブリッド学習ができます。

冊子版テキストとして、以下の市販テキストを使用します。

  • 高度午前Ⅰ・応用情報午前試験対策書
  • 応用情報技術者 午後試験の重点対策
  • 応用情報技術者 総仕上げ問題集

特に「応用情報技術者 午後試験の重点対策」テキストは完成度が高く、評価も高いです。

WEBテキストは、以下の教材が用意されています。

  • 応用情報・高度午前Ⅰ共通ポイント集
  • 応用情報の基礎知識(テクノロジ)
  • 重要用語別 出題パターン確認問題集
  • 午後問題対策 各分野別出題ポイント
  • 午後分野別演習問題集

また、テキストで学習する分野の知識を習得するため、WEBテスト(e-learing)が付属しています。

以上の教材(冊子版テキスト・WEBテキスト(PDF)・WEBテスト)を使い分けることで、学習を進めていくスタイルになっています。例えば、自宅ではじっくり冊子版テキストで学習する、移動中はスマホで問題演習や動画視聴をする、外出先ではWEBテキストをタブレットで閲覧しながら学習する、などの使い分けが可能です。

その他サポート制度

受験生からの質問をメールで受け付けています。質問にはプロ講師が回答します。

総評(欠点含む)

午前試験の解説講義が付いていない点に注意が必要です。確かに教材の種類は豊富ですが、同価格帯の通信講座であれば「スタディング」の方が魅力が大きいと判断し、「Bランク」とさせていただきました。

メリット
デメリット
  • ハイブリッド学習が可能。
  • 午前試験対策の講義動画がない。

TAC

出典:TAC
料金
高い
1
2
3
4
5
安い
講座内容・テキスト
悪い
1
2
3
4
5
良い
サポートの充実度
低い
1
2
3
4
5
高い
総合
悪い
1〜3
4〜6
7〜9
10〜12
13〜15
良い

各資格試験で有名な大手予備校のTACも、応用情報技術者試験の講座を提供しています。

料金体系・講座プラン

コースは、主に3つ(6つ)で構成されています。

スクロールできます
コース名/講座料金(税込)教室講座/ビデオブース講座Web通信講座DVD通信講座
応用情報技術者
本科生プラス
138,000円133,000円153,000円
応用情報技術者
本科生プラス A / B
113,000円108,000円129,000円
応用情報技術者
本科生
118,000円113,000円133,000円
応用情報技術者
本科生  A / B
92,000円87,000円107,000円
応用情報技術者
上級コース
99,000円94,000円104,000円
応用情報技術者
上級コース A / B
72,000円67,000円77,000円

午後試験でどの科目を受験するか既に決めている方は、受講料がお得な「上級コースA」「上級コースB」がオススメです。

講座内容・テキスト

TACの講座内容は、主に6つで構成されています。

  • 「入門講座(10回)」 ※ 「本科生プラスのみ
  • 「出るとこマスター(10回)」 ※「本科生プラス」「本科生」のみ
  • 「午前総合演習(2回)」
  • 「分野別実践講義(最大28回)」
  • 「午後対策実力テスト(1回)/解説(1回)」
  • 「公開模試(1回)/公開模試解説(3回)」

講義のサンプルは、YouTubeよりご試聴できます。まるで学生時の授業のように、黒板を用いて内容を説明してくださいます。

講師は、「根岸 良征(ねぎし よしまさ)」講師です。ハキハキと喋られるので、非常に聴きやすいですね。

また、各種講義では、テキストはTACオリジナルのテキストを使用します。

合格に必要な知識を理解しやすい順序に整理し、コンパクトにまとめ、図表を使いながら分かりやすく解説していきます。必ず押さえるべき重要事項はゴシック(太文字)で表記しているため、メリハリをつけた学習が可能です。テキストは白青2色刷りですが、講義を聴きながらマーカーや書き込みも可能なので、自分だけのテキストを作成できます。

その他サポート制度

その他、メールや教室での講師への質問制度・webフォロー制度完備・音声ダウンロード機能など、受講生フォロー体制も充実しています。

総評(欠点含む)

伝統的な授業スタイルで学習できる点は魅力ですが、通学コースがある「資格の大原」のような伝統的な予備校と比較すると、講座料金が高い点がデメリットです。講座内容等を比較しても、資格の大原を上回るメリットは特段見られなかったので、「Bランク」とさせて頂きました。

メリット
デメリット
  • 伝統的な授業スタイルで学習できる。
  • 料金が高い。

LEC

出典:LEC
料金
高い
1
2
3
4
5
安い
講座内容・テキスト
悪い
1
2
3
4
5
良い
サポートの充実度
低い
1
2
3
4
5
高い
総合
悪い
1〜3
4〜6
7〜9
10〜12
13〜15
良い

大手予備校のLECも、応用情報技術者試験の講座を提供しています。

料金体系・講座プラン

コース名料金(税込:通信Web)
応用情報技術者試験対策講座88,000円

「通学コース」は用意されていないので、注意が必要です。

講座内容・使用テキスト

LECでは、独学での応用情報技術者試験対策講座は、2編構成・全14回で構成されています。

回数科目
1テーマ別攻略編コンピュータシステム①
2コンピュータシステム②
3技術要素①
4技術要素②
5ネットワーク・セキュリティ①
6ネットワーク・セキュリティ②
7基礎理論①
8基礎理論②
9開発・マネジメント・ストラテジ①
10開発・マネジメント・ストラテジ②
11過去問攻略編令和4年度<春期試験>午前問題
12令和4年度<春期試験>午後問題
13令和4年度<秋期試験>午前問題
14令和4年度<秋期試験>午後問題

【テーマ別攻略編】では、応用情報技術者試験「テクノロジ系」・「マネジメント系」・「ストラテジ系」の3つの分野うち、独学が難しいテクノロジ系に絞って講義を行います。

【過去問攻略編】で、2回分の過去問を講師がポイントを押えて解説し、具体的にどんな問題が出題され、どんな解き方や考え方が必要なのか、学ぶことができます。

講義のサンプルは、YouTubeよりご試聴できます。講師は、「馬場 信幸」先生です。

馬場 信幸 講師:プロフィール
2002年弁理士登録。
弁理士になる前から講師として受験指導やIT資格講義等を行う。モットーは「受験生の負担を減らす」こと。 現在は都内特許事務所にて特許を中心に、著作権や不正競争防止法等幅広く扱う。専門はソフトウェア特許。

LEC公式:https://online.lec-jp.com/disp/CSfLastPackGoodsPage_003.jsp?GOODS_NO=100204469

テキストは、LECオリジナルの「応用情報技術者試験対策講座 テキスト」と「応用情報技術者試験 過去問題集」が用意されています。各資格試験対策のテキストを出版しているLECならではのノウハウが詰め込まれています。

総評(欠点含む)

LECの応用情報技術者試験講座では、通学コースが用意されておらず、講師に直接質問もできません。講座内容は毎年使い回しのほか、テーマ別講義では「マネジメント系」・「ストラテジ系」カバーしていない点は気になります。

通学コースが用意されていないにも関わらず、料金も高めに設定されているので、あえてLECを選ぶメリットを見つけられませんでした。

メリット
デメリット
  • 大手予備校の安心感。
  • 講座料金が高い。
  • 講義は試験範囲を全てカバーしていない。

独習ゼミ

出典:独習ゼミ
料金
高い
1
2
3
4
5
安い
講座内容・テキスト
悪い
1
2
3
4
5
良い
サポートの充実度
低い
1
2
3
4
5
高い
総合
悪い
1〜3
4〜6
7〜9
10〜12
13〜15
良い

独習ゼミは、情報処理技術者試験の対策本を出版する「翔泳社」のグループ企業である株式会社SEプラスのeラーニングです。2001年より企業向けのeラーニングとして販売開始しましたが、現在は個人向けの販売も行っております。

料金体系・講座プラン

講座プランは、「通常コース」と、基本情報技術者コースに申し込んだリピーター向けの「特別コース」の2種類が用意されています。

コース名料金(税込)
通常コース38,280円
特別コース22,968円

講座内容・使用テキスト

独習ゼミでは、「①テキストによる知識のインプット」→「②動画で理解を促進」→「③Webテストのアウトプット」→「④テスト結果分析」の一連のサイクルを回しながら、学習を進めていきます。

インプットとアウトプットを繰り返しながら学習を進めることができるので、学んだ知識をすぐに定着させることができます。

①テキストは、「翔泳社」出版の書籍を使用します。応用情報技術者試験では定番のテキストで、内容のわかりやすさには定評があります。

②テキストに連動した講義動画は113本収録されています。各講義動画は5〜10分程度にまとまっているので、ちょっとしたスキマ時間を利用して視聴できます。

講義動画のサンプルは、YouTubeで無料で視聴できます。

講師は、「城田 比佐子(しろた ひさこ)」先生が務めます。聞き取りやすい声で、学習項目についてわかりやすくご説明くださいます。

城田 比佐子講師 プロフィール 

基礎~応用までわかりやすく伝えることができる人気講師

大手商社にてITシステムの企画を担当した後、独立。大学、専門学校をはじめ、各企業の情報処理教育を携わる。ITパスポートから応用情報・高度試験までの豊富な講義経験から基づく、試験で必要なポイントを伝える人気講師

https://www.seplus.jp/dokushuzemi/ec/ap/

③Webテストの種類は以下の5種類があり、合計で500問以上収録されています。問題量の豊富さは随一なので、飽きることなく問題演習に取り組めます。

  • アセスメントテスト:コースの受講を始める前の理解度を計るためのテスト
  • 通常テスト:教材に連動した章ごとの理解度を計るテスト
  • 修了テスト:コースの修了を判定するテスト 通常テストにすべて合格で受験可能
  • フリーテスト:ご自身の弱点分野に特化して受験できる復習用テスト
  • 模擬テスト:本番試験と同じ出題数/出題範囲/制限時間の模擬テスト

各項目ごとに正答率も表示されるので、理解度や自分の弱点などを把握することができます。

その他サポート制度

自分の苦手分野が一目で分かる成績確認機能や、テストごとに設定できるスケジュール機能で、本試験までの進捗を確認できます。

総評(欠点含む)

問題量が豊富で数多くの問題を解くことができる点がメリットですが、他校と比較すると講義動画が若干短く講師への質問ができない点には注意が必要です。料金体系も安めに設定されていますが、同価格帯であればスタディングの方がメリットが大きいと判断して、「Bランク」とさせて頂きました。

メリット
デメリット
  • テスト問題量が豊富。
  • 講義動画が短い。

産業能率大学 総合研究所

出典:産業能率大学 総合研究所
料金
高い
1
2
3
4
5
安い
講座内容・テキスト
悪い
1
2
3
4
5
良い
サポートの充実度
低い
1
2
3
4
5
高い
総合
悪い
1〜3
4〜6
7〜9
10〜12
13〜15
良い

産業能率大学研究所では、「社会で活躍できる人材の育成」をモットーに、様々な資格試験に関する通信研修を提供しています。

料金体系・講座プラン

講座プランは、「応用情報技術者試験対策」の1つのみ用意されています。

コース名料金(税込)
応用情報技術者試験対策48,400円

講座内容・使用テキスト

講座内容・使用教材は主に6つです。

  • 「AP試験対策テキスト1,2 」:テクノロジ系の範囲を網羅するテキスト
  • 「AP試験対策テキスト3 」:マネジメント系およびストラテジ系の範囲を網羅するテキスト
  • 「AP午前対策問題集 」:午前試験レベルの内容を効率よく演習できるように構成した問題集
  • 「AP午後対策問題集 」:午後試験の各出題テーマの演習ができるように構成した問題集
  • 「実力テスト4回分(コンピュータ採点型+講師添削型 いずれも郵送提出)」
  • 「公開模試1回分+解答解説(任意提出)」

本コースはTACと提携しているので、講座ではTACが作成するテキストを使用します。試験の出題範囲にあわせて構成されたテキスト・問題集・公開模試で、初学者の方でも無理なく学習することができます。

テキストは青黒の2色刷で、シンプルかつわかりやすい説明が特徴です。

総評(欠点含む)

添削制度や模試なども付属しており、講座料金は安い方に分類されますが、講義や質問制度もないので、本講座自体を利用するメリットが感じられず、「Bランク」とさせて頂きました。

メリット
デメリット
  • 添削や模試がある。
  • 講義・質問制度はない。
  • テキストはTACの講座でも使用する。

Udemy

出典:Udemy
料金
高い
1
2
3
4
5
安い
講座内容・テキスト
悪い
1
2
3
4
5
良い
サポートの充実度
低い
1
2
3
4
5
高い
総合
悪い
1〜3
4〜6
7〜9
10〜12
13〜15
良い

210,000以上のコースを提供するUdemy(ユーデミー)も、応用情報技術者試験の講座を取り扱っています。

料金体系・講座プラン

現時点で3つの講座コースが用意されています。学習状況に応じて、必要な学習プランを選択しましょう。

コース名対象者料金(税込)
現役講師が教える【応用情報技術者試験 午前版】講座
合格に必要な知識の徹底解説+過去問題解説
午前問題で
80点を目指す方
4,800円
現役講師が教える【応用情報技術者試験 午後版】講座
合格に必要な知識の徹底解説+過去問題解説
午後問題で
80点を目指す方
10,000円
【応用情報技術者試験】午後試験対策講座 情報処理技術者試験
全区分 合格 講師による午後試験問題の解き方
午後試験に
歯が立たない受験者
27,800円

本記事で紹介する予備校・通信校の中で最安の料金プランです。

講座内容

講座は、以下のリンクより無料で視聴できます。講師は、「石田宏美」先生です。

https://www.udemy.com/course/ouyou_joho/

石田宏美講師 プロフィール

・著書に「ゲーミフィケーション」(大和出版)
・応用情報技術者試験の書籍を執筆中(冬に出版予定)
・「週刊 東洋経済」2023年4/29・5/6合併特大号に4ページ寄稿
・ITパスポート試験 合格
・情報セキュリティマネジメント試験 合格
・基本情報技術者試験 合格
・応用情報技術者試験 合格
・データベーススペシャリスト試験(旧 テクニカルエンジニア データベース)合格

デジタルプランニング株式会社 代表取締役社長。

8年間のサラリーマンプログラマを経て、2007年に独立。2009年にデジタルプランニング株式会社設立。

インターネットマーケティングに有用なソフトウェアを自社開発。
斬新な発想のソフトウェアとして、日本中で話題となる。

またfacebook関連のWEBサービスを2012年に発表し、わずか3日で2万人が使用するヒット作となる。

その他にもSNS関連のソフトやサービスを多数発表。

ネット集客の知識はもちろん、ネットを使わないいわゆる「リアル」集客も得意とし 札幌で100人、200人規模のイベントを単独で何度も成功させている。

その実力が認められ、大和出版から「ゲーミフィケーション」を出版。

https://www.udemy.com/course/ouyou_joho/#instructor-1

図や表が掲載されたスライドを用いて講義が始まります。紙のテキストはなく、画面上のスライドがテキスト代わりになりますが、スライドの内容はとても分かりやすく、理解が捗ります。

総評(欠点含む)

講座料金は安いですが、そもそも予備校のようなサービスを提供していないため、質問などのサポート体制がなく、紙のテキストも入手できないことから、「Bランク」とさせて頂きました。

メリット
デメリット
  • 講座料金が最安。
  • 紙のテキストや問題集はない。
  • 質問等も不可。

基本的には「スタディング」か「資格の大原」の2校から選びましょう。

以上、各予備校が提供する応用情報技術者講座を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

繰り返しになりますが、料金体系・講座内容・サポート体制などを考慮すると、スタディングまたは資格の大原がオススメです。2校のいずれかを検討しましょう。

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