【2024年絶対合格】宅建のおすすめ予備校・通信講座10社を徹底比較

どうもみなさんこんにちは、Flybirdです。

宅建の合格には、約300時間の勉強時間が必要と言われています。300時間という数字を見て「独学では難しそう…。」と感じた方は、予備校・通信講座の講座を受講してみましょう。

ただ、宅建講座を取り扱っている予備校の数は非常に多く、どの予備校を選んで良いか分からないですよね。

私は、2021年度の宅建試験に一発合格することができました。

そんな宅建に精通している私が、本記事にて、おすすめの予備校を10社に絞った上で、各校の特徴を紹介します。予備校を選ぶ上で、少しでも参考になりますと幸いです。

目次

おすすめ10校

現時点、宅建講座を提供する代表的な予備校・通信校は以下の通りです。

  • スタディング
  • フォーサイト
  • アガルート
  • TAC
  • LEC
  • 資格の大栄
  • 資格の大原
  • ユーキャン
  • クレアール
  • スタケン
  • エルエー
  • 宅建学院
  • 日建学院
  • 資格スクエア

パッと挙げてみただけでもかなり種類が多いです。全ての予備校・通信校を比較するのは面倒ですよね?

そこで、費用・内容・講座の充実度等を鑑み、オススメの予備校・通信講座を、キリの良い10校に絞りました。

  • スタディング
  • フォーサイト
  • アガルート
  • TAC
  • LEC
  • 資格の大原
  • ユーキャン
  • 資格スクエア
  • 日建学院
  • クレアール

おすすめ10校の講座内容の比較

おすすめの10校の特徴について、値段・内容・受講生フォローなどの観点から比較しました。

予備校


スタディング

フォーサイト

アガルート

資格の学校TAC

LEC

資格の大原

ユーキャン

資格スクエア
日建学院
クレアール
コース名宅建士合格コース
(ミニマム・スタンダード

・コンプリート)
[2024年度試験対応]
宅建スピード合格講座
2024年度試験対策
(バリューセット1•2•3)
宅建総合講座
入門総合/演習総合
カリキュラム
総合本科生
SPlus(エスプラス)
プレミアム/
パーフェクト
合格フルコース
宅建士合格コース・入門パック宅地建物取引士
講座
【24年度合格】宅建コンプリート講座・スーパー本科コース
・本科コース
完全合格パーフェクトコース
料金(税込)14,960円〜58,800円〜32,780円〜〜154,000円137,500円〜
187,000円
〜174,100円63,000円66,000円,
77,000円
253,000円,
308,000円
59,800円
通学コースなしなしなし34校44校ありなしなしありなし
基礎講座77講座
(約31時間)
約9時間30分約35or45時間26回
(65時間)
34回
(85時間)
32回
(80時間)
900本
(約6.5時間)
76時間程度124単元
(62時間)
確認テスト(スマート問題集)eラーニングで実施 
(「ManaBun」)
なしミニテスト確認テスト定例試験WEBテストミニテスト確認テストWebテスト
過去問講座・セレクト過去問集
・テーマ別過去問集(13年分)
講義あり(4時間30分)
テキスト5冊
講義あり(約20時間)
テキスト4冊:10年分
・過去問集
・過去問答練
・過去問集
・マスター演習講義
・トレーニング問題集
・Web問題集
完成テキストWEB過去問・ズバリ解説講義(Web)
・項目別過去問題集
問題集
テキスト冊子(白黒)冊子(フルカラー)冊子(フルカラー)冊子(白黒)冊子(白黒)冊子(白青冊子(フルカラー)冊子(カラー)冊子(白赤冊子(白赤)
模擬試験(1回)
※「コンプリート」のみ
科目別答練:4科目
※「バリューセット2」のみ
1回直前答練:4回
全国公開模試:1回
6回分直前模試:1回
全国公開模試:1回
1回分1回分4回分5回分
質問対応Q&Aチケットメール質問10〜20回分10回〜30回無制限約40回30回分1日3回まで100回まで無制限無制限
その他特典(・直前対策講座)
・勉強仲間機能
・学習レポート機能
など
・再現演習
・資格マンガ
・合格カード
・合格体験記
・学習導入
オリエンテーション
・総まとめ講座
・ホームルーム
・Web標準フォロー
・個人成績表閲覧
・ホームルーム

など
・Web標準フォロー
・個人成績表閲覧
など
・Web問題集
・Web標準フォロー
など
学習スケジュ
ール自動管理
・添削7回分
など
・合格者返金制度
・合格お祝い金
5000円
・ライセンスアドバイザー
・コンピュータークリニック
・ライブセミナー
など
・カウンセリング
など
合格実績2022年度
合格者854名
2023年度
合格者721名
合格率:76.1%
2023年度
合格率:64.8%
2022年度
合格者:900名
2022年度
合格率62.8%
不明2021年度
合格者:1,776名
不明2022年度
合格者:2,319名
2022年度
合格者:94名
こんな方に
オススメ
安い講座を選びたい!フルカラーテキストで
学習したい!
講義の質に
こだわりたい!
実績ある
通学コースを
選びたい!
模試をたくさん
受けたい!
大原のテキストを
使用したい!
添削を多く
受けたい!
数多く問題を
解きたい!
合格実績を
重視したい!
問題演習量を
重視したい!
詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る

各校ごとの特徴に一長一短があるので、あえて「順位づけ」はしておりません。料金・講座内容・合格実績などを比較検討して、自分に合った予備校を選びましょう!

以下、各予備校の講座の特徴を解説します。

スタディング

累計受講者が5万人を突破するなど、昨今受講者を急激に増やしているのが、「スタディング」です。

スタディングの最大の特徴は、スキマ時間スマホやタブレット等を用いて、効率的に勉強できる点です。基礎講座だけでなく、問題演習や過去問演習なども含めて、全ての学習内容をスマホ等で学習することができるようになっています。

コースは3つから選択できます。いずれも、圧倒的な低価格が特徴です。

スクロールできます
コース料金
(税込)
講座内容①
(インプット)
講座内容②
(アウトプット)
講座内容③
(模試等)
・基本講座
・WEBテキスト
・スマート問題集
・セレクト過去問集
・テーマ別過去問集

・合格模試
・合格模試
・直前対策講座

・学習Q&Aチケット
(10枚分)
合格コース ミニマム14,960円
合格コース スタンダード19,800円
合格コース コンプリート24,800円

各プランとも、追加オプションで「冊子版テキスト(7,700円)」、「Q&Aチケット(1〜10枚:1,000〜9,000円)」を購入できます。

基本講義は、YouTubeより無料で視聴できます。

基本講義は、通信講座専用に収録され、大画面の前に立ってスライドを画面に映しながら講義を進める形態です。講義では、すべて画面に映し出したスライドに基づいて解説してくれますので、ビジュアル的に非常にわかりやすいです。

講師は「竹原健」先生です。講師歴が長く、講義の内容に定評があります。

竹原 健 プロフィール

1963年東京都港区生まれ。早稲田大学社会科学部卒業。宅建士、行政書士など数多くの国家試験や検定試験について、20年以上にわたりその教材作成や講義を務める。

長年の受験指導で培った合格のノウハウを、初学者にもわかりやすく伝える講義は好評を博している。

「スタディング 宅建士講座」のほか、「スタディング 行政書士講座」を担当している。

特定行政書士、マンション管理士、管理業務主任者(有資格)、宅地建物取引士(有資格)、一級知的財産管理技能士(特許専門業務)、一級知的財産管理技能士(コンテンツ専門業務)、一級知的財産管理技能士(ブランド専門業務)

https://studying.jp/takken/message.html

画面だけ見ておけば講義を受講することができますので、スムーズに学習を進められるようになっています。音声スピードは「0.5倍速・0.75倍速・通常速・1.25倍速・1.5倍速・1.75倍速・2倍速・2.5倍速・3倍速」の9段階から選ぶことができ、理解度に応じて講義スピードを変更しながら講義を試聴することができます。また、講義の音声データはダウンロードできるので、電波の悪い地下鉄などでも不便なく学習できます。

「コンプリート」または「スタンダード」コースを選んだ場合、基本講義とWEBテキストで必要事項を学習した後は、アウトプット・模擬試験等で理解を定着させます。

スマート問題集」は、基本講座で学んだ内容を確実に覚えるためのオンライン問題集です。出題された問題に対し、「〇」か「×」のいずれかをクリック(タップ)すると、即座に正解か不正解かが判定され、解説が表示されるシステムになっています。通勤時間などのスキマ時間で問題演習を行いながら、重要なポイントを確実に覚えることができます。「練習モード」「本番モード」「復習モード」の3種類から、問題の出題方式を選ぶことができます。

セレクト過去問集」は、よく出題される問題をテーマ別に厳選した過去問題集です。わかりやすい、ていねいな解説が特徴です。何度も問題を解き、解説を読むことで、試験問題へのアプローチ方法・解法をマスターすることができます。

テーマ別過去問集」は、13年分の過去問をテーマ別に収録した問題集です。「セレクト過去問集」の次の過去問集としておすすめです。宅建試験では、重要なテーマは形を変えて繰り返し出題されています。13年分の過去問を通じて、出題パターンや、重要論点への理解をさらに深めることができます。

コンプリートコースでは「合格模試」を解くことができます。合格模試は、本試験と同様に4肢択一式を50問の形式で問題を構成されています。問題は、過去の本試験の出題傾向を元に、出題の可能性が高い論点を厳選して作問されており、模擬試験を受験することで、現在の実力を確認することができます。さらに、講師が各分野をわかりやすく説明する解説動画を視聴できます。

これらの問題練習では、問題を解くたびにスタディングマイページに成績が記録され、科目ごとの進捗や平均点なども一目でわかるようになっています。さらに、「間違った問題」や「要復習にチェックした問題」だけ後でまとめて出題される「復習モード機能」もあるため、効率的に得点アップを行えます。

直前期には「直前対策講座」を受講し、過去の宅建試験を出題傾向をもとに、宅建試験で出題が予想される重要論点をわかりやすく学習できます。全科目分が約3.5時間とコンパクトにまとめられており、短時間で一気に知識を整理することができます。直前期のラストスパートにおすすめです。

その他、他の受験生の勉強時間を確認できるなど、他の受験生と交流できる勉強仲間機能や、自分の学習時間や進捗状況を確認できる学習レポート機能などが充実しています。受験生のモチベーションを維持するための仕組みも取り入れられています。

また、宅建講座の場合、Q&Aサービスを利用してオンライン上で講師に質問できるようになりました。オンライン上でいつでも質問できるので、初めての方も安心して学習に取り組めます。「学習Q&Aサービス」はチケット制となっており、1チケットで1問の質問をすることができます。また、他の受講生の質問内容も閲覧できるので、質問内容を見るだけで理解が深まる仕組みとなっています。

スタディングの講座のデメリットを挙げるとすれば、テキストの質です。テキストはレジュメ調なので、テキストを眺めるだけでは内容の理解が難しいです。製本版もありますが、白黒なので見やすいとは言えません。ただ、移動中の学習がメインな方には大きなデメリットとはなりません。講座料金が低いことを考えるとコストパフォーマンスは高いので、スマホ等を積極的に活用する予定の方はスタディングがオススメです。

メリット
デメリット
  • 料金が安い。
  • 移動中の学習に適している。
  • テキストの質に課題あり。

フォーサイト

フォーサイトは、累計受講者数25万人を突破するなど、近年知名度が上がっている通信予備校です。

フォーサイトでは、主に3つの料金コースが設定されています。

コース名価格(税込)
バリューセット1(基礎講座・過去問講座・eラーニング)57,800円
バリューセット2(基礎講座・過去問講座・eラーニング・直前対策講座)63,800円
バリューセット3(基礎講座・過去問講座・eラーニング・直前対策講座・科目別答練講座)68,800円
  • 「バリューセット1・2・3」いずれも一般教育訓練給付制度の対象講座で、条件を満たすと受講料が20%OFFになります。
  • 「バリューセット3」には、本試験に不合格だった場合の全額返金制度があります。事前に条件を確認しておきましょう。

主な講座内容(教材)は、5つです。

  • 「基本講座(ビデオ講義、テキスト)」
  • 「過去問集」
  • 「直前対策講座」 「バリューセット2•3」のみ
  • 「科目別答練講座」 「バリューセット3」のみ
  • 「eラーニング ManaBun
引用)公式HP:https://www.foresight.jp/takken/price/course/val3/

カリキュラムの体系として、「入門編・基礎編」の講義とテキストで知識をインプットしながら、「過去問題集」を使ってアウトプットすることで知識を定着させ、「直前対策講座」や「科目別答練」で実力を確認して弱点を克服するという流れになっています。

基本講義のサンプルは、YouTubeより無料で試聴できます。

講義動画では、画面にテキストを表示した上で、重要箇所については講師がテキスト上にアンダーラインを入れたり丸で囲んだりしつつ講義が進みます。鮮明なフルカラーテキストを元に講義がなされるため、非常に分かりやすいです。

講義ではポイントを絞って説明するため、フォーサイトの講義動画は他の予備校と比較して短めになっているので、途中で挫折することなくサクサクと講義を進めることができます。

なお、講義動画は、等倍速のほか、1.5倍速での再生も可能です。音声ダウンロードも可能なので、電波の悪い場所でも不自由なく学習できます。

講師は「窪田 義幸」先生です。宅地建物取引士、マンション管理士、管理業務主任者、行政書士等の資格を保有されています。宅建などの資格も含め、フォーサイトでの指導歴は長いです。声も綺麗で、聞き取りやすく、説明も上手な方です。

講師プロフィール

 誕生日:1970年10月8日

 出身地:愛知県名古屋市

 血液型:A型

 座右の銘:雨垂れ石を穿つ

 趣味:神社仏閣巡り

 尊敬する人:森岡 毅

https://www.foresight.jp/takken/teacher/#section-teacher1

フォーサイトの一番の特徴は、「フルカラーテキスト」です。

引用)フォーサイトHP:https://www.foresight.jp/pdf/sample/text/mankan.pdf

このフルカラーテキスト業界初です。フルカラーにすることで読みやすく、また図表やイラストも多く挿入されており、内容の理解が進みます。文字を読むのが苦手な方には特にオススメできます。その反面、色使いがゴチャゴチャしていて、逆に読みづらい、と感じる方もいると思います。

フルカラーテキストには好みがあると思いますので、皆さん自身の目で確かめてみてください。

その他、フォーサイトの大きな特徴は、特許取得のeラーニングシステム「ManaBunです。

パソコン、スマホやタブレットを利用して、好きな時間・場所で講義を受講したり、確認テストを解いたりできます。

その他、Manabunには、理解度の定着ができる一問一答集・単語カードお知らせ事項の確認学習スケジュールの作成機能などがあります。

また、バリューセット3を選んだ場合、「科目別答練講座」が付属されます。答練にて直前期に問題演習に取り組むことで、弱点・ポイントを把握できます。

なお、フォーサイトは、補足資料・副教材のボリュームが多いです。学習を始める前に読む「学習マンガ」や、学習計画達成をサポートする「合格手帳」、その他「マークシート用シャープペンシル」などが付属されます。

また、合格率を公表している予備校の中で、フォーサイトが一番合格実績が高いです。合格実績を重視する方はフォーサイトを選びましょう。

https://www.foresight.jp/takken/

受講生フォロー体制として、eラーニングManaBun」を通じて講師に質問することができます。ただし、プラン毎に質問回数に上限が設けられているので注意が必要です。

  • バリューセット1:10回
  • バリューセット2:15回
  • バリューセット3:20回

もっとも、よっぽど質問したい方でない限り、上限を超えることはないと思いますので、あまり気にしなくて良いでしょう。(フォーサイトHPによると、年間の平均質問回数は3回のようです。)

上述の通り、フォーサイトはフルカラーテキストを用いている点が特徴ですが、鮮明なあまり人によっては目がチカチカして読みづらいと感じるかもしれません。テキストのレイアウトを事前に確認した上で、フォーサイトの申し込みを検討しましょう。

メリット
デメリット
  • フルカラーテキスト。
  • 合格実績が一番高い。
  • テキストの好みが分かれる。

アガルート

アガルートは、2015年1月に開校した比較的新しい資格予備校で、オンラインによる講義の配信を中心とした通信講座を提供しています。

アガルートでは、勉強の進捗度合いによって、4つのカリキュラムを選択できます。

  • 「入門総合カリキュラム フル」
  • 「入門総合カリキュラム ライト」
  • 「演習総合カリキュラム フル」
  • 「演習総合カリキュラム ライト」

フローチャートに基づき、4つの講座のうち、自分にあった講座内容を選択しましょう。

・入門総合カリキュラム

入門総合カリキュラム価格(税込)
入門総合カリキュラム ライト54,780円
入門総合カリキュラム フル71,280円

・演習総合カリキュラム

演習総合カリキュラム価格(税込)
演習総合カリキュラム ライト76,780円
演習総合カリキュラム フル107,800円

2024年度より、問題の解法テクニックや直前期のアウトプットを万全にするための「択一解法テクニック講座」「宅建業法逐条ローラーインプット講座」「過去問答練」「民法判例問題攻略講座」がフルカリキュラムに追加されました。

講座料金について、合格した場合は合格特典として、合格者全額返金制度や、合格祝い金1万円(※テキスト無し講座は5,000円)分もあります。

受講料を更に安くできるお得な制度のため、合格した場合は条件を確認した上で申し込んでみましょう。

講義では、アガルートオリジナルのテキストを使用します。

引用)アガルートHP:https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/production.wp.s3.agaroot.jp/wp-content/uploads/2022/09/16103222/takken_ensyu_sample.pdf

「フルカラーテキスト」と表記されていますが、実質2色刷に近い、シンプルなテキストです。

カラフルではありませんが、効果的に図表CHECKを挿入しつつ、シンプルかつ完結な内容が記載されているテキストのため、非常に読みやすいです。テキストの質はかなり高いと感じています。

入門総合カリキュラムの担当講師は「小林美也子」先生です。小林講師は、大手資格予備校・地方自治体・企業・教育機関等様々な場所で,長年にわたり公務員試験,宅建試験の受験指導,職員研修を行っており、指導歴は申し分ないです。

講義のサンプルは、YouTubeよりご試聴できます。

小林先生は、ハキハキした口調で滑舌も良く、非常に聞き取りやすいです。難しい部分に関しては、時には丁寧な解説を入れつつ説明してくださいます。

演習総合カリキュラムの担当講師は、「工藤美香」先生です。

工藤先生は、宅建・マンション管理士試験・管理業務主任者試験・賃貸不動産経営管理士試験を全て独学で一発合格された方で、「不動産資格の女王」という異名をお持ちです。

講義を聞いても分かる通り、喋りも上手で、内容が非常に聞き取りやすいです。

いずれのクラスでも、講義動画の中で画面にテキストを表示した上で、重要箇所について講師がテキスト上にアンダーラインを入れたりしつつ講義を進めてくれます。

講義動画は、パソコン、スマホ、タブレットいずれも視聴が可能で、8段階(0.5倍速~3.0倍速)に速度調節できるようになっています。 音声ダウンロードも可能です。

基本講義を視聴した後は、過去問題集にて過去問を解くことで定着度の確認を行います。

https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/production.wp.s3.agaroot.jp/wp-content/uploads/2018/03/takken_kakomon_gyouhou_H28_37.pdf

見開き右1pに問題・見開き左1pに解説が掲載されています。本番と同様の四肢選択式で問題を解いた後、自分で解答・解説を確認しながら学習していきます。

過去問の中で特に重要度ランクの高い問題について、「過去問解説講義」による動画解説が付いており、問題の解法や解き方のポイントを掴めます。

総合講義と過去問解説講義の受講後、試験の直前期(8月・9月頃)になると、総合講義で一通り学んだ内容の要点を総復習する「総まとめ講座(約10時間)」で、これまでの講義内容をもう一度思い出して整理し、知識を確実なものにしていきます。 また、「模擬試験(1回分)」で仕上げを行い、本試験に向けて万全の態勢を整えるというカリキュラムになっています。 

以上に加え、フルカリキュラムを選んだ場合、「択一解法テクニック講座」「宅建業法逐条ローラーインプット講座」「過去問答練」「民法判例問題攻略講座」を受講できます。

また、アガルートは受講生フォロー体制が充実しており、4つのフォロー制度を設けています。

本格的な学習に入る前に、「学習導入オリエンテーション」が設けられています。どういう性質の試験?どんな問題が出る?テキストはどうやって使ったらいい?などの、学習開始時のお悩みを一挙に解決する動画を視聴することで、安心してスタートダッシュを切ることができます。

そして、2023年より、学習の進め方などを相談できる「学習サポーター制度が付属しています。受講生からの「どのようにカリキュラムを進めるべきか」「どの科目から進めるべきか」などの質問について、学習状況を聞いた上でアドバイスを頂ける制度になっています。

学習中に疑問に思ったことは、「オンライン質問サービスKIKERUKUN」で、すぐに質問することができます。講師や有資格者が丁寧に回答します。質問制度は、受講期間中にフルカリキュラム:30回、ライトカリキュラム:10回まで利用できます。

〜質問例〜

他の受講生の質問とその回答内容も閲覧できるので、自分の理解にも役立てることができます。 

また、アガルートのカリキュラムを受講した方なら誰でも、「ホームルーム」に参加できます。ホームルームは、毎月のアンケート(勉強方法と学習内容)をベースに小林美也子講師がお届けする毎月の動画コンテンツです。過年度に実施されたものも視聴できます。受験生共通のお悩みを解決するペースメーカーとして利用することができます。

通信講座であるにも関わらず、アガルートは受講生フォローに手厚い点が特徴です。

なお、アガルートは合格実績を公表しています。令和5年度宅建試験の合格率は、64.8%と、合格実績が高い点も魅力です。また、受講者合格者は増えており、安心感があります。

アガルートには確認テストなどの機能がなく、問題演習量が少ない点がデメリットですが、講義・テキストの質が高く、受講生フォロー体制は充実しているので、学習を挫折しがちな方にはアガルートがオススメです。

メリット
デメリット
  • 講義・テキストの質が高い。
  • 質問回数が無制限など、受講生フォロー体制が厚い。
  • 確認テストの機能がない。

TAC

各資格試験で有名な大手予備校のTACも、宅建講座を提供しています。現時点で開講している主なコースは以下の4つです。

スクロールできます
コース名/講座料金(税込)Web通信講座教室・ビデオブース校DVD通信講座
総合本科生SPlus(エスプラス)198,000198,000231,000円
総合本科生S165,000165,000198,000
実力完成本科生132,000132,000154,000
答練本科生88,00088,000
  • 「総合本科生SPlus(エスプラス)・総合本科生S」は、一般教育訓練給付制度の対象講座で、条件を満たすと受講料が20%OFFになります。
  • 各コースには、再受講割引制度・受験経験者割引制度・宅建業従業者割引制度・本科生割引制度などの割引制度があります。割引が適用されるか事前に条件を確認しておきましょう。

TACの特徴は、通学校・ビデオブース校が34校あることです。講義時間帯や講師によって自分に合ったコースを選ぶことが出来ます。東京・大阪以外の地方でもビデオブース講座が用意されており、通学圏が広いです。地方の方でも通学してライブ講座を受講できる場合があるため、自宅から通学できるか確認しておきましょう。

  • 通学校:19校(札幌校・仙台校・渋谷校・新宿校・渋谷校・八重洲校・立川校・町田校・横浜校・大宮校・津田沼校・名古屋校・京都校・梅田校・なんば校・神戸校・広島校・福岡校)
  • ビデオブース校(通学校以外):15校(早稲田校・中大駅前校・日吉校・群馬校・富山校・金沢校・岡山校・福山校・大分校・熊本校・宮崎校・鹿児島校・高松校・徳島校・沖縄校)
https://www.tac-school.co.jp/tacmap/?_gl=1177p34w_gcl_auNTA2MzkwMTQ2LjE2OTY4NTQ2OTc._gaMTY1MDU0OTQzMi4xNjk3NDU3MjY0_ga_DFHH7S1RM8*MTY5ODc1MTMwMC41LjEuMTY5ODc1MTczOS41OS4wLjA.&_ga=2.257118984.2079225579.1698751300-1650549432.1697457264

本科生コースの主な講座内容(教材)は、11つです。

  • 「入門講義」
  • 「基本講義」or「実力完成講義」
  • 「解法テクニック講義」
  • 「ミニテスト」
  • 「過去問答練・解説講義(13回)」 ※総合本科生SPlus(エスプラス)のみ
  • 「基礎答練+解説講義(4回)」
  • 「過去問トレーニング」
  • 「直前対策講義」
  • 「直前ハーフ答練+解説講義(3回)」
  • 「直前答練+解説講義(4回)」
  • 「全国公開模試(1回)」

体験講義のサンプルは、YouTubeにて無料で試聴できます。

宅建講師はたくさんいらっしゃいますが、本講義の担当は「村田隆尚」先生です。講義ではスライドを用いつつ、講師が丁寧に解説してくださいます。ハキハキと喋られるので、非常に聴きやすいです。

村田 隆尚 講師 プロフィール

・モットー:人はいつでも始められる。50歳で始めた楽器は80歳で30年のキャリアとなる。

・職歴・講師歴:・22歳から宅地建物取引士の講義を担当。
        ・他の大手資格の学校を経由して、TACに移籍。
        ・TACでは20年以上講義を担当、日本屈指の不動産会社の企業研修も多数担当。

・保有資格:宅地建物取引士、管理業務主任者、煙火打揚従事者、賃貸不動産経営管理士(2014年合格) 

https://www.tac-school.co.jp/kouza_takken/takken_rsn_koushi_10.html

講義では、TACのオリジナルテキストを使用します。講師陣が試験傾向を徹底的に分析し、合格に必要な要素だけを抽出、さらに大勢の受講生から集めたアンケートをもとに、少しでもわかりやすい内容になるよう毎年改訂をおこなっています法律改正にも対応した短期合格直結の学習ツールです。

合格に必要な知識を理解しやすい順序に整理し、コンパクトにまとめ、図表を使いながら分かりやすく解説していきます。各節の見出しに重要度を明示する、必ず押さえるべき重要事項はゴシック(太文字)で表記するなど工夫が凝らされているので、メリハリをつけた学習が可能です。

テキストは白黒2色刷りですが、講義を聴きながらマーカーや書き込みも可能なので、自分だけのテキストを作成できます。

その他、各種フォロー制度も整っています。

フォロー制度内容
Web講義フォロー
【標準装備】
ご受講の同一コースの講義を、オンライン上でも受講できるフォロー制度。
スマートフォンやタブレット端末にも対応しているので、
受講期間中はいつでも・どこでも・何度でも繰り返し視聴することができます。
校舎対応・質問メール・教室講義の開始前や終了後に講師に質問できます。
・教室講義以外でも、i-support上のメールで講師に質問できます。
個人別成績表提出された答練(基礎答練・速修答練・直前答練)はコンピューターにより採点し、
約7~10日後よりTACWEBSCHOOLのマイページに個人成績表を掲載します。
自習室利用講義で使用していない教室は自習室として開放されており、
通学生に限らず、通信生もご利用いただけます。
(※一部の提携校では、自習室をご利用できない場合あり。)

また、TACの合格実績は高く、毎年約1000名程度の合格者を輩出しています。

合格者:2013年度〜2022年度 累計10942名
1910名(2013年)+1,097名(2014年)+1,049名(2015年)+1,216名(2016年)+1,256名(2017年)+1,255名(2018年)+1,285名(2019年)+911名(2020年)+1,063名(2021年)+900名(2022年)

宅建の合格者は毎年約40,000名なので、合格者のうち40名のうち1名(2.5%)がTACの講座を受講していたことになります。合格実績を重視する方であれば、TACの講座を選べば間違いありません。

デメリットを挙げるなら、講座料金が高いことですが、教室を提供しているため致し方ない部分ではあります。講座料金が高いですが、サポート体制は充実しているので、特に通学コースを検討している方は、TACの講座を検討しましょう。

メリット
デメリット
  • 通学コースがあり、コースも豊富。
  • 合格実績が高い。
  • 料金が高い。

LEC

大手予備校のLECも、宅建用の講座を提供しています。主に3つのコースを提供しています。

スクロールできます
コース名対象者通信
webフォロー
通信
DVDフォロー
通学
webフォロー
通学
DVDフォロー
提携校通学
webフォロー
提携校通学
DVDフォロー
プレミアム合格フルコース・法律の学習経験がなく、初めて宅建士試験を受験される方
・基礎、過去問演習、模試、直前対策まで漏れなく学習したい方
・書籍やYouTubeの独学で合格に及ばず、体系的に学習したい方
165,000円187,000円187,000円209,000円192,500円214,500円
パーフェクト合格フルコース・限られた時間でしっかりと基礎から学びたい方
・直前期は自分のペースで勉強したい方
137,500円159,500円154,000円176,000円159,500円181,500円
再チャレンジ合格コース・宅建士試験の学習経験があり、合格に数点及ばなかった方
・知識は暗記できたが、試験本番で問題が解けなかった方
・今までの学習では問題演習量が不足していたと感じる方
154,000円176,000円176,000円198,000円181,500円203,500円

各コース一般教育訓練給付制度の対象となっており、条件を満たすと受講料が20%OFFになります。

・プレミアム合格フルコース:カリキュラム

・パーフェクト合格フルコース:カリキュラム

・再チャレンジ合格コース:カリキュラム

LECは、通学校・ビデオブース校が計44校あり、最も多いです。地方都市以外にも地方校もあるため、幅広い範囲をカバーしています。

  • 通学校:20校(新宿エルタワー本校・渋谷駅前本校・池袋本校・水道橋本校・立川本校・町田本校・横浜本校・大宮本校・千葉本校・梅田駅前本校・難波駅前本校・京都駅前本校・四条烏丸本校・神戸本校・札幌校・仙台校・名古屋駅前本校・岡山本校・広島本校・福岡校)
  • ビデオブース校(通学校以外):24校(富山本校・静岡本校・山口本校・高松本校・八戸中央校・弘前校・秋田校・水戸校・所沢校・東京八重洲口校・日本橋校・沼津校・新潟校・金沢校・福井南校・和歌山駅前校・松江殿前校・岩国駅前校・新居浜駅前校・佐世保駅前校・長崎駅前校・日野校(長崎県)・那覇本校・沖縄プラザハウス校
https://www.lec-jp.com/school/?_gl=11cpwn5o_gaMjA2NzE2MjUzNS4xNjk3ODQ5NTcx_ga_NKBS5Y7JBF*MTY5ODgzMzcyNi41LjEuMTY5ODgzNjA5MC42MC4wLjA.&_ga=2.36392160.1563879007.1698833728-2067162535.1697849571

いずれのコースでも、まずはスーパー合格講座などの基本講義を受講して試験に必要な知識をインプットした後、「確認テスト」「演習教材」などのオリジナルテキストを用いて◯×式や四択選択式の問題を解きアウトプットを実施し、直前期には模試を受講する、というカリキュラムになります。

プレミアム合格フルコースでは、インプットとアウトプットが一通り終了した後には、「分野別!コレだけ演習総まとめ講座」、○×式の演習課題を解きながら、スーパー合格講座で学んだ内容の定着をさらに進める「マスター演習講座」、過去の本試験問題のうち、合格者の正答率が高く、不合格者の正答率が低い問題を題材にして、落としてはならない知識を総復習する「出た順必勝総まとめ講座スーパー合格講座」等の復習講義が提供されます。

各種講座の教材は、市販の出る順テキストを含めた、LECが発行するオリジナルテキストを使用します。

使用するテキストは2色刷の物がほとんどですが、LECのノウハウが詰められた伝統あるテキストで、分かりやすさには定評があります。

なお、LECでは公開模試・ファイナル模試が合計6回分用意されています。本試験での的中実績も高く、クオリティには担保されています。

講義のサンプルは、YouTubeよりご試聴できます。様々な講師の講座を試聴できますが、「水野 健」先生の講義を掲載します。

講義では、LEC独自のテキストを画面上に投影した上で、必要に応じてマーク・加筆を行うなど、講師の方が内容を噛み下いて説明します。講義動画と音声データは、ダウンロードが可能ですので、外出先などでも学習することが可能です。音声は早聞き機能(1.0~2.0倍速)があり、速度を自分好みに変えて試聴できます。

また、2022年度のLEC受講生の本試験合格率は62.8%となっています。

※上記合格率は、以下の2022年度向け宅建士試験対策コースに含まれる全国公開模試を全て受験された方のうち、模試正答率60%以上の方を集計したものです。
[対象コース(カッコ内は模擬試験の回数)]
(全6回)プレミアム合格フルコース/パーフェクト合格フルコース/春からチャージ合格フルコース/再チャレンジ合格フルコース+スーパー合格講座/再チャレンジ合格フルコース/週一完成合格フルコース
(全4回)ウルトラ合格フルコース/ウルトラ合格ライトコース/スキマ時間で宅建合格Webコース

模試正答率が60%以上の方の本試験合格率であり、受講生全体の合格率ではない点に注意が必要ですが、LEC模試と本試験の成績はある程度連動しています。LECの模試で安定した成績を獲得できれば、合格により近づきます。

全国に教室を構えていることから、講座料金が高い点がデメリットですが、通学コースを検討しており、模試を多く解きたい方には特にLECがオススメです。

メリット
デメリット
  • 通学コースあり。
  • 模試を6回分解ける。
  • 料金が高い。

資格の大原

数多くの資格を手掛ける資格の大原も、宅建講座を提供しています。主な料金コースは5つあります。

スクロールできます
コース名/講座料金(税込)Web通信講座教室・映像通学
宅建士合格コース・入門パック174,100174,100
宅建士合格コース151,500151,500
宅建士速習合格コース124,000124,000
宅建士超短期マスター合格コース66,000円66,000円
宅建士通信コース42,000

講座内容(教材)は、主に以下の4つのカリキュラムで構成されています。

  • 「入門講義(8回)」
  • 「基礎講義(32回)」
  • 「直前対策講義(14回)」
  • 「定例試験(アウトプット)」

1月〜3月に「入門講義」で学習上のポイントを掴んだ後、4月に「基礎講義」にて必要事項を学習し、直前期の8・9月に模試・総まとめ問題等の「直前対策講義」を受講して理解度の確認を行う、というカリキュラムになっています。入門講義と基礎講義には、「定例試験」が用意されており、学習事項をアウトプットできます。

基礎講義は、資格の大原のWebサイトにて無料で視聴できます。

https://www.o-hara.jp/course/takken/tak_web_seminar

スライドを画面に投影させ、スライドに沿って講師が内容を説明する、というスタイルです。スライドは基本的に白黒なので鮮明さはありませんが、受講生からのフィードバックが高く、講義の質は担保されているといえます。

なお、講義動画は、資格の大原が提供する「合格Webアプリ」にてダウンロードできるので、通勤や通学の際でも講義視聴が可能です。

テキストは、大原が作成したオリジナルテキストを使用します。基本テキストは白青、トレーニング問題集は白黒の2色刷のテキストですが、豊富な事例・資格的に理解しやすいイラスト・情報を整理するまとめ表を積極的に使用し、読みやすいよう工夫が凝らされています。

また、2023年度より、Web問題集が標準装備され、書籍の「トレーニング問題集」がWeb上でも演習できるようになり、日常のスキマ時間を有効活用して問題演習に取り組むことが可能となりました。

Web問題集では、科目ごとに問題を解答することができますので、苦手な科目を重点的に確認することができます。できなかった問題を絞り込むこともできますので、弱点克服にも最適です。

また、メールでの学習上の疑問点を30回まで質問できるなど、質問対応も充実しています。その他、Web標準フォロー体制・個人成績表閲覧など、受講生フォロー体制も充実しています。

講座料金が高い点に加え、合格実績が公表されていない点が気になりますが、伝統的な予備校なのにも関わらずWeb問題集等のアプリが充実している点は魅力です。

メリット
デメリット
  • 通学コースがあり、クラスも豊富。
  • 料金が高い。
  • 合格実績が不明。

ユーキャン

数多くの資格試験を扱うユーキャンも、宅建を取り扱っています。

コース名料金(税込)
宅地建物取引士講座一括払い:63,000円
分割払い:3,980円×16回(16ヵ月)総計:63,680円

ユーキャンのカリキュラムでは、主に6つの教材を使用します。

  • 基礎テキスト:3冊
  • 実戦テキスト:3冊
  • 完成テキスト
  • 本試験問題・解説
  • ガイドブック
  • 添削関連書類一式

ユーキャンの講座は、わずか6ヵ月で宅建試験の合格が狙えるカリキュラムとなっています。

テキストは、ユーキャンのオリジナルテキストを使用します。メインテキストとなる「基礎テキスト」と「実戦テキスト」は、それぞれ3冊ずつ用意されています。2種のテキストを組み合わせてインプットとアウトプットを並行することで、基礎知識と得点を取るための実戦力を効率よく身につけることができます。

基礎テキスト・実戦テキストはフルカラーで作成されています。覚えるべき箇所が一目でわかり、図表も色分けされているので、頭の中で整理しやすく、記憶に残りやすくなります。スマホでも読み進めやすいデザインです。

基礎テキストの学習には、動画WEBテストがセットとなります。テキスト→動画→WEBテストの一気通貫の学習ステップで、そのレッスンのアウトプットを直後に行うことができ、理解度チェックと知識の定着がまとめて進められます。

各講義動画は、Youtubeで無料で視聴できます。各動画は5分程度にまとめられており、スキマ時間での学習に最適です。

動画講義は約900本されています。明快な講義は、とにかく理解しやすいと評判です。電子黒板を使った見やすくテンポの良い講義で、講師の解説や情報が頭の中にするするとインプットされていき、スピーディーに学習が進みます。
実際の動画では倍速再生にも対応しており、時短でインプット可能です。

テキスト・動画・WEBテストで必要な知識を身につけた後は、完成テキストに掲載の問題や「本試験」に掲載の問題を解いて、本番の予行演習を行うことができます。

完成テキストの問題文には、手書き風の書き込みで、正解率のアップにつながる解答手順が記載されています。「解法テクニック」や「肢を切る方法」が一目瞭然です。その他、「ひとことナビ」で、問題の解き方などをワンポイントアドバイスをします。動画講義アイコンがある問題は、動画でも復習が可能。詳しい解説・アドバイスで、わからなかった問題もその場ですぐに復習できるので、着実に得点力が身につきます。

なお、基礎テキスト・実戦テキスト・完成テキストは、デジタルテキストとしてスマホ等でも閲覧できます。紙のテキストが手元にないときでも、スマホやタブレットでいつでもどこでも学べます。

その他、ユーキャンは、「添削課題」が充実しているのが特徴です。添削課題は、模擬テスト含め全7回分用意されています。ユーキャンの添削指導は、実力がアップするのはもちろん、やる気も湧いてくると好評です。添削指導で提出した課題について、講師が詳細な講評や解答のコツなどのアドバイスを添えて返却されます。自分の苦手部分を確認できます。

弱点補強や得点アップに役立つので、試験に向けより効果的かつ効率的に学習を進められます。分野ごとに添削課題の提出があるので、学習のペースをつかむのにも最適です。

その他、特筆すべき機能は以下の3つです。

サポート名称サポート内容
学習スケジュール自動管理学習進捗と残りの学習期間から、その週に学習すべき課題を表示。
ペース配分が自動的に行われ、スケジュールが調整されます。
また、課題の消化率や残りの課題数から、合格に向けた現在地が一目瞭然で、
モチベーションも維持できます。
質問サービスメールや郵便で学習上の疑問点を質問できます。(1日3回まで
試験終了までの指導受講開始から宅建まで6ヵ月に満たない場合、
翌年の同試験が終わるまで、添削指導・質問指導・情報提供など、
すべての指導サービスを受けられます。

ユーキャンも合格実績が高いです。宅建試験の過去10年間の合格者累計は15,405名(R3:1,776名、R2:924名、R1:1,369名、H30:1,309名、H29:1,164名、H28:1,534名、H27:1,505名、H26:1,880名、H25:1,906名、H24:2,038名)に上ります。毎年1500名程度合格している計算になります。

宅建の合格者は約40,000人なので、合格者の約4%ユーキャンの講座受講者ということになります。占有率も高く、実績は抜群です。

講義動画がテキストの全範囲を網羅していない点は注意が必要ですが、添削課題が計7回分あるので、添削を多く受けたい方には特にオススメです。

メリット
デメリット
  • 添削機能が計7回分ある。
  • 講義動画が全範囲を網羅していない。

資格スクエア

資格スクエアは、司法試験をはじめとした様々な法律系資格を取り扱う通信校です。

講座プランは、製本テキストを含むかどうかで2種類に分かれます。

プラン料金(税込)
製本テキストありプラン77,000円
製本テキストなしプラン66,000円
(追加オプション)音声ダウンロード5,500円

講座カリキュラムは、以下の6つで構成されています。

  • インプット講義
  • アウトプット講義
  • WEB過去問・年度別過去問データ
  • 未来問模試
  • 直前対策講義
  • 宅建攻略テキスト

インプット講義は、YouTubeでも無料で視聴できます。

講師の手元を映しながら、一緒にテキストやレジュメにマーカー引きや書き込みを行っていく「ライブ風スタイル」の講義です。30分の講義があっという間に感じられる、オンライン講義に特化した講義形式です。重要な部分にはマーカーを引き、内容を噛み砕いて説明するので、定評があります。

イメージがわきにくい法律関係は具体例を交え、イメージを掴みながら”やわらかく”学べます。画面構成は「①森T全画面」「②手元のテキスト投射」「③スライド資料投射」の3種類あり、講義内容に応じて機動的に使い分けることができます。画面が切り替わるので、飽きない講義内容になっています。

講師は、実績のある「田中 祐介」先生 と「森 広志」先生(※民法部分)が担当されます。

田中 祐介 講師 プロフィール

数多くの資格試験合格で磨かれた
珠玉の“合格テクニック”


宅建はもちろん、行政書士や司法書士、シニア福祉アドバイザーなど、多種多様な資格・検定試験に合格。
あらゆる場面で通用する、磨き抜かれた「合格テクニック」をお届けします。
資格スクエア宅建試験講師として以前から活躍し、数多くの合格者を輩出。

https://www.shikaku-square.com/takken/?utm_source=google&utm_medium=cpc&utm_campaign=&utm_content=&utm_term=&gad_source=1&gclid=Cj0KCQjwhfipBhCqARIsAH9msbnrLL_4ANT0vFMBKVa7rH7W7c7BfPO5e8qzUAp2uHnvu70LlH5EhWcaAsWPEALw_wcB

森 広志 講師 プロフィール

“固い” 法律は “やわらかく” 攻略
民法は、森Tにお任せ


講師として20年以上のキャリアを持ち、行政書士講座では「森T」の愛称で親しまれれる名物講師。
「圧倒的に分かりやすい」と評判の講義は、行政書士講座(民法が主要得点源の一つ)において絶大な人気を集め、毎年数知れない短期合格者を輩出している。

https://www.shikaku-square.com/takken/?utm_source=google&utm_medium=cpc&utm_campaign=&utm_content=&utm_term=&gad_source=1&gclid=Cj0KCQjwhfipBhCqARIsAH9msbnrLL_4ANT0vFMBKVa7rH7W7c7BfPO5e8qzUAp2uHnvu70LlH5EhWcaAsWPEALw_wcB

テキストは、資格スクエアのオリジナルテキストを用います。

※行政書士講座で使用するテキスト
※行政書士講座で使用するテキスト

テキストは受験生が書き込む目的で作成されているので、白青2色刷となっています。図やイラストが豊富のため、講義と連動して使用することで理解度が進みます。

「製本テキストありプラン」を選択した場合のみ製本版テキストを使用できます。

各講義に加え、資格スクエア最大の特徴である「宅建攻略クエスト」を使用できます。同クエストに、肢別に分解された最新令和4年度を含む全10年度(12回)分の問題テーマ別に整理されています。「テーマ別」・「肢別」などに整理された問題を解くことができます。

各問題について、「〇」「?」「×」の三択から回答できます。回答後には単に肢の正誤を問うだけでなく、正解した肢の「正答理由が解説と合っているか否か」をチェックできます。問題を解けたか、ではなく、問題を正確に理解できたかを確認できるので、本質的な内容理解につながります。

同クエストでは、進捗率・回答数・正答数などのデータが可視化されているので、自分の現在の立ち位置を把握しながら学習を進めることができます。

詳細フィルター機能が搭載されており、「間違えた問題・分からない問題・解説と違った問題・要チェック問題・未実施問題」などそれぞれのフィルタリングが可能です。可処分時間や学習進度に応じて細かく問題を絞れるので、目的に応じた効果的な学習を推し進めることができます

その他、質問機能は、講義画面下のボタンからすぐに質問できる「ワンクリック質問機能」と、他の受講生の質問内容と回答を講義画面から見ることができる「みんなの質問機能」の2つが搭載されています。自分の学習上の不明点を解消できるだけでなく、周りの方が考えている学習上の不明点を解消できます。

通信講座の中では料金プランは高めに設定されていますが、宅建攻略クエストの機能が優れている点がメリットです。問題演習機能を重視したい方には資格スクエアがオススメです。

メリット
デメリット
  • 飽きない動画講義。
  • 過去問演習機能が優れている。
  • 料金が高い。

日建学院

建設・建築・不動産関連の資格をメインに扱っている予備校が、日建学院です。宅建に関する講座コースは10個用意されています。

コース受講形態料金(税込)
スーパー本科コース通学講座・Web講座308,000円
本科コース通学講座253,000円
本科WebコースWeb講座253,000円
短期集中コース通学講座・Web講座198,000円
直前対策コース通学講座・Web講座132,000円
直前攻略コース通学講座・Web講座55,000円
重点WebコースWeb講座110,000円
通信合格コース通信講座41,800円
全国統一公開模擬試験(教室実施)日建学院 直営校5,500円
全国統一公開模擬試験(自宅実施)自宅5,500円

講座カリキュラムは、主に8つで構成されています。

  • 入門民法(通学/Web)
  • アプローチ主要科目(通学/Web)
  • 重点講義
  • ズバリ解説講義(Web)
  • 要点解説講義(Web)
  • 直前対策講義
  • 直前攻略[全12回]
  • 公開模擬試験

受講できるカリキュラムは若干異なるので、事前に確認しておきましょう。

メイン講座である「重点講義」は、YouTubeで無料で視聴できます。

講義では、カラーの実写映像・コンピュータグラフィック・アニメーションなど、理解するために最適な表現方法で映像化されています。フルカラーの図やイラストを用いつつ説明していくスタイルなので、理解が進みます。

無料講義の講師は「中山 猛士(ナカヤマ タケシ)」先生です。(別名(一刀両断のナカヤマ)と呼ばれています。)日建学院の講師は、中山先生含めて計5名いらっしゃり、いずれも宅建に精通しておられます。

各講座では、日建学院のオリジナルテキストを使用します。日建学院のテキスト・過去問題集・宿題は、試験内容を熟知したスタッフが、蓄積された膨大なノウハウをベースとして、最新の情報を取り入れながら制作しており、 合格するために必要な知識を効率良く身につけられる実践対応型の教材です。

メインで使用する「受験対策テキスト」は2色刷ですが、発展マーク・重要マーク・MEMO・図解など、読みやすいよう創意工夫が施されています。

「過去問題集」も2色刷ですが、出題履歴・正答率・重要ポイントなど、過去問を解く上でのポイントや対策方法を学ぶことができます。

各種講義の他、手厚いフォローシステムがあります。

フォローシステム内容
ライセンスアドバイザー受講生一人ひとりに、担当者としてライセンスアドバイザーがつき、
入学直後から本試験まで受講生をずっとサポートします。
(ex.テストの結果を元に、科目や分野ごとの得意・不得意の分析など。)
コンピュータクリニックコンピュータを使い「個人分析表」を作成します。
小テストや模擬試験などの結果を採点・集計し分析することで、
平均点・順位・偏差値のすべてを診断し、それを元に、
アドバイザーが効果的な学習方法をアドバイスしてくれます。
ライブセミナー普段は映像で講義している講師陣が、主要拠点でライブセミナーを実施します。
講義への質問だけでなく、メンタル面や学習の進め方などまで親身に対応し、
受講生の気持ち、目線に立ったアドバイスをきめ細かく行います。
質疑応答システム自宅での予習や復習時に生じた疑問を、メールやFAXで質問できます。
聴講サポート出張や引越し等により、通学している学校で受講できなくばった場合、
出張先や引越し先の最寄りの教室で、これまでと同様の講義が受けられます。

日建学院の宅建の合格実績は高く、2022年度試験の合格者数は2,319名です。宅建の合格者は約40,000人なので、合格者の約6%が日建学院の講座受講者という計算になります。合格占有率も高く、実績は充分です。

直近10年間でみても、約30,000名の合格者を輩出しており、実績は抜群といえます。

年度2013201420152016201720182019202020212022
合格者(名)2,4362,8782,9172,7552,8313,4313,7413,0852,8202,319

一番高いスーパー本科コースは30万円を超えるなど、講座料金は高いのがデメリットですが、コンピューターグラフィックやアニメーションを用いた講義・手厚いフォロー・抜群の合格実績など、値段相応の価値はあります。講座料金は気にせず、内容が充実した講義・体制で学習したい方は、日建学院を検討しましょう。

メリット
デメリット
  • 合格実績が高い。
  • 料金が高い。

クレアール

資格指導歴が54年にわたるクレアールは、宅建講座を提供しています。

クレアールの特徴は、「非常識合格法」を取り入れていることです。宅建の全ての試験範囲を取り扱うのではなく、合格必要得点範囲の問題を確実に得点できるような学習スタイルになっており、学習要点を絞って効率的に学習できます。

講座プランは3つ用意されています。

コース名/料金(税込)一般価格オプションDVD価格
2024年合格目標 完全合格パーフェクトコース59,800円15,000円
2024・25年合格目標 完全合格セーフティコース74,800円21,500円
2024年合格目標 上級パーフェクトコース26,800円6,500円
  • クレアールには合格特典制度があります。2024年合格目標 完全合格パーフェクトコースまたは2024・25年合格目標 完全合格セーフティコースにお申込みいただいた方で、2024年宅建本試験に合格され、合格特典進呈条件を満たした方には、合格特典として8,000円が進呈されます。

講座カリキュラムは、6つで構成されています。

  • 基本講義(124単元・62時間)
  • 実力アップ演習講義(68単元・34時間)
  • 法改正講義(2単元・1時間)
  • 総合模擬試験(4単元・16時間)
  • 重要論点総まとめ講義(8単元・4時間)
  • 公開模擬試験(1単元・4時間)

講義はYoutubeにて無料で視聴できます。

講義は、テキストの内容を投影しつつ、大事な箇所はメモ等を書きながら進めていくスタイルです。講義動画は0.5〜2倍まで6段階に変速可能ですので、忙しい方でも効率的な学習が可能です。また、「標準速度」「1.5倍速」の講義音声をダウンロードでき、スマホやPCで聴けます。PCから転送すれば、携帯音楽プレーヤーでも聴くことができます。外出先でも講義を聴けるので、スキマ時間を有効に活用できます。

担当講師は、「石川 秀才(いしかわ ひでとし)」先生です。

「石川 秀才」講師:プロフィール
大学を中心に、専門学校、大手不動産関連の企業など、宅建指導歴は20数年。講義は、切れ味鋭く聴く者を飽きさせない。トコトン理解にこだわり、正確な知識に裏打ちされた手を抜かない“熱い講義”で、様々な分野で多くの好評を得ている。専門誌から受験本まで、今まで70冊以上の著作がある。受験生目線の親身になった指導でも定評がある受験界のエキスパートである。

https://www.crear-ac.co.jp/takken/feature/lecturer/

動画講義はクレアールのオリジナルテキスト使用します。テキストは2色構成でシンプルな内容にまとまっています。重要な部分は赤字になっており、赤シートを用いた学習が可能です。テキストはPDFでダウンロードが可能なので、外出先でもテキスト内容の確認ができます。

宅地建物取引士試験で必要とされる論点を、chapterごとに説明しています。独学でもわかるように丁寧に解説を加えており、学習アイコンも用意されており、学習効率を上げる工夫が凝らされています。chapterごとに出題実績をA~Cの3段階で表示し、各項目のタイトルの後ろの□印でその項目の重要度を3段階で表示しています。□印の多い方が重要性が高いことを示していますので、学習や復習をする際の目安となります。また、chapterごとに、その論点に係わる「一問一答で確認!」を掲載していますので、インプットした知識を確認して知識の定着を図っていくことができます。

過去問題集は、過去5年度分の宅地建物取引士試験について、テキストのchapterに対応して項目別に編集しています。テキストで学習後、該当のchapterで過去問を解くことでchapterの内容が理解できているのかの確認が可能です。各問の重要度はA~Cの3段階で表示されており、学習や復習する際の目安にできます。

その他の教材はには「分野別過去問題集」や「総合模擬試験問題集」があり、本試験を意識した学習ができます。

講義の他、「一問一答Webテスト」にて、一問一答形式の問題で学習の進度に合わせて確認テストができます。パソコンはもちろんスマートフォンやタブレットも利用できるので、ちょっとしたスキマ時間も有効利用できます。

合格サポート体制として、無制限の質問制度も設けています。疑問点が出てきたら、メールや質問用紙で質問ができます。質問には講師または学習アドバイザーがわかりやすく丁寧に回答を記入して、1週間以内に返信する体制となっています。WEB通信でありながら、疑問点を残さず学習を進めることができます。

学習方法や学習計画について悩みや不安が生じたら、事前の予約の上でカウンセリングを利用できます。クレアールの経験豊かな学習アドバイザーが常駐しており、一人ひとりの状況に合わせて丁寧に対応します。

比較的新しい通信講座のため、合格実績は乏しいですが、無制限の質問制度カウンセリングを利用でき、問題演習料も豊富です。たくさん問題を解きたい方はクレアールの講座を検討しましょう。

メリット
デメリット
  • 質問回数が無制限。
  • 問題演習量が多い。
  • 合格実績がそこまでない。

まとめ

はい、おすすめの予備校・通信講座を10社紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

各予備校・通信講座には特徴があります。本記事で気になった予備校や講座について、積極的にサイト確認・資料請求するなど、早めに対応してみましょう。

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