【11校を徹底比較】基本情報技術者試験のおすすめ予備校・通信講座3選【2024年】

どうもみなさんこんにちは、Flybirdです。

基本情報技術者試験の合格には、約300時間の勉強時間が必要と言われています。300時間と聞いて、「独学では難しそう…。」と感じた方は、予備校の講座を受講してみましょう。また、基本情報技術者試験には科目A受験免除制度があるので、希望したい方は該当する予備校の受講を検討することになります。

ただし、基本情報技術者試験の講座を提供している予備校は11校程度あります。たくさんあるので、どの予備校を選んだら良いのか迷っている方も多いと思います。

そこで、本記事にておすすめの予備校を3校に絞った上で、各校の特徴について、講座内容を比較検討しつつ、紹介します。予備校を選ぶ上で、少しでも参考になりますと幸いです。

目次

11校のうちおすすめ3校は「資格の大原・BizLearn・スタディング」

2023年時点で、基本情報技術者試験の講座を提供している予備校・通信講座全11校は、以下の通りです。

  1. 資格の大原
  2. BizLearn
  3. iTEC
  4. 独習ゼミ
  5. スタディング
  6. フォーサイト
  7. TAC
  8. LEC
  9. 産業能率大学
  10. Udemy
  11. 資格の大栄

赤字マーカーの予備校・通信講座は「科目A免除制度」があります。制度を利用したい方は、必然的に4校から選ぶことになります。

このうち、私がオススメするのは、資格の大原BizLearnスタディングです。

3校がおすすめの理由

予備校の講座を評価する基準は様々ですが、代表的な考慮要素は以下の通りです。

  • 講座料金
  • 講座内容・講義の質
  • テキストの質
  • 受講生フォロー体制(質問受付)
  • 科目A免除制度の有無

考慮要素を総合的に比較検討した結果、3社のパフォーマンスが高かったので、3社のいずれかを選択するのがベストと判断しました。

11校の講座内容の比較

基本情報技術者試験講座を提供する予備校11校について、値段・内容・受講生フォローなどの観点から比較しました。

オススメ度ではなく、「科目A免除制度あり⇨通学コースあり⇨その他」の順に掲載しております。

予備校
資格の大原

BizLearn
iTEC独習ゼミ
TAC


スタディング

フォーサイト

LEC
産業能率大学Udemy
資格スクール大栄
オススメ度AランクAランクBランクBランクBランクAランクBランクCランクCランクCランクCランク
コース名基本情報技術者
合格コース
基本情報技術者試験  合格総合対策コース基本情報技術者
プレミアムコース
総合コース基本情報技術者試験
本科生
基本情報技術者 
・合格コース
・初学者コース
基本情報技術者
スピード合格講座
基本情報技術者
試験合格講座
応用情報技術者試験対策現役講師が教える〜
各種講座
基本情報SkiP
料金(税込)27,500円
〜80,800円
36,300円
47,300円
24,000円〜
43,250円
27,280円
43,780円
62,000円〜
90,000円
36,800円
43,800円
35,800円40,000円44,000円10,000円185,757円
科目A
免除制度
あり
修了試験
2回・約20都市
あり
修了試験
2回・3都市
あり
修了試験
2回・5都市
あり
修了試験
2回・8都市
なしなしなしなしなしなしなし
通学コースありなしなしなしありなしなしなしなしなしなし
基礎講座基本講義26回分約75時間動画・PDF約170本
(約50時間)
基本講義10回分70講座
(約38時間)
約7時間約210ユニット
(約70時間)
約11.5時間~84回
確認テスト習熟度確認テストPop Quiz事前事後テスト確認テスト実力テストスマート問題集:70回分
(基本講座の後に受講)
eラーニングなし実力テストなし不明
過去問講座終了試験直前対策徹底対策演習出題パターン確認問題集Webテスト問題集セレクト過去問題集:17回分問題集なし問題集過去問講義不明
テキスト冊子(2色)web版(2色)冊子(2色)冊子(2色)冊子(2色)web版(2色)冊子
(フルカラー)
冊子(2色)冊子(2色)なし冊子(2色)
模擬試験1回分1回分1回なし1回1回分1回分なし1回分
(模擬テスト)
なし不明
質問対応無制限無制限無制限なし無制限追加オプションありなしなしなし無制限
その他特典・質問制度(無制限)
・成績表
など
担任チュータ制度
など
・質問制度
など
・eラーニング
など
・質問制度
・webフォロー制度
など
・AI実力スコア機能
・AI問題復習
・AI検索
・学習レポート など
・eラーニング
・質問制度(回数制限あり)
添削制度
など
30日以内
講座料金返還制度
あり
・モチベーション診断
・質問制度
など
こんな方にオススメコスパよく
免除制度を
利用したい!
コスパよく
免除制度利用+科目B対策したい!
免除制度を最安で受講したい!免除制度利用+プログラミング体験がしたい!充実したサービス
を受けたい!
スマホ・タブレットをメインに学習したい!フルカラー
テキストで
学習したい!
LECの講座に
こだわりたい!
最安の講座を
受講したい!
オススメ度AランクAランクBランクBランクBランクAランクBランクCランクCランクCランクCランク
詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る

各校の特徴に一長一短あるので、あえて順位付けはしておりませんが、ある程度の指標はあった方が良いと思いますので、オススメ度をAランクBランクCランクに区分いたしました。

以下を基準に選ぶのがオススメです。

  1. 「免除制度+科目B対策」セットのコースを最安値で受講したい ⇒ 『Bizlearn』
  2. 「免除制度」をコスパよく利用したい             ⇒ 『資格の大原』
  3. ❶❷以外(=免除制度は不要)                 ⇒ 『スタディング』

以下、各予備校の講座の特徴を紹介します。

資格の大原

充実した試験対策講座を提供しているのが、「資格の大原」です。

資格の大原では、講座内容にあわせて学習コースが8つ用意されています。

コース名受講形態価格(税込)
合格コース(科目A免除制度対応)教室通学・映像通学・Web通信80,800円
合格コースWeb通信67,900円
科目A対策講座Web通信47,000円
科目A対策講座(科目A免除制度対応)Web通信62,000円
科目A対策教材学習科目A免除制度対応)Web通信27,500円
科目Bアルゴリズム対策講座Webライブ・映像通学・Web通信16,700円
Web模試(科目A)自宅オンライン受験2,100円
Web模試(科目A)自宅オンライン受験2,100円

科目A免除制度対応の講座を受講して、要件を満たせば、科目A受験が免除されます。

使用する教材はコース毎に異なります。

講義では、講師が黒板に書く時間や受講生がそれをノートに書き写す時間を短縮するため、プレゼンテーションソフトで作成したスライドを黒板に直接投影する講義を展開しています。これにより、無駄な時間の大幅な短縮に成功し、効率的な学習を実現しています。

情報処理技術者試験では、コンピュータ内部の処理など目にすることが少ないためにイメージしづらいテーマもあります。そこで、プレゼンテーションソフトのアニメーションを利用し、実際に内部処理を図で示すなど、分かりやすい講義スタイルとなっています。

また、資格の大原は質問制度が充実しています。質問方法は「Zoom」・「電話」・「メール」の3種類から選択できます。質問に追加料金は不要です。Zoomを用いる場合、講師とマンツーマンで画面を共有しながら疑問点を質問できます。言語化や口語化しにくい疑問点も解消できるのがメリットです。質問回数に制限がないので、何度でも質問することが可能です。

デメリットとして、他校と比較すると、講座料金は高いです。もっとも、教室を提供して通学コースを設けていることや、科目免除制度を導入していることも加味すると、致し方ありません。講座内容は講座料金に見合ったものになっておりますので、講座料金を気にせずに充実したサポートを受けたい人にはオススメの予備校です。

メリット
デメリット
  • 通学コース+免除制度対応。
  • 質問回数が無制限
  • 料金が高い。

BizLearn

eラーニングが特徴のBizLearnも、基本情報技術者試験用の2種類の講座が用意されています。

コース名講座料金(税込)
基本情報技術者 総合対策コース(科目A免除制度対応)47,300円
基本情報技術者 合格総合対策コース(科目A免除制度対応)36,300円

合格ナビゲーション」の有無でコースが分かれています。ITパスポート試験経験者または実務経験者は「総合対策コース」・それ以外の方は「合格総合対策コース」を選びましょう。

Bizlearnの講座内容は、主に4つで構成されています。

  • 「合格ナビゲーション(標準学習時間:10時間)」※総合対策コースのみ
  • 「実力養成レッスン(標準学習時間:75時間)」 
  • 「【科目A試験】 徹底対策演習(旧:午前問題)(標準学習時間:25時間)」
  • 「【科目B試験】 徹底対策演習(旧:午後問題)(標準学習時間:25時間)」

「合格ナビゲーション」では、新試験制度の具体的な変更点や対策のポイントを解説します。各試験の傾向や問題の解き方を学習したあと、解答時間を意識しながら練習テストを解くことで、実際の試験形式での実践力を身につけることができます。

「実力養成レッスン」では、テキスト形式で学習して試験の合格に必要な知識を習得します。テキスト→動画⇨Pop Quizで学習をし各章の最後にあるエクササイズに取り組みます。疑問点は専任チュータに質問して解決することで、試験合格に必要な知識を身につけます。

Pop Quiz
エクササイズ

そして、徹底対策演習にて、科目A・科目Bの問題に出題される各ジャンル(実力養成レッスンと同じ)について、過去問題を解き、合格するための実力をつけます。

なお、追加料金を支払えば、上記内容に加え、オンラインスクールの講座を受講できます。講義動画は、Youtube上で無料で視聴できます。

講師は「上野繁和」先生です。講義はスライドを投影する形式です。講師の声も聞き取りやすいです。

上野 繁和(うえの しげかず)先生:プロフィール

独立系システム開発会社にて、大手ゲーム会社の管理会計システム、信用金庫の与信管理システムの開発に従事。また、会計パッケージやERPパッケージの企画、開発にも携わる。商社系システムインテグレータ勤務を経て、現在は株式会社ベネフル総合研究所の取締役情報システム部長。
各プロジェクトの統括管理を行うと共に、情報処理技術者試験の書籍執筆、企業向け資格試験対策講座、専門学校や大学の情報処理に関わる講師も務める。応用情報技術者、ITコーディネータ、オラクルマスタープラチナ等の資格保有。

https://www.bizlearn.jp/collections/e-learning_e/products/391024

BizLearn の講座の特徴は、合格する為のeラーニングチュータによる個別指導です。

Bizlearnが制作したeラーニングは、オンライン完結学習の為、学習をした全てのデータが蓄積されます。その学習データをもとに合格まで効率よく学習を進めることができます。学習データから見える各分野ごとの成績をレーダチャートで表す機能や、同じ問題を間違えた時に記憶される弱点克服機能など多機能なeラーニングで学習をすることができます。

また、Bizlearnの講座は受講者1人ひとりに担任のチュータがつき、わからない問題は期間中何度でも質問をすることができます。

Bizlearnは低価格であるにもかかわらず個別チューター制度を対応しており、無制限で学習上の疑問点を質問できる点がメリットです。ただ、紙のテキストの発行はなく、机上での学習がメインの方にはやや不便かもしれませんが、eラーニング等のオンラインでの学習をメインに学習したい方はBizlearnがオススメです。

メリット
デメリット
  • 個別チューター制度あり。
  • コスパの良い科目A免除制度あり。
  • 紙のテキストがない。

iTEC

iTECは、情報処理技術者試験の各試験の対策講座を提供しており、基本情報技術者試験のコースは4つ用意されています。

コース名価格(税込)
基本情報技術者 プレミアムコース37,950円
基本情報技術者 科目A免除突破+科目B対策コース(科目A免除制度対応)43,250円
基本情報技術者 科目A免除突破コース(科目A免除制度対応)24,000円
基本情報技術者 全国統一模擬試験4,400円

iTECの講座では、修了試験を1度しか受験できないので、ご注意ください。

iTECの基本情報技術者講座は、他校と比較して料金が低めに設定されています。講座料金の安い予備校を検討している方は特にiTECがオススメです。

基本情報技術者 科目A免除突破+科目B対策コース」に含まれる講座は以下の通りです。

iTECは、通信講座ではありますが、自宅のみならず移動中、外出先でも学習できるよう最適化されています。例えば、自宅ではじっくり書籍を読む、移動中はスマホで問題演習、外出先はタブレットで学習、など使い分けもできます。

学習STEPは4段階に設定されており、各ステップを踏んでいくにつれて、合格に必要な知識が身に付くようになっています。

講座は、Youtube上にて無料で視聴できます。

投影されている資料の内容は分かりやすく、また下には字幕が付いているので、非常に見やすいと感じました。テキストと併せて視聴することで内容の理解が進みます。

その他、通信講座ではあるものの、受験生からの質問を受けているなど受験生フォロー体制も整っています。

デメリットとしては、講座で用いるテキストが、全範囲を網羅的に掲載したテキストではなく、やや分かりにくい点です。もっとも、講義やテストと並行して学習することでカバーすることは可能です。

メリット
デメリット
  • 科目Aの免除制度対応」に限れば1番安いコースがある。
  • テキストの質が若干低い。

独習ゼミ

独習ゼミは、基本情報技術者試験に関する講座を取り扱っています。

コース名料金(税込:通信Web)
科目A対策コース(科目A免除制度対応)27,280円
総合対策コース(科目A免除制度対応)43,780円

独習ゼミでは、テキストによる知識のインプット」→「動画で理解を促進」→「Webテストのアウトプット」→「テスト結果分析」の一連のサイクルを回しつつ学習を進めていくスタイルです。

各項目を学習した後すぐにテストで理解度を確認できるため、理解が定着します。

メインテキストは、Web版でも閲覧できます。

2色刷テキストで内容も分かりやすく、定評があります。

Webテストの問題は700問以上収録されており、問題量の豊富さは随一です。

テスト結果は解答率も元に詳細に分析されます。現在の自分の実力を見える化でき、自分の苦手なポイントが分かります。

講師は、「城田 比佐子(しろた ひさこ)」先生が務めます。

城田 比佐子講師 プロフィール 

基礎~応用までわかりやすく伝えることができる人気講師

大手商社にてITシステムの企画を担当した後、独立。大学、専門学校をはじめ、各企業の情報処理教育を携わる。ITパスポートから応用情報・高度試験までの豊富な講義経験から基づく、試験で必要なポイントを伝える人気講師

https://www.seplus.jp/dokushuzemi/ec/ap/

講義ではハキハキと喋られるので、聞き取りやすいです。

その他、アプリには学習計画の作成やモチベーションの維持に最適な「スケジュール管理機能」等も搭載されています。

講座料金が比較的安い、数多くの問題を演習できる点がメリットですが、講義の時間が他校と比較して若干短く、また講師への質問ができない点には注意が必要です。

メリット
デメリット
  • テスト問題量が豊富。
  • 講師への質問は不可。

TAC

各資格試験で有名な大手予備校のTACも、基本情報技術者試験の講座を提供しています。

講座内容に応じて、8つのコースが用意されています。

スクロールできます
コース名/講座料金(税込)教室講座/ビデオブース講座Web通信講座DVD通信講座
本科生プラス84,000円78,000円90,000円
本科生67,000円62,000円72,000円
科目Aマスターコース53,000円49,000円57,000円
科目Bマスターコース40,000円36,000円44,000円
アルゴリズム演習26,000円29,500円
直前対策セット8,900円/
8,500円
直前10点アップゼミ8,400円7,900円9,200円
Web模試3,300円(自宅受験)

TACの講座内容は、主に6つで構成されています。

  • 「入門講座(10回)」 ※ 「本科生プラスのみ
  • 「出るとこマスター(10回)」 
  • 「科目A総合演習(1回)」
  • 「アルゴリズム講義・アルゴリズム演習(12回)」
  • 「セキュリティ演習(2回)」
  • 「Web模試(1回)/Web模試解説(3回)」
  • 「直前10点アップゼミ(3回)」

講義のサンプルは、YouTubeよりご試聴できます。まるで学生時の授業のように、黒板を用いて内容を説明してくださいます。

講師は、「藤澤 大輔(ふじさわ だいすけ)」講師です。ハキハキと喋られるので、非常に聴きやすいですね。

また、各種講義では、テキストはTACオリジナルのテキストを用います。

合格に必要な知識を理解しやすい順序に整理し、コンパクトにまとめ、図表を使いながら分かりやすく解説していきます。必ず押さえるべき重要事項はゴシック(太文字)で表記しているため、メリハリをつけた学習が可能です。テキストは白青2色刷りですが、講義を聴きながらマーカーや書き込みも可能なので、自分だけのテキストを作成できます。

その他、メールや教室での講師への質問制度・webフォロー制度完備・音声ダウンロード機能など、受講生フォロー体制も充実しています。

通信校と比較すると、講座料金が高いですが、通学コースあり・質問制度あり・各種フォロー体制が充実している点も考慮すると納得の価格設定になっていると感じます。充実した講座内容で学習したい方は、TACを選びましょう。

メリット
デメリット
  • 通学コースがあり、クラスも多い。
  • 料金プランが豊富。
  • 料金が高い。

スタディング

昨今、受講者を急激に増やしているのが、「スタディング」です。

スタディングの最大の特徴は、スキマ時間スマホやタブレット等を用いて、効率的に勉強できることです。基礎講座だけでなく、問題演習や過去問演習なども含めて、全ての学習内容をスマホ等で学習することができるようになっています。 

コースは2つ用意されています。

コース名価格(税込)
基本情報技術者 合格コース36,800円
基本情報技術者 初学者コース43,800円

主な講座内容(教材)は、7つです。

  • 「基本講座(ビデオ講義、WEBテキスト)」
  • 「スマート問題集」
  • 「セレクト過去問集」
  • 「科目B基本講座(アルゴリズムとプログラミング)」
  • 「科目B解法講座」
  • 「科目B試験対策問題集」
  • 「直前対策模試」

※冊子版のテキストは配布されないため、机上での学習がメインの方は、注意が必要です。

講義は、通信講座専用に収録され、大画面の前に立ってスライドを画面に映しながら講義を進める形態です。講義ではすべて画面に映し出したスライドに基づいて解説してくれます。スライド内の文字や図は大きく、スマホで視聴してもハッキリと内容が確認できます。

画面だけ見ておけば講義を受講することができますので、スムーズに学習を進められるようになっています。

科目A講座の講師は「滝口 直樹」先生です。

講師プロフィール:

ITパスポート、情報セキュリティマネジメント、基本情報技術者、応用情報技術者、マイクロソフト認定トレーナー(MCT)、IC3 認定インストラクター、Microsoft Office 2007 Master他、MOS各バージョンほか。

明治大学兼任講師、専門学校講師、情報処理試験・MOS対策インストラクター、Webコンサルタント、Webディレクターなど。

大学時代はITを活用した教育について研究し、当時黎明期であったeラーニングに関わる職を求め、2001年に大手資格スクールに入社。情報システム部・企画開発部にて、デジタルコンテンツ制作・eラーニングプロジェクトを担当。

2006年に独立。個人事業を開業。Webコンサルティング・Webマーケティング・Webサイト制作・IT顧問を中心に活動。

現在は、各種学校で非常勤講師の他、通信講座への出演、執筆など活動の場を教育分野に広げる。

スタディング公式:https://studying.jp/kihonjoho/message.html

滝口先生は、基本情報技術者試験に限らず応用情報技術者試験などの難関資格に合格されています。個人事業主として、WEBサイト制作などの実務経験をお持ちです。話し方もハキハキとしていて、聞きとりやすいです。

基本講義以外では、「スマート問題集」・「セレクト過去問集」・「科目B解説講座」・「直前対策模試」が付属しています。

スマート問題集」は、基本講座で学んだ内容を確実に覚えるためのオンライン問題集です。出題された問題に対し、「〇」か「×」のいずれかをクリック(タップ)すると、即座に正解か不正解かが判定され、解説が表示されるシステムになっています。通勤時間などのスキマ時間で問題演習を行いながら、重要なポイントを確実に覚えることができます。

セレクト過去問集」は、よく出題される問題をテーマ別に厳選した過去問題集です。わかりやすい、ていねいな解説が特徴です。何度も問題を解き、解説を読むことで、試験問題へのアプローチ方法・解法をマスターすることができます。

これらの問題練習では、問題を解くたびにスタディングマイページに成績が記録されます。科目ごとの進捗や平均点なども一目でわかるようになっています。さらに、「間違った問題」や「要復習にチェックした問題」だけ後でまとめて出題される「復習モード機能」もあるため、効率的に得点アップを行えます。

科目B解説講座」では、科目Bの問題の読み方・解き方・ポイントについて、過去問を解きながら解説します。科目Bではアルゴリズムとプログラミングの対策が必要ですが、本講座を視聴すれば、科目B対策はバッチリです。

直前対策模試」が用意されています。直前対策模試は、本試験と同様にパソコンで解けますので、CBT試験に限りなく近い状態で模擬試験を受けることができます。受験後には練習問題として何度も解くことができます。間違えた問題だけを復習できる機能も搭載されているので、復習にも便利です。

その他の便利な機能として、「AI問題復習」機能がついています。自分が解いた問題の成績・回数に合わせて、AIが次回復習日を設定し、その日復習するべき問題を自動で出題します。復習する問題やタイミングに悩むことなく、効率的に実力アップできます。さらに、手動で問題の条件を決められるカスタムモードも搭載。「前回間違えた問題」「この科目だけ」等の細かい条件も設定できます。

もっとも、受講生のフォローという点については、他の受験生の勉強時間などを確認することができる勉強仲間機能や、自分の学習時間や進捗状況を確認できる学習レポート機能などが充実しています。モチベーションを維持するためにもってこいの機能になっています。モチベーションを維持するためにもってこいの機能になっています。また、2024年度より、追加オプションで学習Q&Aチケットを購入して、講師に質問して疑問点を解消できるようになりました。

デメリットとしては冊子版テキストが用意されていない点ですが、移動中の学習がメインの方には大きなデメリットとはなりません。お求めやすい講座料金となっているので、特にこだわりがない限りはスタディングの講座の受講を検討してみましょう。

メリット
デメリット
  • スマホやタブレットでの学習に向いている。
  • eラーニング機能が優れている。
  • 冊子版のテキストがない。

私は、実際にスタディングの応用情報技術者試験講座に申し込み、利用した実績があります。↓のレビュー記事も併せてご覧ください。

フォーサイト

フォーサイトは、累計受講者数36万人を突破するなど、近年知名度が上がっている通信予備校です。基本情報技術者試験の講座も取り扱っています。

コース名値段(税込)
基本情報技術者 スピード合格講座35,800円
  • 「基礎講座(ビデオ講義、テキスト)」
  • 「問題集」
  • 「模擬試験」
  • 「eラーニング ManaBun
https://www.foresight.jp/fe/price/

カリキュラムの体系として、「基礎講座」のビデオ講義とテキストで知識をインプットしながら、「問題集」掲載の過去問を解いてアウトプットすることで知識を定着させ、「模擬試験」で実力を確認して弱点を克服するという流れになっています。

フォーサイトの一番の特徴は、「フルカラーテキスト」です。

このフルカラーテキスト業界初です。フルカラーにすることで読みやすくなっており、また図表やイラストも多く挿入されており、内容の理解が進みます。文字を読むのが苦手な方には特にオススメできます。

その反面、色使いがゴチャゴチャしていて、逆に読みづらい、と感じる方もいると思います。

フルカラーテキストには好みがあると思いますので、皆さん自身の目で確かめてみてください。

各講義のサンプルは、YouTubeよりご試聴できます。

講義動画の中では、画面にフルカラーテキストを表示した上で、重要箇所については講師がテキスト上にアンダーラインを入れたり丸で囲んだりしつつ講義を進めてくれます。

フルカラーテキストを元に講義がなされるため、非常に分かりやすいです。

講師は「藤岡恵樹」先生です。非常に丁寧な説明をされます。声も綺麗で、聞き取りやすいです。

藤岡恵樹講師 プロフィール
【生年月日】1990年12月19日
【出身】千葉県出身
【血液型】A型

早稲田大学人間科学部卒業後、IT企業に就職。
基本情報技術者試験、ITIL、LPICの資格を取得。

【座右の銘】学びて思わざれば罔(くら)し。思いて学ばざれば殆(あやう)し。 本や人から学ぶだけで、その学びを自分の考えに落とさなければ、何も身につかない。 しかし、考えることばかりで人から学ぶことを怠ると、独断的になって危険である。

【趣味】野球観戦、将棋、珈琲(ハンドドリップ)

【尊敬する人】野村克也監督

https://www.foresight.jp/fe/teacher/

なお、講義動画は、等倍速のほか、1.5倍速での再生も可能です。音声ダウンロードも可能となっています。

その他、フォーサイトの大きな特徴は、特許取得のeラーニングシステム「ManaBunです。

パソコン、スマホやタブレットを利用して、好きな時間・場所で、講義を受講したりテキストを閲覧できます。

そのほか、理解度の定着ができる確認テスト一問一答集、単語カードの利用、そのほかお知らせ事項の確認学習スケジュールの作成などの機能があります。

私も実際に使用しましたが、非常に画期的なシステムだと感じました。

なお、フォーサイトは補足資料・副教材のボリュームが多いです。学習を始める前に読む「学習マンガ」や、学習計画達成をサポートする「合格手帳」が付属されます。こういった付属品が付いてくるのもお得感がありますね。

その他、eラーニングManaBun」を通じて、講師に質問をすることで、疑問点を解消できます。もっとも、基本情報技術者試験の場合、質問回数は5回までと制限があります。疑問点を講師にたくさん質問して解消したい方の場合、質問回数が足りない可能性があるので注意が必要です。

フォーサイトによると、年間の平均質問回数は3回のようです。

基本情報技術者試験の予備校の中では、講座料金は安い方に分類されます。鮮明なフルカラーテキストを用いて学習したい方にはフォーサイトがおすすめです。デメリットとしては、質問回数に制限がある点、講義時間が短い点ですが、質問はそこまで多くなく、テキスト中心に学習したい方には大きな問題ではありません。

メリット
デメリット
  • フルカラーテキスト
  • 質問回数が5回まで。

LEC

大手予備校のLECも、基本情報技術者試験の講座を提供しています。コースは1つのみ用意されています。

コース名料金(税込:通信Web)
基本情報技術者試験合格講座40,000円

LECの講座は通学コース」が用意されていないので、注意が必要です。

基本情報技術者試験対策講座は、約210回ユニット(約70時間)の講義が受講できます。

科目ユニット(回)
オリエンテーション1
ストラテジ系・システム戦略4
ストラテジ系・経営戦略14
ストラテジ系・企業と法務21
ストラテジ系・問題演習9
マネジメント系・プロジェクトマネジメント
マネジメント系・サービスマネジメント7
マネジメント系・問題演習3
テクノロジ系・基礎理論30
テクノロジ系・コンピュータシステム
テクノロジ系・技術要素32
テクノロジ系・開発技術
テクノロジ系・問題演習9
科目B試験対策・アルゴリズムとプログラミング24
科目B試験対策・情報セキュリティ

講義のガイダンスはYouTubeより無料でご試聴できます。講師は「黒川 貴弘」先生です。

黒川 貴弘 講師:プロフィール

株式会社フロントビジョン取締役 / 株式会社At Film顧問
中小企業診断士 / 応用情報技術者取得IT経営戦略と実務のプロフェッショナル 中小企業診断士など資格試験受験指導のトップ講師
システムエンジニアから2011年にITコンサルタントとして独立起業。
アウトドアブランド立ち上げ、WEB事 業・映像事業などの一般事業の多角化展開を自身で手掛け、実践重視型のコンサルティングサービスを提供。
さらにYoutuber、船舶事業など活動の幅を広げている。
LECにおいては中小企業診断士講座の講師として10年以上登壇。
「経営情報システム」科目リーダー、2次試 験制作リーダーなどを務め、ITパスポート試験対策講座や企業向けDX研修・ITリテラシー研修等でも多くの登 壇実績を持つ。
実務と資格試験対策のプロフェッショナルとして本講座の企画から登壇までを担当。

LEC公式:https://www.lec-jp.com/fe/

教材は、「よくわかるマスター 令和5-6年度版 基本情報技術者試験 対策テキスト」(FOM出版)を用います。テキストの内容は分かりやすいとは言えませんが、講座と併用することで理解度が進みます。

LECの基本情報技術者試験講座は、通学コースが用意されておらず、講師に質問もできません。講座内容は毎年使い回しで、また試験の全範囲をカバーしていないところがあるので、あえてLECを選ぶメリットは少ないです。

メリット
デメリット
  • 大手予備校の安心感。
  • 模試や質問対応などがない。

産業能率大学

産業能率大学では、基本情報技術者試験の講座を取り扱っています。

コース名料金(税込)
基本情報技術者試験対策44,000円

カリキュラム・教材は主に6つで構成されています。

  • 「FE試験対策テキスト1,2 」:テクノロジ系の範囲を網羅するテキスト
  • 「FE試験対策テキスト3 」:マネジメント系およびストラテジ系の範囲を網羅するテキスト
  • 「FE試験対策テキスト4 」:科目B試験問題の“データ構造とアルゴリズム”に特化したテキスト
  • 「科目A試験対策問題集 」:科目Aの内容を効率よく演習できるように構成した問題集
  • 「科目B試験対策問題集 」:科目Bの各出題テーマの演習ができるように構成した問題集
  • 「本試験問題集」:過去の本試験の午前問題と解説を掲載した問題集
  • 「実力テスト 3回(コンピュータ採点型・郵送提出)」
  • 「公開模試(Web版)(任意提出) 1回」

本コースはTACと提携しているので、TACの講座で使用するテキストを本講座でも使用します。試験の出題範囲にあわせて構成されたテキストと問題集で、初学者の方でも無理なく学習することができます。

テキストは分かりやすいものの、同テキストはTACの講座でも使用します。添削制度や模試等はあるものの、講義や質問制度はなく、講座料金もそこまで安くはないので、本講座自体のメリットはあまり感じられませんでした。

メリット
デメリット
  • 教材が豊富で、添削機能あり。
  • 講義がない。

Udemy

210,000以上のコースを提供するUdemy(ユーデミー)も、基本情報技術者試験の講座を取り扱っています。

現時点で3つの講座コースが用意されています。学習状況に応じて、必要な学習プランを選択しましょう。

コース名内容料金(税込)
現役講師が教える【基本情報技術者試験 科目A】講座科目A対策4,800円
現役講師が教える【基本情報技術者試験 科目B】講座科目B対策4,800円
~始めから効率よく学ぶ~ 基本情報技術者試験 最速 合格講座科目A+科目B対策10,000円

本記事で紹介する予備校・通信校の中で最安の料金プランです。

講座は、以下のリンクより無料で視聴できます。講師は、「石田宏美」先生です。

https://www.udemy.com/course/kihon_joho/

石田宏美講師 プロフィール

・著書に「ゲーミフィケーション」(大和出版)
・応用情報技術者試験の書籍を執筆中(冬に出版予定)
・「週刊 東洋経済」2023年4/29・5/6合併特大号に4ページ寄稿
・ITパスポート試験 合格
・情報セキュリティマネジメント試験 合格
・基本情報技術者試験 合格
・応用情報技術者試験 合格
・データベーススペシャリスト試験(旧 テクニカルエンジニア データベース)合格

デジタルプランニング株式会社 代表取締役社長。

8年間のサラリーマンプログラマを経て、2007年に独立。2009年にデジタルプランニング株式会社設立。

インターネットマーケティングに有用なソフトウェアを自社開発。
斬新な発想のソフトウェアとして、日本中で話題となる。

またfacebook関連のWEBサービスを2012年に発表し、わずか3日で2万人が使用するヒット作となる。

その他にもSNS関連のソフトやサービスを多数発表。

ネット集客の知識はもちろん、ネットを使わないいわゆる「リアル」集客も得意とし 札幌で100人、200人規模のイベントを単独で何度も成功させている。

その実力が認められ、大和出版から「ゲーミフィケーション」を出版。

https://www.udemy.com/user/shi-tian-hong-shi2/

図や表が掲載されたスライドを用いて講義が始まります。スライドの内容はとても分かりやすいので、理解が捗ります。

紙のテキストや問題演習機能はありませんが、最安の講座を選択したい方にはUdemyがオススメです。

メリット
デメリット
  • 講座料金が最安。
  • 紙のテキストや問題集はない。

資格スクール大栄

資格スクール大栄も、基本情報技術者試験の講座を提供しています。様々な資格を取り扱う大栄だけにノウハウは取り入れられていますが、講座料金は、入学金を含めると185,757円で、他校と比較すると圧倒的に高い点がデメリットです。

大栄では、講座プランの詳細は公式HPに掲載されていないため、まずは資料請求してみることをオススメします。

メリット
デメリット
  • 大栄のノウハウが詰まっている。
  • 講座料金が圧倒的に高い。

まとめ:自分にあった予備校・通信講座を選びましょう。

基本情報技術者試験のおすすめ予備校・通信講座を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

学習の進捗度や、重視したい事項によって、おすすめの予備校は異なります。本記事を参考に、自分に合った予備校の講座に申し込んでみましょう。

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