どうもみなさんこんにちは、Flybirdです。
宅建試験に向けて独学で勉強を始める場合、「テキスト選び」が非常に大事になります。自分のお気に入りのテキストで学習できれば、学習効率も上がります。
しかし、宅建の市販のテキストの種類は膨大にあります。いざテキストを選ぼうとしても、どのテキストを選べば良いか分からない人も多いのではないでしょうか。
私は、2021年度の宅建試験に独学で1発合格できましたが、当初はテキスト選びに苦労した経験があります。
そんな私が本記事で、おすすめの宅建テキスト・問題集を、キリの良い10冊に絞って紹介します。テキスト選びに悩む方の参考になれば幸いです。
おすすめの基本テキスト10冊の比較
市販テキストの中から、おすすめのテキストを以下の10冊に絞りました。そして、各テキストの内容を比較した上で、ランク付けを行いました。
タイトル | 合格のトリセツ | わかって合格る | 史上最強テキスト | らくらく宅建塾 | さくさくわかる! | きほんの教科書 | パーフェクト宅建士 | みんなが 欲しかった! | 出る順 | 合格しようぜ! |
オススメ度 | Aランク | Aランク | Aランク | Aランク | Aランク | Bランク | Bランク | Bランク | Bランク | Bランク |
著書 | LEC | TAC | オフィス海 | 宅建学院 | TAC | ユーキャン | 住宅新報出版 | TAC | LEC | インプレス |
ページ数 | 628p | 788p | 704p | 538p | 392p | 760p | 660p | 656p | 計1222p | 752p |
構成 | スタンダード | スタンダード | スタンダード | 授業形式 | スタンダード | スタンダード | スタンダード | 図解中心 | 文章中心 | 対話形式 |
カラー | フルカラー | フルカラー | フルカラー | フルカラー | フルカラー | フルカラー | 2色 | フルカラー | 2色 | 2色 |
分冊 | 可(4分冊) | 可(4分冊) | 不可 | 不可 | 可(4分冊) | 可(4分冊) | 不可 | 可(3分冊) | ※3分冊構成 | 不可 |
電子書籍 | あり | なし | なし | あり | なし | なし | なし | あり | あり | あり |
読者特典 | ①無料講義動画 (45本) ②スマホ対応 一問一答 ③インデックス シール ④インターネット情報提供サービス | 最新本試験の補充論点Webダウンロードサービス | 過去問SELECT 50 | ー | 最新本試験の 全問解説動画 | でるとこ論点帖 100 | 重要統計データダウンロード | ①スマホ対応 「一問一答基本問題100問」 ②数字暗記対策用アプリ | ー | ①動画&音声講義 ②全文電子版 ③Webアプリ(よく出る宅建用語) |
オススメ度 | Aランク | Aランク | Aランク | Aランク | Aランク | Bランク | Bランク | Bランク | Bランク | Bランク |
こんな方 におすすめ | みなさんに おすすめ! | バランスの良い テキストが欲しい! | 出題カバー率の 高いテキストが 欲しい! | 語呂合わせで 暗記したい! | コンパクトな テキストが欲しい! | カラー多めの テキストが欲しい! | 公式に近い テキストが欲しい! | イラストや図が 多めのテキスト が欲しい! | 情報量の多い テキストが 欲しい! | 対話形式のテキストが欲しい! |
詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
本記事に掲載していないテキストは、Cランクという扱いにさせて頂きます。
テキストの種類と選び方
宅建のテキストの種類はたくさんありますが、大きく以下のインプット教材とアウトプット教材に分けられます。
インプット教材 | アウトプット教材 |
---|---|
入門書 基本テキスト 要点整理本 | 一問一答集 問題集(分野別) 問題集(年度別) 予想問題集 |
試験に必要な知識を習得するために必要なのが「基本テキスト」です。そのため、テキストの中でも基本テキスト選びが1番重要です。まずは、基本テキストが自分に合うかどうかで判断しましょう。
各テキストの詳細
各テキストの特徴、メリット・デメリット、ランク付けの理由について、以下解説します。
2024年版 宅建士 合格のトリセツ 基本テキスト(LEC)
amazon商品ページより
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法律知識ゼロの受験生だって大歓迎! 『合格のトリセツ』 ならイチから合格レベルまで導きます。
《フルカラー》《便利な分冊》そして《無料講義動画を多数配信》…ほか特典多数!
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ぶっちぎりの《宅建約30年分》の過去問分析力! 高い合格実績が自慢の《資格の総合スクール LEC》
そのLECから、法律初学者・宅建初学者に向けて丁寧に企画編集し、完成したのが 『合格のトリセツ』 シリーズです。
解説はとことんやさしい文章をこころがけ、難解な知識は図解イラストでイメージしやすい構成にしました。
初学者にありがちなつまずきの原因を取りはらい、学習内容・デザインともにこだわり抜いたテキストだから、スピーディに合格レベルへ到達!!
2024年度も《合格のLEC》が合格のGOALまで導きます。
■購入者特典
【1】 無料講義動画を多数提供
【2】 スマホ対応一問一答
【3】 学習応援キャラふせんセット
【4】 インターネット情報提供サービス
■本書の魅力
【1】 《豊富な図解とイラスト》
見慣れない用語もやさしく解説。
【2】 《分冊セパレートタイプ》
持ち運びに便利! いつでもどこでも学習可能。
【3】 《法律に強いLEC》
難しい法律用語や民法も抜群に読みやすい。
【4】 《インデックスシール付録》
スイスイ検索! 自分仕様のテキストにチェンジ。
【5】 《過去問もしっかり掲載》
読んだらすぐアウトプットが合格の鉄則。
■ シリーズ3冊で学べば効果絶大◎
『基本テキスト』『厳選分野別過去問題集』
『頻出一問一答式過去問題集』はシリーズで提携。
問題集→テキストにリンクつき。
■インターネット情報提供サービス
最新《法改正情報・宅建NEWS(統計情報)》を無料配信。《LECのMyページ》 を登録して、今すぐ《最新の情報》 を手に入れましょう。
大手予備校のLECから出版されているトリセツシリーズの基本テキストです。
私は、本テキストを使って、2021年度宅建試験に合格できました。
フルカラーテキストで、読みやすいレイアウトになっています。ペンギンなどのキャラクターが、「詐欺」や「錯誤」などの理解の難しい語句について、具体的事例(「この土地は値上がりするから〜」)を挙げて解説します。具体例を用いた説明が多く、初学者にとっても理解しやすいです。
分厚いテキストですが、4冊に分冊可能なので、持ち運びもしやすいです。また「Amazon Kindle」や「楽天Kobo」などの電子書籍版が出版されており、移動中でもテキストを閲覧できます。
加えて、①無料講義動画(45本)、②スマホ対応一問一答、③インターネット情報提供サービスなどの読者特典が豊富です。基本テキストと併せて使用することで、テキストの内容をより理解することができます。
デメリットを挙げるとすれば、比較的コンパクトなテキストである分、情報量がやや少ない点です。もっとも、宅建は満点を取ることは求められませんので、本テキストに掲載されている事項を理解できれば、合格に必要な知識は十分に身に付きます。足りないと思った情報は、テキストへ書き込みをすればOKですし、テキストの使い方次第でカバーできるので、大きなデメリットではありません。
この基本テキストを選んだ場合、必要に応じて、同シリーズの「問題集(過去問題集)」、「一問一答集」と「予想問題集(2024年度版は未刊行)」を購入しましょう。
2024年度版 わかって合格(うか)る宅建士 基本テキスト (TAC)
過去問網羅率100%&はじめての方も安心の工夫で
amazon商品ページより
宅建士試験に立ち向かうみなさんを徹底応援します!!
シリーズカバー刷新!
多くの受験生のみなさんからご好評をいただいている
●本試験出題箇所に出題年度表示
はそのままに、
●過去問網羅率100%(直近5回分)+最新本試験の補充論点Webダウンロードサービス
●「まずどこから勉強すればいいか」がわかる『はじめて論点表』&『はじめてアイコン』
も加わり、《わかうか》がますますパワーアップしました!!
本書『わかって合格る宅建士 基本テキスト』には、
TACが長い間積み上げてきた
合格のために必要なことのすべてが盛り込まれています。
必要不可欠な知識を厳選し、
「なぜそうなるのか?」「どうしてこういう結論に達するのか?」
については特に丁寧に、はじめての方にもわかりやすく記載しました。
ただ暗記した、過去問を解いただけでは歯が立たない問題にも、
「真の理解をもとにした知識」があれば、自信をもって立ち向かうことができます。
「わかって」「合格る」=《わかうか》はいつでも、
宅建士試験に立ち向かうみなさんの最強の味方です!
【本書の特長】
◆過去問網羅率100%&最新本試験補充論点Webダウンロードサービス
直近5回分の過去問はフルカバー。
令和5年度本試験の補充論点はWebダウンロードサービスでご提供します。
最新の本試験傾向に基づく問題なら、この1冊で完全網羅です。
◆過去12年分の本試験出題箇所に出題年度表示
どこが出たかがまるわかりのため、絶大な力を発揮します。
(最新本試験分は補充論点Webダウンロードサービスをもって代えさせていただきます)
◆『はじめて論点表』&『はじめてアイコン』
初学者の方が「まずどこから勉強すればいいか」をお知らせしていますので、はじめてでも安心です。
◆全体像がすばやく把握できる『基本テーマ32』&『傾向と対策』
効果的に学び、合格するためには、試験でなにが問われるかを知ることが大切です。
◆「わかって合格る」ための豊富なコーナー
理解を深めるヒントが満載の著者の『ひとこと』、重要ポイントをまとめた『試験に出る! POINT整理』などで、いっそうの理解を手助けします。
◆大切なところがぱっと見てわかるオールカラー
暗記に便利な赤シート対応です。
◆どこでも手軽に学習
持ち運びに便利な4分冊形式です。
大手予備校のTACから出版されている基本テキストです。
フルカラーテキストで、読みやすいレイアウトに作成されています。「同時履行の抗弁権」や「登記の移転」などの重要ワードには赤字の下線を引く、重要項目には重要マーク、初学者がまず学習すべき学習項目にはじめてアイコンを付す、必要に応じて図解やキャラクターにより説明を挿入するなど、創意工夫が凝らされています。
テキストは4冊に分冊可能のため、持ち運びしやすいです。
内容を丁寧に説明している反面、ページ数が800p程度と多いため、通読に一苦労します。ただ、「はじめてアイコン」を付した部分から先に読み進めるなど、メリハリをつけることで解消できるので、大きなデメリットではありません。テキストを読み終えた頃には実力がかなりついているので、根気強く読みましょう。
この基本テキストを選んだ場合、必要に応じて、同シリーズの「一問一答集」、「過去問題集(分野別)」、「過去問題集(年度別)」と「予想問題集(2024年度版は未刊行)」を購入しましょう。
2024年版 史上最強の宅建士テキスト(オフィス海)
高いカバー率で最短・最速で合格へ!
「出るところを確実に覚えたい」
「対策本を丸暗記したけど、解けない問題がある」
そんな声に応える工夫が満載!■試験に出る問題の97.3%をカバー!(過去3回平均)
宅建士試験のカバー率を実測した唯一のテキストです。
過去問を徹底的に分析し、高いカバー率を実現。
正解するために必要な知識を効率的に抽出してあります。■覚えやすく工夫された紙面
出題される知識を赤い下線と太字で強調してあるので、
紙面の「どこ」を覚えればよいのかが一目でわかります。
また、カラー図解+イラストを使った解説で
わかりやすいのはもちろん、視覚的にも記憶に残りやすくなっています。■親切な側注で、用語の意味を調べる手間は不要!
初出の専門用語・法律用語を側注でそのつど解説しているので、
意味を確認しながら学習を進めることができます。■テキストを読んだ後は、過去問で実力アップ!
amazon商品ページより
テーマ別に一問一答形式で過去問題を掲載してあります。
また、実力チェックに最適な良問をまとめた
別冊「過去問SELECT50」付き。
オフィス海さんが手掛ける、様々な資格対策本で有名な「史上最強」シリーズの宅建ver.です。
フルカラーテキストで、重要箇所には赤字下線や黄色マーク等の記載があります。頻出ポイントには「出る!」マーク、コメント部分は緑字、出る!マークは赤字で記載されるなど、フルカラーテキストという特徴を最大限に活かしたレイアウトで、読みやすいです。
史上最強シリーズは、過去問を分析して出題カバー率も考慮(本テキストの出題カバー率は97.3%)した上で作成されているので、本テキストの内容の理解できれば合格できるといっても過言ではありません。
ページ数が700p程度のテキストですが分冊できず、持ち運びがしにくい点がデメリットです。電子書籍も出版されていないので、携帯性に課題があります。移動中や外出先での学習がメインの方には不便ですが、机上での学習がメインの方は大きなデメリットではありませんので、普段の学習場所などを考慮して、本テキストの購入を検討しましょう。
この基本テキストを選んだ場合、必要に応じて、同シリーズの「問題集」を購入しましょう。
2024年版 らくらく宅建塾 (宅建学院)
≪究極のわかりやすさ!フルカラー化でさらに進化!≫
2024年版らくらく宅建塾シリーズの中心となる基本テキストです。
“豊富な事例”とフルカラーの”イラスト”や”図解”で「イメージしやすい」。
難しい法律用語も「やさしい言葉」に変換。「わかりやすく伝える」ことにこだわり抜いたテキストです。
2024年版はフルカラーに全面リニューアル!さらに読みやすく、わかりやすく進化しました!■本書の特徴■
≪読みやすいから理解できる≫
例えば「善意有過失(ぜんいゆうかしつ)」→「うっかり」といったように、難しい法律用語も
わかりやすく変換して解説!これならスラスラ頭に入ります!≪豊富なイラスト・図解≫
ユーモアで頭に残るイラストや関係がわかりやすい図解などが豊富に登場します。≪最新の試験問題も例題で登場≫
令和5年(2023年)10月に行われた、宅建士試験の問題も例題に。
最新の出題傾向もしっかりと反映しています。
その他、過去の試験問題も多数例題として登場します!≪巻頭特集:見てわかる用途地域≫
文字だけでは理解しづらい「用途地域」も、分類別にイラストと説明文でわかりやすく解説した巻頭特集をご用意しています!≪覚えやすい仕掛けが満載≫
本書内では随所に「標語」や「ゴロ合わせ」、「イラスト」があり、重要ポイントが頭に残る仕掛けが満載です。■らくらく宅建塾シリーズで、”基礎”から”直前対策”まで■
らくらく宅建塾シリーズでは、導入教材、基本学習教材、過去問演習教材、直前演習教材、サポート教材と、シリーズを通して、貴方を合格へと導きます。
amazon商品ページより
問題集やサポート教材は、「らくらく宅建塾 [基本テキスト]」とリンクしていますので、効率よく学習できます。
宅建学院が出版する伝統あるテキストです。
このテキストの特徴は、解説が授業スタイルの点です。口語体の解説を読みことで、実際に授業を聞いているような気分になります。形式ばった解説よりも口語スタイルでの解説の方が読みやすい方には、本テキストがオススメです。
また、本テキストでは、「語呂合わせ」が多く掲載されています。(例えば、「善意無過失(ぜんいむかしつ)⇨有効(ゆうこう)」「悪意過失(あくいかしつ)⇨無効(むこう)」⇨「全優(ぜんゆう)はあかん」。)暗記が苦手で、語呂合わせで暗記したい方にもオススメできます。
もっとも、語呂合わせを使った学習をしたくない方は、本テキストは合わないと思います。従来の基本テキストのスタイルとは異なる解説スタイルなので、好みが分かれます。サンプル等を確認して、事前に自分に合うか確認しておきましょう。
この基本テキストを選んだ場合、必要に応じて、同シリーズの「入門書」、「問題集」、「一問一答集」「要点整理本」、「過去問題集(分野別・3冊分)」、「予想問題集(2024年度版は未刊行)」を購入しましょう。
さくさくわかる! やさしい宅建士のテキスト 2024年度(TAC)
掲載した全項目に過去10年間の出題頻度を表示!
amazon商品ページより
宅建士資格書史上最大級のドデカ文字でさくさく読める!!
『さくさくわかる! やさしい宅建士のテキスト』は、
効率重視で戦略的に合格をめざすテキストです。
どうすれば受験者のみなさんが
《効率よく学習》し、《結果として合格を勝ち取る》ことができるかを徹底的に考え、
宅建士本試験過去66年間の出題箇所をひとつひとつ丁寧に分析。
長年、宅建士の講師を勤め、
8000名以上の宅建士を誕生させてきた著者の経験も加え、
《本試験で出たところ》から《次の本試験で出そうなところ》だけ
を選び抜いて掲載しています。
もちろん、近年の傾向の把握もできるよう、
全項目、過去10年間の出題頻度表示つき。
さらに2024年度版では、
本文の文字サイズを宅建士資格書史上最大級(当社比)に大幅リニューアルしました。
目に優しい大きな文字で、朝起きて、電車の中、お昼休み、家に帰ってから、
いつだってどこだって、さくさく読み進めることができます。
【本書の7つの工夫】
◆本文は目に優しい、大きな文字
学習される方の負担を考え、
本文の文字をすっと読める大きなサイズにリニューアル。
時と場所を選ばず、学習できます。
◆大切なところがすぐわかるオールカラー
重要語句は赤字や太字で表記していますので、
どこが大切か一目瞭然です。
◆掲載した全項目に過去10年間の出題頻度
データ分析の結果から導き出した出題頻度を4段階で表示。
効率的な学習にお役立てください。
◆重要ポイントをさまざまな角度から掘り下げた各コーナー
〔設例〕〔判例〕〔語句の説明〕といった各コーナーで、
受験者の方のいっそうの理解を手助け。
多くの方がつまずきやすい点も、
〔相川ゼミ〕で具体例をあげてわかりやすく解説しています。
◆過去66年間の本試験を分析した『出題POINTランキングTOP20』
どこを重点的に学習すべきか、学習のヒントにしましょう。
◆スマホで見られる最新本試験全問解説
本書の公式サポート動画チャンネルでは、
令和5年度最新本試験の全問解説動画を公開(2024年春頃を予定)。
最新本試験の傾向の把握にぜひご利用ください。
◇テキストで学んだ後は、問題集で実践演習!!
66年分の全過去問から基礎力・応用力がつく問題だけを厳選した
『すらすらとける! やさしい宅建士のテーマ別過去問題集』
の併用がおすすめです!
大手予備校のTACが出版する基本テキストです。TACのテキストは、「わかって合格る」テキスト・「みんなが欲しかった」テキスト・「スッキリわかる」テキストの3冊が一番メジャーですが、本テキストの完成度も高いです。
テキストのレイアウトはスタンダードなので、読みやすいです。また、ページ数は392pと、本記事で紹介するテキストの中で一番分量が少ないです。コンパクトにまとまっているので、通読しやすく、途中で挫折しにくいです。ページ数が少ないおかげでテキスト自体も薄く、持ち運びも便利です。
また、本テキストは文字サイズが大きい点もメリットです。一文字が大きいので、目の悪い人にも読みやすいです。
コンパクトにまとめた反面、情報量が少ないのがデメリットですが、過去問を多く解くなど、使い方でカバーしましょう。
この基本テキストを選んだ場合、必要に応じて、同シリーズの「問題集」と「予想問題集(2024年度版は未刊行)」を購入しましょう。
2024年版 ユーキャンの宅建士 きほんの教科書(ユーキャン)
≪一発合格に導く基本テキスト≫30年分の試験分析から最短合格に必要な知識をググっと凝縮!イメージが湧く導入で学びをサポートします。
見やすいフルカラーにいつでもどこでも学習できる便利な4分冊!さらに豪華付録【でるとこ論点帖100】で試験直前まで重要論点を確認できます。これで難化傾向の試験も怖くない!-おもな特長-
◆イメージが湧くから主体的に学べる!
わかりやすい本文解説と豊富な具体例で、難しい法律の内容がイメージで理解できます。
また、各レッスンのイントロダクションや、たくさんのイラスト・図解が学習をサポートします。◆独学でも安心の補足コンテンツが満載!
経験豊かな執筆陣による誌上講義のようなアドバイスが満載なので、独学のモヤモヤをすっきり解決してくれます。◆学習優先度を表示
論点別の優先度がわかるので、得点に直結する学習が可能です。◆姉妹書との完全リンクで問題演習もバッチリ!
『きほんの問題集』へのリンクつきなので、スムーズに問題演習に移ることができます。◆持ち運びに便利な4分冊
amazon商品ページより
問題集と対応した分冊型なので、科目ごとに持ち運べて便利です!
様々な資格講座を提供しているユーキャンも、宅建用のテキストを出版しています。
各単元の冒頭の「Introduction」にて、あらかじめ各項目ごとの学習ポイントを確認した後、重要部分を主に赤字や黄色マーカーで表記しながら解説するスタイルです。解説レベルが易しいので、特に法律試験に慣れない初学者向けといえます。
赤シート対応のテキストは多いですが、本記事で紹介するテキストでは1番赤字部分が多く、赤シートを用いた学習には本テキストが最適です。
なお、フルカラーテキストですが、カラーが濃いので、目がチカチカしてレイアウトを見づらく感じる人もいると思います。好みが分かれますが、フルカラーテキストや丁寧な解説を掲載したテキストが増えた昨今、あえて本テキストを選ぶメリットは大きくないと評価し、Bランク扱いとさせていただきました。
この基本テキストを選んだ場合、必要に応じて、同シリーズの「問題集」、「過去問題集」、「一問一答集」を購入しましょう。
2024年版 パーフェクト宅建士 基本書(住宅新報出版)
やさしいだけじゃない、合格に直結するホンモノの力が身に付く。
amazon商品ページより
不動産業界会員数10万社!「(公社)全国宅地建物取引業協会連合会」推薦の宅建学習書です。
【本書の特徴】
●「読みやすさ」にトコトンこだわった内容で、ストレスなく、初学者でもスーッと読めてグングン理解度がアップする生講義スタイル(「ですます」調)、本書に沿って読み進めれば、内容が自然にスーッと頭に入ってきます!
●『ウォームアップ』コラムを設置
権利関係の民法など制度趣旨をはじめに理解しておけば、その後の知識のインプットもスムーズです。
●宅建本試験の傾向を徹底的に分析した『データ』
テーマ単位で「直近12年間の出題実績+その章の実戦的な攻略法」は効率的な学習に役立ちます。
●アウトプット学習につながる基礎力養成
重要かつ今年度ねらわれやすいテーマに加え、過去に出題されたポイントもできるかぎり網羅し、詳細に解説しました。
・重要知識がビジュアルでわかる!
コンパクトに見やすくまとめた「図表」を豊富に収載。また試験で狙われやすい
テーマは『重要度』4段階でアイコン表示し、記憶に直結させます。
★シリーズ「過去問12年間」「分野別過去問題集」とのリンク学習がおすすめ。
住宅新報が出版するテキストです。
各学習単元の「出題実績」・「重要度」にて学習項目毎の重要度を確認できます。また、「ウォームアップ」にて学習事項をあらかじめ整理できます。本文では、赤字マークやメモが付されるなど、メリハリをつけて読みやすくなっています。
なお、全宅連が本テキストを推薦していることから、本テキストは、ほぼ「公式テキスト」という扱いでOKです。公式テキストを用いて学習したい方は、本テキストを選びましょう。
「全宅連」とは…各都道府県の宅建協会の全国組織のことを指します。(正式名称は、「公益社団法人全国宅地建物取引業協会連合会」)
デメリットは、赤白2色刷で、フルカラーテキストではない点です。読みやすいテキストではあるものの、フルカラーテキストと比べるとレイアウトの鮮明さには欠けると評価し、Bランク扱いとさせていただきました。ただ、2色刷のシンプルなレイアウトのテキストの方が好きな方は、むしろ本テキストがオススメです。
この基本テキストを選んだ場合、必要に応じて、同シリーズの「一問一答集」、「過去問題集(分野別)」、「過去問題集(年度別)」と「予想問題集(2024年度版は未刊行)」を購入しましょう。
みんなが欲しかった!宅建の教科書 2024年度(TAC)
本書は、宅建士受験用テキストの歴史を変える、「パッと見てわかるフルカラーテキスト」です。
魔法のようによくわかる教科書で、宅建士試験合格を目指しましょう!【本書の特長】
・シンプルで読みやすい「本文」
論点をやさしい言葉でわかりやすくまとめ、文字量をできる限り少なくしました。
「法律用語」はかみ砕いた表現を用いたり、補足説明をつけたりすることで、初学者でも理解しやすい解説を実現しています。・はじめに各セクションの全体像をチェック
各単元(セクション)のはじめに、その単元で学習する内容を視覚的にまとめたページを設けました。
はじめに論点の全体像をつかむことによって、学習効果がグンと高まります。・「板書」で理解を確実なものに
フルカラーの図解やイラストを用いて、重要ポイントや分かりにくいポイントを徹底的に整理しました。
苦手な論点は「本文」とセットで学習しましょう。・「ひとこと」で合格に近づく
本文を理解するためのヒントや用語の意味、応用知識など補足情報を「ひとこと」に掲載。プラスアルファの知識で、一段と理解が深まります。・その場で問題演習できる「例題」
本文を読んで基本的な知識を身に付けたら、すぐに問題演習ができるように「例題」を豊富に設けました。
重要論点・頻出論点・ひっかけ等、受験生の実力アップに役立つ問題を厳選しています。・写真を見て学ぶ「巻頭企画」
最初は理解しにくい「用途地域」と「補助的地域地区」について、現地の写真を見てイメージを膨らませることができます。・本文は、抜き取り可能な3分冊構成
宅建士のテキストは分厚くて重たいですよね。
本書は、「宅建業法」「権利関係」「法令上の制限、税・その他」の3分冊に取り外し可能。
持ち運びや日々の学習に大変便利です。・いつでもどこでも問題演習ができる、スマホ学習対応
本書に掲載されている「例題」に加えて、「一問一答 基本問題100問」がスマホで確認できます。
移動時間やスキマ時間を使って、何度でも問題演習を繰り返しましょう。・スマホアプリで学習がさらに便利に
amazon商品ページより
いつでもどこでも学習できるスマホアプリを用意しました。
本書に連動した無料の数字暗記対策用アプリのほか、さまざまなコンテンツを用意しています(アプリ内課金あり)。
TACが出版する「みんなが欲しかった!」シリーズのテキストです。著者の「滝澤ななみ」さんは、日商簿記テキストを出版されるなど、資格試験に精通しておられる方です。
本テキストは、フルカラーテキストの利点を活かし、図表・イラストが多く挿入されています。文章よりも図やイラストを用いた説明が多いので、文章を読むのに抵抗のある方でも、難なく読み進めることができます。
また、電子書籍も出版されており、分冊も可能なので、携帯性も抜群です。
なお、「板書」内の文字が手書きフォントになっていますが、個人的には手書きフォントが読みづらく感じたので、Bランク扱いとしました。もっとも、手書きフォントは好みによる部分が大きく、人によっては手書きフォントを読みやすく感じるのではないでしょうか。その他は特に大きなデメリットはないので、事前にレイアウトを確認した上で購入を検討しましょう。
この基本テキストを選んだ場合、必要に応じて、同シリーズの「問題集」、「一問一答集」、「過去問題集(年度別)」と「予想問題集(2024年度版は未刊行)」を購入しましょう。
2024年版 出る順宅建士 合格テキスト(LEC)
=本書の特長=
amazon商品ページより
宅建士受験者から支持され続けるロングセラー『出る順シリーズ』!
本書は、難易度の高い問題にも揺るがぬ力がつくよう、随一の知識量で、宅建士試験で問われる学習範囲を解説したテキストです。
試験挑戦がはじめての方から、リベンジ受験に挑む方にまで使いやすいよう、随所に工夫をこらしています。
○2023年の法改正フォロー!
2023年試験に対応できるよう、改正部分の知識もしっかり解説。
試験に向け、安心してお使いいただける内容に更新されています。
○学習の進め方がわかるポイント解説!
何を学ぶのか?が一目瞭然。冒頭部分の「学習内容のポイント」で、出題傾向に合わせた勉強方法のアドバイスをまとめています。
○試験頻出箇所がわかる、重要度ランク表記!
試験で問われやすい箇所がわかる、重要度ランク(A・B・C)を表示。
各単元の、過去10年間の出題データ(頻度)もあわせて掲載しています。
○その場で本試験に挑戦!理解定着を確認できる、関連過去問を収録!
より理解を深め、知識を定着させられるよう、説明内容に関連ある、過去に出題のあった本試験問題を掲載しています。
○より深い知識・法令知識をプラスアルファ!重要条文を記載。
本文に関係する、法律の重要条文を要所に掲載。
法律における記載と、本文の知識を照らし合わせることで、より深い理解に役立ちます。
○さらなる問題演習に使いやすい!同シリーズ問題集と提携しています。
宅建士学習のカナメとなる過去問演習がすぐできるよう、同シリーズの『ウォーク問過去問題集』の該当ページを本書に記載。
『ウォーク問過去問題集』と併用することで、すぐに復習・演習がしやすくなり、より効率的に学習出来ます。
LECが出版する「出る順」シリーズのテキストです。
各項目の冒頭に「重要度ランク」「学習内容のポイント」が掲載されており、頻出箇所や抑えるべきポイントをあらかじめ把握できます。具体的事例を用いたケーススタディ形式で学習できます。図解やイラストよりも文章での説明がメインなので、何度も読み返すことで確実な知識を獲得できます。
本記事で紹介するテキストの中で、唯一「3分冊構成」になっています。3冊合計で1200p程あり、情報量が多いです。より多くの知識をインプットして、確実に試験に合格したい方には特におススメです。
3分冊構成のテキストなので、全て揃えると費用がかかる点がデメリットです。1冊ずつなら持ち運びはしやすいですが、3冊全てを一度に持ち運ぶ場合、かなりの荷物になります。試験会場に持参し、試験前に総復習をする、といった使い方をするのは難しいです。1冊にまとまっているテキストが多い中で、あえて本テキストを購入する必要性は少ないとも思われますので、Bランク扱いとしました。
もっとも、情報の多さはメリットですので、必要事項を漏れなく学習して、試験に確実に合格したい方は本テキストを選ぶ意味はあります。
この基本テキストを選んだ場合、必要に応じて、同シリーズの「一問一答集」、「要点整理本(2024年度版は未刊行)」、「過去問題集(分野別・3冊分)」、「過去問題集(年度別)」と「予想問題集(2024年度版は未刊行)」を購入しましょう。
2024年版 合格しようぜ!宅建士 基本テキスト(インプレス)
宅建業法、法令制限、権利関係ほか全分野の知識が、1冊で効率的に身に付く2024年版テキストの決定版!
amazon商品ページより
楽しいテキストと重要ポイントの音声&動画講義で、挫折なく効率的に学びきれます。
本書は、対話形式のわかりやすい解説と豊富な例えで、楽しくスムーズに合格力が身に付く、宅建試験対策の基本テキストです。
加えて合格直結のポイントに絞った「音声講義6時間」と「動画講義4時間」で、独学であっても必要な知識を効率的に定着させることができます。
アウトプット学習については、同シリーズの『合格しようぜ!宅建士 攻略問題集 精選333問』をぜひご活用ください。
また、基礎知識が身に付いたあとの仕上げ学習には『合格しようぜ!宅建士 過去15年問題集』をお薦めします。
購入者限定無料特典に、上述の「音声&動画講義」のほか、通勤通学など出先での学習に便利な「本書全文の電子版」、すき間時間の手軽に試験に出る用語を暗記できる「Web単語帳」も用意。
いろいろな角度から学習をサポートしています。
(特典の利用には、インプレスの無料読者会員システム「CLUB Impress」への登録が必要になります。
提供予定期間は、発売から1年間となります。全文PDFは印刷できません)
インプレスが出版する基本テキストです。
本テキストは、解説が「対話形式」なのが特徴です。キャラクター同士がお互いに会話を交わしながら、学習事項を説明する構成となっています。活字を読みのが苦手な方には、特にオススメです。
また、読者特典が充実しており、①「音声&動画講義」・②「本書全文の電子版」・③「Web単語帳」が付属しています。移動中などのスキマ時間を有効活用したい方にもオススメです。
伝統的なテキストとは異なり、試験前などの直前まとめに使用するのが難しい点や、フルカラーテキストではない点を考慮して、Bランク扱いとしました。ただ、対話形式のテキストが欲しい方は迷わず本テキストを選びましょう。
この基本テキストを選んだ場合、必要に応じて、同シリーズの「問題集」、「過去問題集(年度別)」を購入しましょう。
まとめ:結局は自分にあったテキストを選ぶのが一番大事。
はい、いかがでしたでしょうか。
私のおすすめテキストを10冊紹介しましたが、結局は自分が良いと思ったテキストを使うのがベストです。書店などに行ってみて実際に中身を確認した上で購入することをお勧めします。
その中で、本記事がが少しでも参考になりますと幸いです。
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