午後試験はどの科目を選択すれば良い?おすすめを解説【応用情報技術者試験】

はい、どうもみなさんこんにちは、Flybirdです。

応用情報技術者試験は午前試験と午後試験に分かれています。午前は選択式の試験で、午後は記述式の試験となります。

午前試験は全問必須回答となっていますが、午後試験は科目選択式になっているので、解く科目を選択する必要があります。

難易度が低く、勉強しやすい科目を選択するべきですが、これから勉強を始める方は、どの科目を選択すれば良いか分からないですよね?

私は、2023年4月に応用情報技術者試験を受験しました。選択科目を受験するにあたり、一度全ての選択科目を解きました。

そんな私が、本記事で午後試験の選択科目のおすすめを解説します。どの選択科目を選べば良いか悩んでいる人の幸いになりますと幸いです。

目次

おすすめは「経営戦略」「プロジェクトマネジメント」「サービスマネジメント」「システム監査」の4科目

午後試験の科目は計11科目ありますが、試験本番では5科目を解きます。

  1. 情報セキュリティ ※ 必須科目
  2. 経営戦略/戦略立案・コンサルティング技法/情報戦略
  3. プログラミング
  4. システムアーキテクチャ
  5. ネットワーク
  6. データベース
  7. 組込みシステム開発
  8. 情報システム開発
  9. プロジェクトマネジメント
  10. サービスマネジメント
  11. システム監査

このうち、「情報セキュリティ」は必須受講になっていますので、実質、残りの10科目のうちから4科目を選択することとなります。(1科目各20点の100点満点で、60点以上で合格となります。)

4科目のおすすめは、経営戦略/戦略立案・コンサルティング技法/情報戦略」「プロジェクトマネジメント」「サービスマネジメント」「システム監査です。

なぜなら、この4科目では、細かい知識が必要とされず、問題の難易度が比較的低めに設定されています。問題によっては、事前の知識がなくても、問題文を読み込むことが出来れば解ける問題も存在します。

特にこだわりがなければ、上記の4科目を選択しましょう。

なお、私が感じた各科目を難易度は、以下の通りです。

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各科目オススメ度コメント
1 情報セキュリティ(必須選択必須。
難易度は普通。
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2 経営戦略/戦略立案・
コンサルティング技法/情報戦略
専門知識が少ない。
問題文の読み込みが
重要。
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3 プログラミングプログラミングの知識が
ない限り、選択は無謀。
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4 システムアーキテクチャ専門知識多い。詳細を見る
5 ネットワーク専門知識多い。詳細を見る
6データベースデータベース言語
(SQL)問題が難しい。
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7 組込みシステム開発身近なシステムに関して
出題された場合、
解きやすいこともある。
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情報システム開発暗記で対応可能。詳細を見る
9 プロジェクトマネジメント専門知識が不要。
計算問題も解きやすい。
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10 サービスマネジメント専門知識が不要。詳細を見る
11 システム監査専門知識が不要詳細を見る
各選択科目の比較

各科目の特徴

11科目の問題の特徴・問題の難易度について解説します。

情報セキュリティ

主な試験範囲は以下の通りです。

情報セキュリティに関すること

情報セキュリティポリシー,情報セキュリティマネジメント,リスク分析,データベースセ キュリティ,ネットワークセキュリティ,アプリケーションセキュリティ,物理的セキュリティ,アクセス管理,暗号・認証,PKI,ファイアウォール,マルウェア対策(コンピュー タウイルス,ボット,スパイウェアほか),不正アクセス対策,個人情報保護 など

選択必須となっております。ただ、問題の難易度自体は高くなく、難問が出題されることは少ないです。

午前試験と試験範囲が被っている部分も多いので、午前試験用に学んだ知識を活かすことができます。

経営戦略/戦略立案・コンサルティング技法/情報戦略

主な試験範囲は以下の通りです。

1 経営戦略に関すること

マーケティング,経営分析,事業戦略・企業戦略,コーポレートファイナンス・事業価値評 価,事業継続計画(BCP),会計・財務,リーダーシップ論 など

2 情報戦略に関すること

ビジネスモデル,製品戦略,組織運営,アウトソーシング戦略,情報業界の動向,情報技術 の動向,国際標準化の動向 など

3 戦略立案・コンサルティングの技法に関すること

ロジカルシンキング,プレゼンテーション技法,バランススコアカード・SWOT分析 など

比較的簡単です。

専門知識が問われることが少ないので、誰にでもお勧めできる科目です。簿記の資格をお持ちの方は、損益分岐点の計算の問題が楽に解けます。

プログラミング

主な試験範囲は以下の通りです。

プログラミングに関すること

アルゴリズム,データ構造,プログラム作成技術(プログラム言語,マークアップ言語), Webプログラミング など

午前試験の試験範囲となっていない、Webプログラミング等の知識が問われるため、プログラマー以外は選択しないのが賢明です。

システムアーキテクチャ

主な試験範囲は以下の通りです。

システムアーキテクチャに関すること

方式設計・機能分割,提案依頼書(RFP),要求分析,信頼性・性能,Web 技術(Web サー ビス・SOA を含む),仮想化技術,主要業種における業務知識,ソフトウェアパッケージ・ オープンソースソフトウェアの適用,その他の新技術動向 など

システム構築に関する知識が問われます。午前試験の試験範囲には含まれていない問題も出題されるため、実務で携わったことがある人以外は選択しないのが賢明です。

ネットワーク

主な試験範囲は以下の通りです。

ネットワークに関すること

ネットワークアーキテクチャ,プロトコル,インターネット,イントラネット,VPN,通信 トラフィック,有線・無線通信 など

難易度は高めです。

社内の一連のシステムの構築体制などが問われます。午前試験以上のレベルの知識が求められます。実務で携わっていない方以外は、選択しないのが賢明でしょう。

データベース

データベースに関すること

データモデル,正規化,DBMS,データベース言語(SQL),データベースシステムの運 用・保守 など

難易度は高めです。

データベース言語の問題の難易度が高く、午前試験の知識以上のレベルが問われます。午後試験用に選択するのはコスパが悪いので、データベース言語について詳細な知識がある場合を除いては、選択しないのが賢明です。

組込みシステム開発

主な試験範囲は以下の通りです。

組込みシステム開発に関すること
リアルタイム OS・MPU アーキテクチャ,省電力・高信頼設計・メモリ管理,センサー・ア クチュエーター,組込みシステムの設計,個別アプリケーション(携帯電話,自動車,家電 ほか) など

自動販売機など、比較的身近な機器が出題されることもあり、イメージがしやすいため、難易度はそこまで高くありません。文系の方でも、選択肢の候補に入ってきます。

情報システム開発

主な試験範囲は以下の通りです。

情報システム開発に関すること
外部設計,内部設計,テスト計画・テスト,標準化・部品化,開発環境,オブジェクト指向 分析(UML),ソフトウェアライフサイクルプロセス(SLCP),個別アプリケーションシス テム(ERP,SCM,CRMほか) など

基本的に問題ないです。

プロジェクトマネジメント

主な試験範囲は以下の通りです。

プロジェクトマネジメントに関すること

プロジェクト全体計画(プロジェクト計画及びプロジェクトマネジメント計画),スコープの 管理,資源の管理,プロジェクトチームのマネジメント,スケジュールの管理,コストの管 理,リスクへの対応,リスクの管理,品質管理の遂行,調達の運営管理,コミュニケーションのマネジメント,見積手法 など

比較的簡単です。

計算問題が出題される回もありますが、難易度は低めで、サービス問題とも言えます。PV、EV、AC、CPI、SPI、BAC、EAC等の意味、各種計算方法を暗記しておきましょう。

サービスマネジメント

主な試験範囲は以下の通りです。

サービスマネジメントに関すること サービスマネジメントシステム(構成管理,事業関係管理,サービスレベル管理,供給者管 理,サービスの予算業務及び会計業務,容量・能力管理,変更管理,サービスの設計及び移 行,リリース及び展開管理,インシデント管理,サービス要求管理,問題管理,サービス可 用性管理,サービス継続管理,サービスの報告,継続的改善ほか),サービスの運用(システ ム運用管理,仮想環境の運用管理,運用オペレーション,サービスデスクほか) など

比較的簡単です。

サービスの運用に関する問題が多く出題されます。専門的な知識は必要とされず、問題文を読めば回答できる問題が多いです。

システム監査

主な試験範囲は以下の通りです。

システム監査に関すること
IT ガバナンス,IT 統制,情報システムや組込みシステムの企画・開発(アジャイル開発を 含む)・運用・利用・保守フェーズの監査,情報セキュリティ監査,個人情報保護監査,他の 監査(会計監査,業務監査ほか)との連携・調整,システム監査の計画・実施・報告・フォ ローアップ,システム監査関連法規,システム監査人の行為規範 など

比較的簡単です。

「監査の客観性」という本質を押さえておけば、細かい知識を覚えなくても解ける問題が多いです。計算問題が出題されることも少ないので、問題文を深く読み込むことが出来れば得点しやすいです。

まとめ:あらかじめ本番で解く科目を決めておきましょう。

はい、各選択科目の特徴とおすすめを紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

どの選択科目を選ぶにせよ、試験本番までには、解く科目を決めておくのが無難です。

事前に全科目に目を通して自分でも問題を確認するなどして、自分に合った科目を選ぶようにしましょう。

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