どうも皆さんこんにちは、Flybirdです。
建設業経理士2級に合格するために必要な勉強時間は、一般的に100時間と言われています。100時間であれば独学も可能ですが、学生以降に本格的な勉強をしていない方や、もともと勉強が得意でない方は、予備校を活用した方がコスパが良いです。
ただ、建設業経理士試験を取り扱う予備校自体が少なく、情報量も少ないため、どの予備校を選んだら良いか悩んでいませんか。
私は、建設業経理士2級の勉強後、2019年9月に建設業経理士1級に合格できました。
そんな私が、建設業経理士2級のおすすめの予備校を紹介します。予備校選びに悩む方のとって必見の内容となっておりますので、ぜひ最後までご覧ください。
予備校6社を比較
建設業経理士2級の講座を取り扱う予備校は、以下の6つです。
- Net-school
- 資格の大原
- 弥生カレッジCMC
- ユーキャン
- TAC
- 資格スクール大栄
以下、値段・実績・講義の充実度などの要素を総合的に考慮し、おすすめの予備校を5段階で評価してみました。
ランキング | ||||||
予備校名 | Net-school | 資格の大原 | 弥生カレッジCMC | ユーキャン | 資格の学校TAC | 資格スクール大栄 |
ロゴ | 弥生カレッジCMC | |||||
料金(税込) (※) | 〜34,300円 | 74,700円 〜80,200円 | 13,200円 | 43,000円 | 69,000円 〜115,000円 | ※非公開 |
一般教育訓練制度 | あり | なし | なし | あり | なし | ※非公開 |
通学コース | なし | あり | なし | なし | あり | ※非公開 |
テキスト | パタ解き | 独自テキスト | レジュメ&建設業会計概説 | 独自テキスト | よくわかる簿記シリーズ | 独自テキスト |
基礎講座 | 13回分 | 16回分 | 20回分+6回分 (約25時間) | テキスト3冊 | 12回分 | 17回分 |
過去問講座 | 3回分 | 1冊分 | 15回分〜 (約7時間) | なし | なし | なし |
模試 | 1回分 (とおる模試) | 2回分 | 解説動画 (約60分) | 1回 | 4回分 (答練) | 1回分 |
その他 | ホームルーム 予想・質問会 WEBチェックテスト | 問題集+回答解説集 (各々1冊) 直前対策講義 (1冊) | 入門講義(3時間) 理論問題対策講義(40分) スマホ学習ツール 直前スペシャル | 質問受付 (1日3回) 本試験対策 トレーニング | 問題集 改正・総まとめ講義 | 直前ゼミ など |
詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
結論:「Net-School」が1番おすすめ!
料金・テキスト・講義内容・受講生フォローなどを総合的に考慮したところ、1番のオススメは「Net-school」です!
次点の候補は「資格の大原」か「弥生カレッジCMC」になります。
- 特にこだわりがない ⇒ 『Net-school』(ランキング1位)
- 通学コースを選択したい ⇒ 『資格の大原』(ランキング2位)
- 料金を抑えたい ⇒ 『弥生カレッジCMC』(ランキング3位)
各校の講座の特徴を紹介
6校の予備校について、特徴やポイントを比較しつつ紹介します。
1位:Net-school
「Net-school」は、公認会計士、税理士、建設業経理士試験などの簿記系資格をメインに取り扱っている予備校です。
料金プラン
料金プランは4つ用意されており、各コースごとに料金は異なります。
講座コース/ 料金プラン(税込) | 標準コース 対象:簿記試験経験者 教材込:31,800円(30,300円) 教材抜:30,400円(28,800円) | ゼロ標準コース 対象:簿記試験未経験者 教材込:34,300円(32,600円) 教材抜:32,900円(31,200円) | 2級再受講 対象:再受験者 教材込:16,600円 教材抜:15,200円 | 直前対策コース 直前対策特化 教材込:9,800円 教材抜:8,400円 |
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3級書籍+解説講義 | ||||
基本講義:13回 (オンデマンド) | ||||
ホームルーム:1回 (ライブ+オンデマンド) | ||||
過去問ゼミ:3回 (オンデマンド) | ||||
とおる模試(理論添削):1回 (ライブ+オンデマンド) | ||||
予想・質問会:1回 (ライブ+オンデマンド) | ||||
一般教育訓練給付制度対応 | ||||
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全くの初学者か、簿記試験の受験経験はあるか、直前対策のみで十分かなど、ご自身の学習の進捗によって最適なコースを選びましょう。
- (ゼロ)標準コース:試験日の3〜6か月前に申し込むのがオススメ!
- 直前対策コース:試験日の1~2か月前に申し込みのがオススメ!
使用テキスト
テキストは、Net-schoolオリジナルの『出題パターンと解き方 過去問題集&テキスト』を使用します。
試験合格に必要な知識を身につけることができるほか、本試験での解法を丁寧に解説する点が特徴のテキストとして、評判が高いです。
本テキストをメインテキストとして使用したい方は、Net-schoolの講座を選ぶようにしましょう。
講座内容
基本講義は、Youtube上で無料で視聴できます。講師は桑原 知之先生です。ハキハキ喋られる方なので、音声が聞き取りやすいです。
カラフルなレジュメ風のスライド上に、適宜書き込みを行いながら内容を説明してくださいます。まるで授業を受けているような感覚です。図やイラストを多様に用いるなど、スライドの完成度も高く、飽きずに学習できます。
「過去問ゼミ」は、1科目ごとに3回分あります。試験の設問が1〜5問まであるのに併せて、1回分の講座で1設問の解法を習得できるように作成されています。1級は、設問毎に特徴がある程度決まっているので、設問毎の解法を学ぶことで得点UPにつながります。
「とおる模試」は、1回分用意されています。添削機能があるので、間違えた点を確認することができます。本番の予行演習はバッチリです。
その他、試験の約1ヶ月前に行われる「ホームルーム」や、試験直前に行われる「予想質問会・質問受付制度」など、本番に向けて不安な受験生をフォローする講座も充実しています。
サポート体制
受講生は、「学び舎(まなびや)」を使用できます。「学び舎」では受講生と講師、受講生同士が質問のやり取りができる「質問Q&A」や学習日記等を通じて、受講生同士のコミュニケーションをとることができます。
総評(欠点含む)
デメリットを挙げるとすれば、通信講座のため校舎を持たず、通学コースが選べない点です。もっとも、昨今の事情もあり通学にこだわる必要はないので、全く大きなデメリットではありません。
内容が1番充実しているので、特にこだわりのない方は、迷わず「Net-school」を選びましょう。
2位:資格の大原
各資格試験を取り扱う資格の大原も、建設業経理士講座を提供しています。
料金プラン
学習コースは3つあり、コース毎の受講スタイル(映像通学・Web通信・DVD通信・資料通信)を選択できます。
コース/料金(税込) | 映像通学 | Web通信 | DVD通信 | 資料通信 |
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3級から学ぶ2級合格コース | 74,700円 | 68,000円 | 86,200円 | 40,800円 |
2級合格コース | 52,900円 | 48,100円 | 59,000円 | 30,300円 |
日商簿記2級修了者のための 2級合格コース | 17,200円 | 15,600円 | – | – |
- 「3級から学ぶ2級合格コース」 → 簿記試験未経験者向け
- 「2級合格コース」 → 日商簿記3級または建設業経理事務士3級経験者向け
- 「日商2級修了者用2級セット」 → 日商簿記2級経験者向け
合格を目指すにあたり、事前に学習スケジュールを計画する必要がありますが、初学者の場合、科目の特徴や学習期間についてあまり知識がなく、今後の学習計画について悩むかと思います。この点、資格の大原では、経験豊かな講師が、受験生の合格目標や生活スタイルを踏まえた、最適な学習プランをご提案してくださいます。学習計画に悩んだら、まずは資格の大原に相談しましょう。
講座内容・使用テキスト
各コースの講義動画は、「基本講座(16回分)」と「直前対策講座(4回分)」の2つのカリキュラムで構成されています。
資格の大原の講義は、ホワイトボードに学習項目を投影した上で、解説していくスタイルです。簿記試験に精通している講師が丁寧に解説するので、非常に分かりやすいです。(なお、無料講義は視聴できませんでした。)なお、通学講座にはWeb講義が標準装備されているので、講義動画をご自宅や移動時間で視聴することも可能です。
各コースで使用する教材(・講座内容)は以下の通りです。
- テキスト(1冊):試験に必要な知識を習得(「基礎講義」で使用)
- 問題集(1冊):テキストで学んだことの理解度をチェックするための問題集
- 解答解説集(1冊):問題集の解答及び解答解説を掲載
- 直前対策講座(1冊):基本講義で学習した内容の復習と重要項目の確認(「直前対策」で使用)
- 過去試験問題集(1冊):過去の本試験問題を掲載
- 直前模擬試験(2回):大原の専任講師陣が出題傾向を徹底的に分析の上で作成した予想問題
テキストは、資格の大原のオリジナルテキストを使用します。最新の出題傾向、会計制度を徹底的に分析して作りあげたテキストは、重要な用語や項目を太字で表記されており、ポイントを確実に理解しながら学習を進めることができます。
また、資格の大原の講座の中でも、日商簿記の実績は申し分ないです。日商簿記と建設業経理士は簿記系の試験という点で共通しており、日商簿記試験の高い実績があることは安心の要素です。
サポート体制
その他、無料で受講校以外の校舎でも映像視聴が可能となる振替視聴制度・引っ越し等の急な転居の場合に対応可能な転校制度・職員室、または電話もしくはメールでの質問受付体制など、受講生サポートも充実しています。
総評(欠点含む)
講座料金が高い点はデメリットですが、教室を設けているので致し方ないとも言えます。各種簿記試験に精通する資格スクールなので、伝統のある大手予備校を利用したいと考える方は、資格の大原を検討しましょう。
3位:弥生カレッジCMC
日商簿記などの簿記系資格を扱っている予備校が、「弥生カレッジCMC」です。
料金プラン
プラン | 料金(税込) |
---|---|
建設業経理士2級 新パーフェクトセット | 13,200円 |
建設業経理士2級 過去問ゼミ | 3,300円 |
建設業経理士2級 理論対策 | 2,200円 |
建設業経理士2級 直前対策(過去問ゼミ+理論対策) | 4,400円 |
CMCの特徴は、とにかく講座料金が安いことです。HPにもある通り、常識をひっくり返すほどの安さで、受験生にとても良心的といえます。
CMCは簿記講座の適正価格に挑戦します
CMC 弥生カレッジさんHPより引用
日本の簿記講座は高すぎる そんな常識!ひっくり返す!
講座内容・使用テキスト
「建設業経理士2級・新パーフェクトセット」のカリキュラムは9つあります。
科目の特徴や学習ポイントを踏まえ、多様な講座が用意されており、合格までモチベーションを維持することができます。
スクリーンでレジュメを投影し、必要に応じてホワイトボードに図などを書きつつ、講師が説明するスタイルです。講義は少々自前感が強めです。投影するレジュメは、講義の内容を簡単にまとめたものなので、質が高いとは言えませんが、講師の説明は分かりやすいです。
講義では「建設業会計概説」というを使用します。公式テキストの扱いなので、試験範囲は網羅されているのですが、試験対策用に作成されたテキストではないため、分かりやすさには疑問が残ります。
サポート体制
基本講義や過去問ゼミの他、理論問題対策の「理論問題対策講義」・本番の予行演習ができる「模試(解説動画)」・毎週金曜日に開催される「インターネット質問会」・試験前日に実施される「直前スペシャル」など、受験生の理解を助けるユニークな講座が用意されています。
総評(欠点含む)
弥生カレッジCMCの最大のメリットは、講座料金の安さです。使用教材・講義の質は改善の余地がありますが、答練を受講・質問会に参加できるなど、合格に必要な要素は備わっているので、金銭的に余裕のない方は、本スクールを検討しましょう。
4位:ユーキャン
数多くの資格試験を扱うユーキャンも、建設業経理士講座を取り扱っています。
料金プラン
コース名 | 料金(税込) |
---|---|
2級建設業経理士講座 | 43,000円(※) |
講座内容・使用テキスト
主な教材は、6つです。
- メインテキスト(3冊)
- 過去問題集
- はじめての簿記
- 本試験対策トレーニング
- ガイドブック
- 添削課題集
ユーキャンの講座は、5ヵ月で建設業経理士2級合格が狙えるカリキュラムとなっており、試験突破の重要箇所を徹底分析したテキストで、効率よく学習できます。
テキストはユーキャンのオリジナルテキストを用います。分野別に3冊用意されています。すべてB5サイズで薄くて軽く、持ち運びしやすいです。赤白2色刷りで図やイラストが多く用いられ、「補足」ポイントが記載されるなど、分かりやすいレイアウトで構成されています。試験に頻出される内容に絞って記載されていることから、コンパクトにまとまっています。
過去問題集は、テキストの内容に連動しているユーキャン独自の過去問集です。過去2回分の試験問題が収録されており、解法のテクニックやヒントも掲載されています。テキストで学習した知識を、対応する分野の過去問ですぐに確認できるため、自然に本試験レベルの力が備えられます。
副教材の「本試験対策トレーニング」では、過去試験を徹底分析して作成されており、大問ごとに覚えておきたい出題パターンと、対策方法がまとめられています。学習方法や、解答のペース配分に対するアドバイスも掲載されており、何度も繰り返し解くことで、着実に合格力が身につきます。
添削課題は合計で5回分用意されています。
提出した課題について、結果と講評が返却されるので、自分の苦手部分を確認できます。
サポート体制
その他、以下2つのサポート機能も付属しています。
サポート名称 | サポート内容 |
---|---|
質問サービス | メールや郵便で学習上の疑問点を質問できる。(1日3回まで。) |
試験終了までの指導 | ・受講開始から管理業務主任者試験まで5ヵ月に満たない場合、 翌年の同試験が終わるまで全ての指導サービスが受けられる。 (添削指導・質問指導・情報提供など) |
ユーキャンには添削が計5回分あるため、添削を多く受けたい方には特にオススメです。講義自体が少なく、音声学習には向いていないですが、テキストを中心に学習したい方であれば、デメリットは少ないです。
5位:TAC
数多くの資格試験を取り扱うTACも、建設業経理士試験講座を取り扱っています。
料金プラン
TACでは、学習内容の理解度の違いに応じて、4つのコースを選択できます。
プラン | 対象者 | 通学講座 料金(税込) | Web 通信講座 料金(税込) | DVD通信講座 料金(税込) |
---|---|---|---|---|
2級本科生 日商3級講義付 | 簿記試験未経験者 | 73,500円 | 69,000円 | 115,000円 |
2級本科生 | 日商簿記3級経験者 | 47,000円 | 47,000円 | 80,000円 |
(2級講義) | 基本講義のみ受講したい方 | 39,000円 | 39,000円 | 72,000円 |
日商2級修了者用 2級セット | 日商簿記2級経験者向け | - | 15,400円 | 19,800円 |
講座内容・使用テキスト
講座内容は5つ用意されています。
- 基本講義:全12回(日商3級講義付)or 全2回(2級講座,日商2級修了者用2級セット)
- 補助問題集:4回
- 添削問題:4回
- 改正・総まとめ講座:1回
- 的中答練:4回
無料講義は、YouTube上で確認できます。
サンプル講義の講師は、「田中秀幸」先生です。
紙のテキストをもとに、講義を進めるという王道スタイルです。なお、テキストやレジュメ等を画面に投影するわけではない点には注意が必要です。
テキストは、『よくわかる簿記シリーズ合格テキスト』を用います。TAC独自のノウハウが詰め込まれたテキストで、内容の分かりやすさには定評があります。
サポート体制
「本科生」の場合ですと、質問カード・質問メール・質問電話制度など、受講生フォローの体制も整っております。
総評(欠点含む)
デメリットとしては、料金が高いことです。料金が気にならない方にはオススメできる予備校です。
6位:資格スクール大栄
こちら、公式サイトには料金や講座の詳細に関する記載がありませんので、本記事で紹介することができません。資料請求は2分で完了するので、気になる方は資料請求してみましょう。
内容・料金等を踏まえて、自分に合った予備校を選びましょう。
各予備校の特徴について詳細に解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
内容・料金を踏まえ、自分に合った予備校を見つけることが重要です。
日商簿記試験の受験経験があるかどうかも含めて、自分に合った予備校の講座を選んでみてください。
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